一泊二日名古屋の旅(5)帰路は鰻の街・関の「辻屋」へ

20161007名古屋
ある日ネットで色々検索していたら、岐阜県関市が僕みたいな鰻好きにとっては夢のような地だと知りました。人口約9万人の市内で鰻丼を食べられる店がなんと20軒以上!なんでこんなに多いのかと思ったら、鵜飼で有名な長良川のすぐ近くでもあるし、それに加えて「刃物の街」でもあるんですね。(このリンククリックで関うな丼マップがダウンロードできます)
いつか行ってみたいと思い続けていたらこの度の名古屋行きが決まり、それなら帰りに寄ってみようとなった次第。ところが当日は年に一度の刃物祭りの日に当たり、街に近づくにつれ道路混み混みで大混雑。なんとか駐車場所を確保できましたが、えて吉さんにはえらくしんどい思いをさせてしまいました。

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数あるうなぎ屋の中から数軒目星をつけておいたのですが、そのうちの本命である「辻屋」に行ってみると、祭りの影響もあってか待ち列ができていました。普段なら回避するところ、お祭りでよそも混んでいるし思ったより回転速そうだったのでおとなしく待っていたら、それ程時間がかからずすんなり入店できました。

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事前にあまり予備知識なく、タレが甘くなさそう・歴史がありそう程度でしたが、店に入ってみてびっくり。8人掛けのテーブルが奥までズズズィ〜っと連なっており、外観からある程度察していたものの、店内は年月を感じさせる味わい深い雰囲気。僕の席が入り口そばの端っこだったので全体を見渡せたのと、満員だったので余計にいい光景なんでしょうね。

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席のすぐ後ろ足元には、店内なのに池?があり、鯉や鰻が泳いでいたり、

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店の一番奥には個室用の裏口があり、あたりはちょっとした庭仕様。

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古いうなぎ屋さんは店内に水を流しているところをちょくちょく見かけます。ここにも苔むした水車がありました。このそばに階段があって、二階席もあることが判明。回転早いと思ったら相当キャパがあるお店でした。

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お店の場所と建物は1860年頃の創業時のまま。そしてこんなエピソードが。

第二次世界大戦中、空襲による火災の類焼防止のため、辻にある弊店は取り壊しされることになりました。取り壊しの当日が昭和二十年八月十五日(一九四五年)。作業を始めて約二時間過ぎた頃、折しも正午の玉音放送で終戦を知りまして、急遽取り壊しが中止となりました。(辻屋の店頭にあった栞から引用)

まさに間一髪。運命とは不思議なものですねえ。

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店の雰囲気を味わいながら、えて吉さんには申し訳ないと思いつつだいこんさんと僕はビール。お通しに出てきた肝煮はしっかり味付けされていて、本来なら辛目日本酒がいただきたいところ。

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続いて鯉の刺身(620円)なんぞも。鯉の刺身の臭みを消すため味噌ダレがついてくることはよくあれど、この手の赤味噌系のが出てきたのは記憶にないです。これはこれでうまし。(やっぱり日本酒欲しい…)

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そして待ちに待った鰻丼登場。小丼(三切れ入り2040円)/並丼(四切れ入り2610円)/上丼(四切れ入り3190円)・いずれも肝吸い漬物付きとあるなか、今回は並丼にしました。店名入りのいい丼鉢使ってはりますねえ、お隣のお客さんの上丼の丼鉢は金色が多用されており、見るからに豪華でした。

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鰻好きの僕にしても、この並丼で充分なボリュームでした。蒸しが入らず地焼きの鰻は余分な脂分がなく、表面ややカリッとクリスピーで、僕の好きなタイプ。タレも甘過ぎることなくごはんもおいしく、かなりな理想型。うなぎ高騰の折、肝吸い付きでこの価格と内容はとても満足度が高かったです。
鰻丼はもちろんお店そのものも魅力的で、数ある中からこちらを選んで良かったと思いました。いつの日か是非再訪したいと思いつつ、関にある他のお店はどうなんだろうと気になるし、こりゃなんとも困った街です。

今回で名古屋ネタは完結。いつも通り車を運転してくれたえて吉さん、そしてあちこち案内してくれただいこんさんに大感謝です。

{お店データ}
電話:0575-22-0220
住所:岐阜県関市本町5-14
営業時間:11時~14時半 17時~20時
定休日:月曜


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