「自宅の近所にいい店がない」と言ってたえて吉さんが、今年になってからだったでしょうか、いい居酒屋が見つかったと。家にお邪魔した時は宴会だったりえて吉さん作の料理をいただくことがほとんどなので、その店に興味はあれど行く機会がなかなかなかったんですが、先日の名古屋旅行の帰りに「どうせ今日は帰っても料理する気ないし」ってことだったので、ちょろっと寄ってみることにしました。
案内された「希翔」はJR東部市場前駅のすぐそばで、えて吉さんとこのめっちゃ近く。
ん？居酒屋って聞いてたんやけど、そんな雰囲気とちゃうやん？
店内はすきっときれいで、カウンター席と奥に小上がり。ご主人と奥さん2人でやっておられて、少なくとも開店してから3年は経っているようです。(←ナノニナンデコレマデキヅカナカッタノカ)
追記：えて吉さんから「少なくとも開店してから10年は経っている」との情報あり。
大阪の中心部から外れているので値段はこなれており、けっこう凝った料理もあるし、こんなに品数用意してて仕込みは大丈夫なんやろかと思えるほどメニュー豊富。
日本酒も色々あるし、アワビやズワイガニやなんと大間のまぐろまであるじゃないですか。どうやらえて吉さんが「居酒屋」って言ったのは独特の照れ隠し？みたいなもんで、どう見ても居酒屋じゃなくて僕的には充分「割烹」レベルです。(定義が何かは別にして)
最初に頼んだお造り盛り合わせの内容と盛り付けを見ただけでも、フツーじゃないです。しかもマグロは大間だし(・・;) すごいやん、ここ。
記憶あやふやなんですが、これは確か蓮根饅頭(600円)。手間がかかる料理なのに、この価格でめっちゃ頑張ってはります。
さわら西京焼(800円)はいい味噌味の塩梅。どの器もすごく個性豊かで凝っているのがこれまたすごい。
松茸土瓶蒸しを注文したら、こんなに立派なのが出てきました。これが1200円なんですからねえ～
こちらのお店で料理とお酒をいただいている間、頭の中でずっと「雛にも稀な」って言葉がぐるぐる回ってました。繁華街でもないのにこの店構えとこの内容、それがこの価格で。えて吉さんはどう思ってるか知らないけど、ここってめちゃくちゃ穴場じゃないですかぁ～
ここまで頑張ってて大丈夫なんかとちょっと心配になるほど、頑張ってはると思います。まあ開店して310年は経ってるんだから、それなりにおなじみさんもいらっしゃるんでしょうけどね。神戸からではなかなか行けないのが残念ですが、応援したいな、また来たいなと思わせるすごくいいお店でした。
{お店データ}
住所：大阪市東住吉区杭全1-16-12
電話：06-6714-6114
※営業時間等詳細不明。一応定休日は月曜ですが、営業している場合もあるようです。
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