3日めは世話になった松本の友人と別れ、長野まで電車で移動して憧れの長野県信濃美術館東山魁夷館へ。前回長野に来た時はリニューアル中だったので、やっとリベンジできました。
美術館でゆっくり鑑賞の後は、善光寺へ。同行の友人はこちらも初めてだったので、喜んでもらえて良かったです。
お昼時を少し過ぎていたので、どこかでそばを食べようということになりましたが、参道付近はパスしてとりあえず駅方向へどんどん歩いて行きました。すると途中で気になる案内表示が目に入り、ではこの蕎麦屋へ行ってみようと参道を折れて少し歩くと…
路地の奥の方に良さげな雰囲気の目指す蕎麦屋が見つかりました。
店名「かんだた」が芥川竜之介の「蜘蛛の糸」に出てくる登場人物の名前であることはすぐにわかりました。メニューも店の風情も良さげな雰囲気だったので、予備知識はなかったけどここで即決。
店内はちょっとした民芸風で、1階はカウンター席・2階には座敷があるそう。営業はお昼3時間のみなのに、ちゃんとこの手のアテがあるのが嬉しい。
僕の好きな滅多にお目にかからないアサヒのプレミアム熟撰(680円)があるじゃないですか。作家風のいいグラス使ってるし(このグラス欲しい)お通しに切り干し大根とくらかけ豆(という豆だそうです)が付いてくるし、こりゃあいい店に巡り会いました。
ということで友人と乾杯。殻ごとの茹で落花生(350円)は塩加減よく豆が甘い、せっかくなのできのこおろし(450円)も。今回の旅ではきのこをたくさんいただきました。
楽しく飲み食いしてそば登場、こちらは友人の「合い盛り」(950円)で、そば粉10つなぎ2の「外二」のそばとさらしなの二種。
僕は旅に出る前にどこかで見たような気がしていた初めての「釜ゆで」(800円)。一見かけそばに見えますが、張ってあるのはダシではなく醤油とみりんで味付けしたそば湯。通常ならそばを食べた後に飲むところ、そば本体と一緒に余すことなく味わってしまえるナイスな食べ方。シンプルな食べ方だけに一層そばのうまさが引き立って、冷たいのと迷ったんだけどこれで正解でした。
偶然にしても、我ながらいいい店を引き当てましたねえ。また長野に行くことがあったら、こちらのお店はぜひ再訪したいです。近所にあったらいいのになあ。
ってことで、今回の旅で食べたそばネタは以上3つ。そば好きなのでまだまだ食べたかったです。
[お店データ]
電話:026-232-3718
住所:長野市鶴賀権堂町2320
営業時間:11時半~14時半
定休日:水曜 第一・三火曜(祝日の場合は営業)
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