【旧】foodish:”雑”食記

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焼穴子の聖地へ

Posted ish / 2005.07.11 Monday / 13:12

子供の頃好き嫌いが多かった僕は、せっかくお寿司屋さんへ連れて行ってもらっても、ほとんど刺身やにぎり寿司を食べることができませんでした。そんな当時の僕にとっても別格のネタが穴子。希に蒸し穴子などもありますが、関西の場合は焼穴子が主流。焼きが入って香ばしく、旨味あふれる焼穴子と酢飯の組み合わせは、ほんっとに最高!!子供の頃は穴子と玉子と巻きずしばっかり食べてたもんです。
子供の頃の穴子好きは今も変わらず、甘いツメは塗らずそのままか、あるいはちょこっと醤油を付けて食べるのが好みです。もちろんお寿司屋さんだけでなく、家庭で焼穴子を食べる場合もあり、近くの魚屋さんやスーパーで買い求めて色んな食べ方をしています。家庭で食べる場合は、やっぱりシンプルに穴子丼が一番ですかねえ。(参考エントリー:「焼き穴子で丼」)

さて。特に播州地方から阪神地区にかけての人にとって、焼穴子に関する特別なブランドがあります。それは「下村」。ここのは気軽に日常使いするようなものではなく、どちらかといえば贈答品にされるような高級品。奮発して自腹で買うか、あるいは幸運にもどなたかからいただくか、どちらかのケースしか食べる機会がないなあというのが僕の認識です(^^)
この下村、調べてみたところでは大きく4つの流れがあるようで(以下、いずれも兵庫県)、そのうち最もメジャーというか多角的に営業されているのが、明石市相生町を本店とする「下村」(URLがさすがです)。こちらは本店以外にも大丸神戸店に支店があるほか、神戸の北野町に「下村あなご亭」という穴子料理専門店も展開されています。その他、明石市松江加古川市加古川町平野にもあるそうですが、この2つについては、僕はまだ未経験。

そしてオオトリに控えしが、高砂市の「下村商店」。明石下村のHPやその他サイトで調べたところでは、どうやら高砂が源流らしく、その息子さん方が明石や加古川に店を出したとか。その割には、明石は創業明治8年、高砂は明治43年とHPに書かれているので、真偽は定かではありません。(追記:現在高砂のHPには創業年記載なし。明治4年創業との情報あり)
まあそういう難しい話はおいといて、僕にとっては高砂下村の焼穴子は別格なんです。もちろん明石下村のもものすごくおいしいんですが、たまにいただく高砂のは、もうワンランク上のおいしさの様な気がするし、高砂本店と高砂駅前店でしか手に入らないというレアもの感もあるのだと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、先日やっとこの高砂・下村商店に行く機会がありました。
下村1.jpg
けっこう道幅が広い本町商店街に面しています。飲食スペースはなく、持ち帰りのみ。駐車場もありませんが、買って帰る間くらいならノープロブレムでしょう。

下村2.jpg
お店の向かって右側が調理場。焼穴子を作る仕事は朝が早いそうで、僕が行ったお昼過ぎにはもうすでになんの作業もされていませんでした。

下村3.JPG
向かって左側が売り場。ガラスのショーケースに、大きさごとにランク付けされた焼穴子が並べられています。ガラスが光って見にくいですが、左側が「とび」といわれる最高級クラス(2匹1串で2400円)。どうしてとびって言うんですかと聞いたら、どうやら「とびっきり(大きいor上等)」というところから来たようです(^^)
ちなみにこの日僕が買ったのが「大」という量り売りの。それ以外にも大きさによって様々な種類がありますので、HPをご参考下さい。

ショーケース横のガラガラ戸を開けると店内に。様々なサイズの焼穴子がカゴに入れられている他、贈答用と思われる綺麗に包装された品物が山積みで集荷を待っているのが印象的でした。

下村4.JPG
僕が買った「大」クラス。1串に2匹ささっていたのを2串買いました。レシートがどこかにいってしまったのですが、4000円弱でした。
写真がヘタなのでイマイチわかりにくいのですが、凄いテリと絶妙の焼き色!好きな人なら見ているだけでヨダレダラダラもの、おいしいぞ〜オーラが出まくっています♪


持ち帰った場合、できるだけ早く食べるに越したことはないのですが、賞味期限としては3日間以内。今回は超シンプルに、アルミホイルに包んでオーブントースターで温めたのを何も付けずにそのまま食べました。
う〜ん、やっぱり別次元のうまさ!味の濃密さ・穴子の風味が全然違います。「これが焼穴子なんや!」という旨味が、噛みしめるごとに口の中で溢れまくるというかなんというか。
あつあつご飯の上にあっためた焼穴子をのせ、ちょこっと醤油を落として熱いお茶をかける。しばらく蒸らしてから好みでわさびやのりをそえる「穴子茶漬け」。こういうのも買って帰った品物に添えられていた栞に紹介されていましたが、これも超うまそう。けど、なんかもったいない気もするなあ。

明石や姫路に行かれた際には、ちょこっと立ち寄られることを是非オススメします。

{お店データ}(本店)
住所:高砂市高砂町北本町1172 電話:0794-42-0124
(山電高砂駅前店)電話:0794-42-1113
※営業時間、定休日は直接お確かめ下さい。
 焼穴子は早朝から作られるそうなので、早めの時間帯のほうがいいかも。

Comments

teru2005/07/11 07:37 PM

関東だと煮アナゴばっかりなんですよ〜。焼きアナゴのほうが美味しいですよねぇ。関西の人がうらやましい・・・。

>明石市相生町を本店とする「下村」
の方は私のblogでも紹介しましたが(大丸店ですけど)、美味しかったですねぇ。関東にも店舗あるんですけど、ほとんど佃煮しか扱ってないみたいで・・・。

Wakky@神戸2005/07/11 09:55 PM

かなり前の話ですが、
私は以前、明石市松江の「下村焼あなご」さんとお取引をさせていただいた経験があります。
幸い商談がまとまって帰ろうとすると、
「ちょっと待って!」と、一番高いあなごを頂きました。
それも上司のと2人前も。
さっそく家で食べてみました。
あなごにはまったく関心がない私でしたが、
それでも「これ、美味いやんか!」と驚いた記憶があります。
それ以後、時々買っていたのですが、
最近あのあたりは行ってないので、ちょっとご無沙汰です。

やっさん@鳥頭2005/07/11 10:05 PM

よだれ、出ました、(●^o^●)

私は、どちらかとゆうと
鰻より穴子の方が好きです。
穴子も色々種類有りますよね。
地方によって千差万別ですね。

恥ずかしながら、下村って
知りませんませんでした。

昔、朝の5時くらいに加古川?の
国道2号沿いの店に神戸から穴子
を買出しに行って、1尾貰って
凄く美味しかった記憶が有りますが
何てゆう店だったのでしょう?

ish2005/07/12 11:54 AM

teruさん>
上記下村さんのうちのどこだったかが、かつて東京のデパートに出店してたそうです。あまり芳しくなかったようで、今はないそうですが、やっぱり関東では馴染みがないからですかね。

Wakkyさん>
松江の下村さんの前は何度か車で通ったことがあるんですが、今まで相生町の支店かと思ってました。
一番高いのもらったんですか。いいなあ。

やっさんさん>
色んなお店で焼穴子作ってるから、違いが楽しいですね。大丸店なら手軽なんで、機会があればお試し下さい。

ハーブの住人2006/11/05 01:18 AM

はじめまして
神戸(三宮)在住、高砂勤務のハーブの住人と申します。
下村のお店の記事を書く際に拝見させて頂きました。
小生も高砂下村の焼き穴子が大好きです。

以前(10年程前)、震災で三宮の自宅マンションが圧壊し、姫路で4年程、単身赴任生活をしている時、姫路駅前に、蒸し穴子寿司の極めみたいな美味しいお店があって、隔週に1度は食べていました。
先日、姫路に行った時には、もうお店がありませんでした。
残念です。

これからも拝見させて頂きます。

ish2006/11/05 12:06 PM

ハーブの住人さん>
ようこそお越しくださいました!
通勤のついでに下村商店に寄れるとはうらやましいですね。
そちらで拝見して知ったのですが、竹輪があるんですね。
それも食べてみたいなあ。

蒸し穴子寿司のお店、残念な事です。
時々姫路に行くので、今でもあれば行ったに違いないんですがねえ。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

中村2007/06/04 04:17 PM

こんにちわ。
5月30日にオープンしましたWebサイト『おとりよせーる』の中村です。
この度、ish様が掲載されているオリジナル画像が当サイトのイメージに
ぴったりなので、ぜひ使用させていただきたいと思いご連絡致しました。

『おとりよせーる』は地域ごとの贈り物ランキングサイトです。
その兵庫県Д薀鵐ングページにおいて、
下村様の焼あなごの画像をお貸しいただけないでしょうか。
掲載期間につきましては、今のところ未定となっておりますが、
許可いただいた場合、当サイトからリンクを貼らせていただきたいと思っております。
(”リンクについて”<”お世話になっている方々”のページに貼らせていただきます。)

ご連絡お待ちしておりますので宜しくお願い致します。

ish2007/06/04 06:38 PM

中村様>
このたびは連絡ありがとうございました。
別途メールにて連絡しますが、今回の件については辞退させていただきます。
どうぞよろしくお願いします。

いぬこ2007/06/06 11:08 AM

下村の穴子は、美味しいそうですね。もっぱら、主人が好んで食べています。ishさんと同じ、シンプルな食べ方ですが、紹介されていた穴子茶漬けもススメてみようかと思います。


私が穴子を初めて食べたのが、金沢の大手観光旅館内のおすし屋さん。
小骨が多く、感想は「二度と穴子は食べない」。

ところが、兵庫区の門口公園近くのおすし屋さんで食べた蒸し穴子は、もう絶品♪でした。
甘いタレと、穴子の身のフワッと口の中でとろけそうな、やわらかいよりもっとまろやか???な舌触り。
私が穴子を注文するのは、ここのすし屋だけです。
肴のアテとしても蒸し穴はいけるし、箱寿司にしても美味しいそう。(私は蒸穴しか食べません)

ただ、残念なことに、シャリがなくなると、8時でもお店を閉めるし(欲がないんです)、市場へ仕入れに行って、いい魚がないと大将は買ってきません。
また、病気?のためか、握る速度が異様に遅く、時間がかかるので、空腹時には待てません。

ish2007/06/06 09:47 PM

いぬこさん>
僕は蒸し穴子も好きだけど、やっぱり焼穴子のほうが好きなんですねえ。子供の頃からの好物なんで、こりゃあ死ぬまで変わらないと思います。
といいつつ、食の好みなんて年数経てばけっこう変わるので、その気になったら焼穴子もトライしてみてくださいね。

ゆきぽん2007/12/01 12:43 AM

はじめまして。時々覗かせて頂いています。

私は地元が高砂で、母の実家(阪神大石駅近く)に遊びに行くときは必ず、山陽高砂駅近くの下村の焼き穴子をお土産に買ってました。
今は東北に住んでいるのですが、あまりの懐かしさに突然書き込みさせて頂きました。
あぁ、美味しかったなぁ、焼き穴子。
香ばしくてかめばかむほど濃いーぃ旨みがにじみ出てきて・・・。

すいません、突然お邪魔しました。
これからもブログの更新を楽しみにしてます。

ish2007/12/01 09:24 AM

ゆきぼんさん>
ようこそお越し下さいました!
しばらく食べられていないようにお察ししますが、しっかりとあの味を記憶されていることでしょう。
高砂出身の方にとってここの焼穴子は、ふるさとの味であり、郷土が誇る名品なんでしょうね。(ちょっとクサい表現ですが)
お取り寄せで久しぶりに味わってみてください!
今後ともどうぞよろしくお願いします。

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王様は裸2005/07/12 01:00 PM

foodish さんの下村の焼き穴子の記事を読んでいたら穴子丼が食べたくなってき...

えて吉の飲み食い2005/12/20 11:01 PM

いつまでも嫁さんへのアピールネタをトップに置いとかれへんので小ネタを。 ホンマはもっと早くこの記事を上げる予定やったんですが、テレビを見とったもんで・・・。(^^; ふと新聞を見たら、ニュース以外で唯一自分から見る番組「なんでも鑑定団」の特番やないですか。 ..

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