以前神戸中央市場で台湾料理教室を受講した時の講師・林（リン）さんのお店「小宇宙食堂」に行ってきました。場所は須磨駅から国道を東へ、須磨海浜公園西側の跨線橋の少し手前にあります。
食事は1階で基本的には予約制。テイクアウトやオンラインストアのほか、2階で料理教室や講座もなさっています。むしろそっちのほうがメインかも。
林さんは南台湾生まれの北台湾育ち。ここで出される料理は、食養生の考えをもとに、自然に寄り添った素材のみを選んでつくる、台湾の家庭ごはんってことだそうで。営業時間は曜日によってばらつきがあり、この日は12時40分からのランチコース(＠2000円)で予約しました。
国立台湾芸術大学卒の水墨画家でもあるので、食器はすべて林さんの手書きによるオリジナルです。
全体的におっさん向けな雰囲気ではないので、妻と一緒に来て良かった〜
前菜は(左)薄揚げ・冬瓜・エリンギ・台湾の漬物の煮物（右）鶏肝と野菜
なお、アルコール類は扱っていません。台湾のお店でもそういう所が多いですもんね。
続いてドカッと登場。
鶏手羽元と鶏肝のスープ、肝がでかい。塩は使わず台湾の乾物を加えて煮込んであるそうで、すごく上品で繊細な味、量もたっぷりでこれだけでご飯がなくなってしまいそうです。
左は牛バラスパイス煮。右の煮野菜のうち印象的だったのは茄子で、塩・醤油・ごま油・クミン使用とのこと。全体的に脂っ気をあまり感じず、使ってる野菜の種類が多いです。
続いてデザートの時間。しかしいちいち食器が可愛らしい。台湾で絵付けして焼いてるそうですが、売り物になるんじゃないですかね。
左・豆花（トウファ）緑豆煮かけ、この豆花、今まで食べた中でも一番柔らかかったです。右・蓮根砂糖煮、饅頭は僕のがカスタード饅・妻のが黒ゴマ饅でした。
この手の台湾風家庭料理は何度か経験があるので、基本的に薄味・ご飯と共に・アルコールなしというのは知っていたいたつもりでしたが、ここのはそれをさらに健康志向にした感じ。日頃好き勝手に飲んだり食べたりしてる身としては、「ちょっとは体のことも考えなさいよ〜」とお説教アドバイスされているような気がしましたです、はい。
ランチとは別に、持ち帰り用として好物のちまき（粽）をお願いしておきました。台湾では日本と同じく端午の節句にちまきを食べるそうですが、旧暦の5月5日なので今年なら6月25日。よって、これを食べる旬は初夏ということになります。豚角煮・たけのこ・ピーナッツ・うずら卵・椎茸・干し海老など具だくさんで、デカい。いくつかは冷凍庫に入れてあるので、食べたくなったらまたチンするだけ、しばらくこれで安心です。
{お店データ}
住所：神戸市須磨区須磨本町1-1-3
電話：080-5781-8805
イートイン営業時間（基本的に予約制）
月 予約のみ
火・木 11時〜14時
水 11時〜14時 17時〜20時
金・土・日 11時〜16時
＊ディナータイムは予約のみ
不定休あり
※テイクアウトも電話などで予約しておいたほうが確実です。
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