【旧】foodish：”雑”食記

神戸の老舗洋食屋さんとして超有名な「グリル一平」が大阪の道頓堀極楽商店街に店を出したと聞いた時は、ちょっと驚きました。新開地という庶民的な街で約50年、支店を出すこともなくストイックにオーソドックスな洋食を作り続けてきたが故、恐らくは三顧の礼を持って迎えられたのだろう(カタイ表現やなあ)と想像します。そういや南京町の「民生」もヒルトンプラザに出店したしなあ。

実は、僕はグリル一平には数えるほどしか行ったことがありません。気にいってないからとかでは全然無くて、新開地で洋食となれば、ガキの頃から行き慣れている「グリル金プラ」のほうに足が向いてしまうからなんです。今回、本当に久しぶりに行ってみることにしました。

中学生の頃、どういう理由だったか、当時の音楽の先生にポークカツをごちそうになった昔のお店は震災で被災してしまったため、今はビルの2階に入っています。
タヌキの置物が気さくさを感じさせますね(^^)

注文したのは、またもやビフカツ(1250円)。おいしそうな焦げ茶色のドミグラスソースがたっぷりかかっています。(涎)
こちらのドミグラスソースは僕の理想にほぼ近く、後もう少し甘みが抑えられていて苦みがあればほぼ完璧。近ごろの軽いソースとは違い、どっしりした重量感が歴史を感じさせるうまさです。

平日の12時前に入店したのですが、しばらくするとお客さんが次から次へとやってきて、すぐに満員になりました。カウンター席もある(ただし、残念ながら調理場は見えません)ので、一人客でも気遣いの必要なし。
隣の人が食べていたオムライス、おいしそうだったなあ。ハイシライス、でっかい海老フライもおすすめ。ま、何食べてもハズレはないと思いますよ♪

{お店データ}
住所：神戸市兵庫区新開地2-5-5リオ神戸2Ｆ
電話：078-575-2073　営業時間：11時半〜20時半　定休日：水曜