千倉の想い出(千葉県)
Posted ish / 2005.02.24 Thursday / 14:20
かつて少しだけ東京都民だった頃の話です。
有る友人と話していたら(以下、D)、彼の実家が房総半島の先っちょのほうにある千倉というとても海の幸に恵まれたところだということがわかりました。その話を聞いてとても羨ましがっていたら、近々用事があって帰省するので、その時に泊まりがてら遊びにおいで、とのお誘いを受けたのです。
東京都のお隣の千葉県とはいえ、房総半島の先の方ともなればけっこうな距離。内房線に乗ってのんびり旅する機会など、めったにないかもしれません。その上、ご招待なので宿泊費もかからないというありがたいお話。
数週間後、もう一人の友人Aとともに、先発したDを追いかけて千倉の実家へおじゃましたのでした。
夕刻、千倉駅に着いた僕達を迎えに来てくれたDの車で実家へ行き、まずはご両親にご挨拶。想像通りとても素朴でいい方々でした。電車に揺られて疲れたでしょうとまずはお風呂に案内された後、いよいよお待ちかねの食事の時間がやってきました。案内していただいた部屋に入ってみると…
食卓一面に各種刺身がてんこ盛り!!しかもですよ、その半分くらいがアワビだったんです!その部屋で食事をするのは、Dと僕とAの3人のみ。これだけのお刺身、食べきれるかなあと思うくらいの豪勢さです。
すぐにお父さんが部屋に来られて「今日はわざわざ遠いところまで来ていただいてありがとう。ここらへんは何もないところですが、今のシーズン、アワビだけはたっぷりありますから、思う存分食べて下さい」と挨拶され、嬉しいやら恐縮するやら(^^;)
高価なアワビを好きなだけ食べられる機会なんてめったにない。Dはそういう機会に恵まれてきたのかもしれないけど、残り二人にとってはこんなの有り得ない。喜々としてアワビをお箸で取り、ワサビ醤油をちょこっとつけて口に含むと、コリコリクチュクチュでうま〜い!他のは置いといて、とにかく夢中でアワビを食いまくったのでした。
しかしながらですね…
有る友人と話していたら(以下、D)、彼の実家が房総半島の先っちょのほうにある千倉というとても海の幸に恵まれたところだということがわかりました。その話を聞いてとても羨ましがっていたら、近々用事があって帰省するので、その時に泊まりがてら遊びにおいで、とのお誘いを受けたのです。
東京都のお隣の千葉県とはいえ、房総半島の先の方ともなればけっこうな距離。内房線に乗ってのんびり旅する機会など、めったにないかもしれません。その上、ご招待なので宿泊費もかからないというありがたいお話。
数週間後、もう一人の友人Aとともに、先発したDを追いかけて千倉の実家へおじゃましたのでした。
夕刻、千倉駅に着いた僕達を迎えに来てくれたDの車で実家へ行き、まずはご両親にご挨拶。想像通りとても素朴でいい方々でした。電車に揺られて疲れたでしょうとまずはお風呂に案内された後、いよいよお待ちかねの食事の時間がやってきました。案内していただいた部屋に入ってみると…
食卓一面に各種刺身がてんこ盛り!!しかもですよ、その半分くらいがアワビだったんです!その部屋で食事をするのは、Dと僕とAの3人のみ。これだけのお刺身、食べきれるかなあと思うくらいの豪勢さです。
すぐにお父さんが部屋に来られて「今日はわざわざ遠いところまで来ていただいてありがとう。ここらへんは何もないところですが、今のシーズン、アワビだけはたっぷりありますから、思う存分食べて下さい」と挨拶され、嬉しいやら恐縮するやら(^^;)
高価なアワビを好きなだけ食べられる機会なんてめったにない。Dはそういう機会に恵まれてきたのかもしれないけど、残り二人にとってはこんなの有り得ない。喜々としてアワビをお箸で取り、ワサビ醤油をちょこっとつけて口に含むと、コリコリクチュクチュでうま〜い!他のは置いといて、とにかく夢中でアワビを食いまくったのでした。
しかしながらですね…
ご存じの通り、アワビのお刺身のおいしさのひとつはその歯ごたえにある訳です。が、それが故、食べ進むうちにだんだんとアゴがだるくなってきたんです。ありゃ、こりゃあちょっとヤバイかもということで、他のを食べてみる。で、またアワビに戻ると、しばらくしたらまただるくなってくる。その件に関して一言も喋らないけれど、僕だけではなくAも同じ状況のようです。
さらに難点がもう一つ生じてきました。いくらおいしくてめったに食べられないものであっても、同じものってそんなにたくさんの量は食べられないもんなんですよね。誠に申し訳ないんだけど、正直言って徐々に飽きてくるんです。素材が同じであっても、料理法が違うのが色々並んでいるのなら全然問題ないんですけどね。
でもなあ、手みやげこそ持ってきたものの、泊まらせてもらった上にこんなに歓待してもらってるんだし、残したら失礼にあたるしなあ。塩蒸しにして下さいとか、そんな贅沢言える訳ないし。
友人Aとは付き合いが長いので、お互い同じ思いであることは察知。あうんの呼吸で、ともかくアワビを一杯食べることに専念したのでした。
食べ進むほどにアゴのだるさはどんどん増してくるし、お腹は一杯になってくるし、終盤は半ば拷問状態。結局、アワビはほぼ食べ尽くしたものの、他のものまで手が(口が)回りませんでした(××;)
あの日、千倉で、一生分のアワビの刺身を食べ尽くしたので、いまだに食べたいとは思いません。他の料理法なら、まだまだ食べたいですけど(笑)
{教訓}
いくらおいしいものでも、同じものはそんなにたくさん食べられるものではない。 一宿一飯の恩義を受けるなら、それなりの覚悟をする必要あり。タダほど怖いものはないと言うではないか。(爆)
さらに難点がもう一つ生じてきました。いくらおいしくてめったに食べられないものであっても、同じものってそんなにたくさんの量は食べられないもんなんですよね。誠に申し訳ないんだけど、正直言って徐々に飽きてくるんです。素材が同じであっても、料理法が違うのが色々並んでいるのなら全然問題ないんですけどね。
でもなあ、手みやげこそ持ってきたものの、泊まらせてもらった上にこんなに歓待してもらってるんだし、残したら失礼にあたるしなあ。塩蒸しにして下さいとか、そんな贅沢言える訳ないし。
友人Aとは付き合いが長いので、お互い同じ思いであることは察知。あうんの呼吸で、ともかくアワビを一杯食べることに専念したのでした。
食べ進むほどにアゴのだるさはどんどん増してくるし、お腹は一杯になってくるし、終盤は半ば拷問状態。結局、アワビはほぼ食べ尽くしたものの、他のものまで手が(口が)回りませんでした(××;)
あの日、千倉で、一生分のアワビの刺身を食べ尽くしたので、いまだに食べたいとは思いません。他の料理法なら、まだまだ食べたいですけど(笑)
{教訓}
Comments
けいこ2005/02/24 03:36 PM
まあ、なんて贅沢な体験を!
確かにあわびのお刺身は顎が疲れますね。
ちょっと違うんですが
子供の頃ラムネ瓶の形の容器に入ったラムネが
好きでした。
ある日生意気にもお年玉で大人買いをしていっぺん
に食べて気持ちが悪くなってしまって。
あげくに熱までだしてしまいました。
以来固いラムネは食べられません(涙)
nancix2005/02/24 05:41 PM
けいこさんにちょっと似た体験があります。
小学生の頃、いただきものの皿いっぱいのマグロの「づけ」を、調子にのってもりもり食べて、見事おなかを壊し、夜中に吐くやら高熱を出すやらで大騒ぎしてしまいました…。
マグロが傷んでいたわけではなく、子どもの胃腸が受けつけなかったのかノロウイルスの仕業だったんでしょうが、何年も「づけ」を食べられなかったものです。あの気持ち悪さを連想してしまってたんでしょうね。
アワビも、ちょっとだけ氷の上に載ってると(ああ、もっとたっぷり食べたいのにこの値段かよ!)と切ないですが、ありすぎるのも…。
もう少し図々しくなって「僕に塩蒸しさせてくださいよ、ちょっとお勝手を拝借」なんて言えたらよかったですね。大阪のオバちゃんなら「うちの家族にも食べさせたいから、持ち帰り用に火を通したいわぁ」と堂々とお勝手を使わせてもらいますねえ、きっと。ishさん、遠慮がちで可愛い。
ish2005/02/24 07:08 PM
けいこさん>
お年玉でラムネを大人買いするとはね…
さすがけいこさん、子どもの頃からタダモノではないですねえ。
といいつつ、僕も子どもの頃、駄菓子屋のくじ引きでもらえるお菓子(ランクによって大きさが違う)を買い占めたいと何度も思ったもんですw
nancixさん>
ここにもタダモノではない方が。
小学生がヅケをおなか壊すまで食べるか?、ふつー。
>ishさん、遠慮がちで可愛い。
はい、気が弱い小市民なもんで(爆)
Dのご両親が純朴でいい人だったので、こっちが料理するなんてことは言えませんでした。傷つけてしまいそうだったんだもん。
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