まずそうに食べる奴、うまそうに食べる奴
Posted ish / 2005.02.19 Saturday / 00:08
ぷるみえさんの「素食賛歌」のエントリ「味覚と味覚障害」を読んでいて、思い出したことをつらつら書いてみます。
高校時代からの友人に、二人ほど超・まずそうに食事をする奴がいます。特にそのうちの一人(以下、Aと呼びます)の表情は絶品。昔から、食べている時の表情がほとんど変わりません。
ある時、別の友人宅(以下B)で食事をごちそうになる機会があり、僕としてはけっこうおいしくいただいていました。ところが、Aがあまりにもまずそうに食べるのでBは気を使ってしまい、「おいAよ、ひょっとしておいしないんか?」と尋ねたところ、Aは相変わらず表情を変えることなく、「いや、おいしいで」と平然と答えたのです。
このA、味覚障害かと思えばそうではなく、後年彼に連れて行ってもらったお店はけっこうどこもおいしい。ということは、ただ単に表情に乏しいだけなんですね。
とはいえ、同席していて気になる人は気になる。僕らは昔から知っているので何とも思わないけれど、こんなんでこいつは結婚できるんやろか、結婚しても料理を作る奥さんが気を悪くせんやろか、と友人同士で心配?したものです。
幸いにもAは気のいい奥さんに恵まれ、いい家庭を築いていますが、Aの食事の時の表情をどう思っているのか、奥さんに聞いたことはいまだにありません(^^;)
その反対に、今の職場関連で、何を食べても超・うまそうに食べる奴(以下C)がいます。Cはほんとにおいしそうに食べる。表情だけでなく、「うまい!」とか「たまらんっす!」とかいいながら、ワシワシと食べる。
…ところが、Cの味覚はアテにならない。僕だけでなく周囲の何人もが、「え〜、そんなんおいしいかぁ?」と思うようなものまでも「そうっすか?うまいっすよ」とかいいながらモリモリ食べる。
時折、「ishさん、どっかオススメの店ないですか?」と尋ねてくる時があり、行った後の感想を訊いてみると「いやー、さすがですね、うまかったですよ!」との返事。逆に、Cオススメのお店はハズレが多いというのは職場では定説(爆)
なんかねえ、喜んでくれるのは嬉しいのだけれど、どうもやりがいがないというか、仮に料理作ってあげるとしても、「これだったら何作っても一緒なんとちゃうの」って思ってしまうかも。
でも、味覚というのはあくまで個人の感覚の問題。周りがどう思おうが本人がおいしけりゃあそれでいいわけで、そういう意味ではCは幸せな奴だと思います。
作る側からしても、Aみたいな奴より、多少信頼性に欠けるとしてもCみたいな奴の方が嬉しいでしょうね、やっぱり。
高校時代からの友人に、二人ほど超・まずそうに食事をする奴がいます。特にそのうちの一人(以下、Aと呼びます)の表情は絶品。昔から、食べている時の表情がほとんど変わりません。
ある時、別の友人宅(以下B)で食事をごちそうになる機会があり、僕としてはけっこうおいしくいただいていました。ところが、Aがあまりにもまずそうに食べるのでBは気を使ってしまい、「おいAよ、ひょっとしておいしないんか?」と尋ねたところ、Aは相変わらず表情を変えることなく、「いや、おいしいで」と平然と答えたのです。
このA、味覚障害かと思えばそうではなく、後年彼に連れて行ってもらったお店はけっこうどこもおいしい。ということは、ただ単に表情に乏しいだけなんですね。
とはいえ、同席していて気になる人は気になる。僕らは昔から知っているので何とも思わないけれど、こんなんでこいつは結婚できるんやろか、結婚しても料理を作る奥さんが気を悪くせんやろか、と友人同士で心配?したものです。
幸いにもAは気のいい奥さんに恵まれ、いい家庭を築いていますが、Aの食事の時の表情をどう思っているのか、奥さんに聞いたことはいまだにありません(^^;)
その反対に、今の職場関連で、何を食べても超・うまそうに食べる奴(以下C)がいます。Cはほんとにおいしそうに食べる。表情だけでなく、「うまい!」とか「たまらんっす!」とかいいながら、ワシワシと食べる。
…ところが、Cの味覚はアテにならない。僕だけでなく周囲の何人もが、「え〜、そんなんおいしいかぁ?」と思うようなものまでも「そうっすか?うまいっすよ」とかいいながらモリモリ食べる。
時折、「ishさん、どっかオススメの店ないですか?」と尋ねてくる時があり、行った後の感想を訊いてみると「いやー、さすがですね、うまかったですよ!」との返事。逆に、Cオススメのお店はハズレが多いというのは職場では定説(爆)
なんかねえ、喜んでくれるのは嬉しいのだけれど、どうもやりがいがないというか、仮に料理作ってあげるとしても、「これだったら何作っても一緒なんとちゃうの」って思ってしまうかも。
でも、味覚というのはあくまで個人の感覚の問題。周りがどう思おうが本人がおいしけりゃあそれでいいわけで、そういう意味ではCは幸せな奴だと思います。
作る側からしても、Aみたいな奴より、多少信頼性に欠けるとしてもCみたいな奴の方が嬉しいでしょうね、やっぱり。
Comments
けいこ2005/02/19 12:56 AM
こんばんは^^
うーーーーん
いくら美味しそうに食べてくれても味覚障害の
兆候がある人に褒められても嬉しくないかも。
夫婦の味覚が一致していることが夫婦円満の秘訣でしょうか?
友人宅は奥様キッチンが汚れるという理由で買った
お惣菜でほぼ済ませているようですが
「嫌いなものが食卓に並べないでくれるから彼女の料理?が一番だ!」と惚気ます。
で、別の時に聞いた話では買ったお惣菜しか並べない奥様に
「パパは味覚障害だから」って言われてるらしい。
彼が味覚障害だから作らなくなったのかしらん。
(ちなみに彼は量は食べるけど好き嫌いが多いみたいです)
naname2005/02/19 04:25 AM
先日、私のブログでおいしさと脳内物質(快楽ホルモン)について書いたのですが、
http://blog.livedoor.jp/naname/archives/13877852.html
Cさんは快楽ホルモンが出やすいタイプの方なのだと思いました。
食事以外でもうれしがり屋さんだったりしませんか?
Aさんの場合は、おいしさを感じていないわけではないので、
ishさんがお書きになっているように、表情や表現レベルのことかな、と。
ぷるみえ2005/02/19 10:37 AM
味覚障害ぎみの人だとしても、不味いと言われるよりは美味しいと嬉しそうに食べてくれるなら作ってても楽しいと思います。
不味そうに食べる人を美味しそうに食べるように諭すのは難しいけど、味覚障害だったら正しい食事をすれば治ると思うので、望みはあります。
人と一緒に食べるってことには、食べ物を摂取する以外にも意味があると思うんですよね。だから、一人よりも誰か(好きな人と)と食べた方が楽しい。
元同僚(男性)がものっすごく美味しそうに食べる人で、まずい社員食堂も彼と一緒だったおかげでかなり美味しく食べられました。
持ってきた不味いお菓子にもいちいちコメントするんだけど、全部食べてくれるから文句言われても嫌な気がしないんです。妻帯者じゃなかったらアタックしてました(笑)
ish2005/02/19 01:43 PM
けいこさん>
台所が汚れるから家では揚げ物しない、というのは時々聞くけど、キッチン汚れるから料理しないというのは凄いですね。
なら、キッチン必要ないやん。
>嫌いなものが食卓に並べないでくれるから彼女の料理?が一番だ!
…って、本人が良ければ別にいいんだけど、なんかさみしい言葉ですね。
nanameさん>
Cに関して「何を食べてもうまそう」というのは、ちょっと誇張が過ぎたかもしれません(^^;
彼の場合、確かに嬉しがりだし快楽ホルモン出やすいタイプなんでしょうが、単純に「ストライクゾーンが広い」んだと思うんですね。食事以外にもそういう傾向あるので。(ジャンルはあえて書きませんが、へへ)
しかし、nanameさんのエントリ読んで思ったのは、これ嫌いって食べ物は、どういう仕組みで形成されるんだろか、ということです。
ま、嫌いなのは嫌いでしょうがないんだけど。
ぷるみえさん>
美味しいと感じる要素は複雑ですよね。料理そのもの以外にも、環境やら体調やら好み、生い立ちなど、さまざまなファクターがからみあってくる。おもしろいもんです。
ちなみに、Cは独身です。紹介しましょか?(爆)
naname2005/02/19 04:35 PM
まさしく「ストライクゾーンが広い」=快楽ホルモンが出やすい、です。
「味覚音痴と味覚障害」というエントリをトラバシマした。
よろしかったらご一読ください。
ish2005/02/19 06:02 PM
nanameさん>
確かに彼は快楽ホルモン豊富そうな奴です。 ←意味深
やむやむエントリ、読ませていただきました。さすがでございます。
ふらんす2005/02/23 08:58 PM
自分が食べたくて作った和食をフランス人の旦那と食べると、いかにも「おつきあいで食べてます」という食べ方をすることが多いので和食系のおいしいものはなるべく彼がいない時に食べるようにしています。だっておいしそうに食べない人と食べるとおいしさ半減しますから・・・。
ish2005/02/24 11:55 AM
ふらんすさん>
お二人で和食を食べている姿を想像して、申し訳ないですがちょっと笑ってしまいました。
そりゃあふらんすさんとしてはせっかくの和食なんだからおいしく食べたいだろうし、旦那さんが口に合わないのもわかります。家庭平和のためにも、やっぱり一緒に食べない方がいいですよね(笑)
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