若狭で一泊・水月花(福井県三方五湖畔)
Posted ish / 2014.07.28 Monday / 13:19
先日、一泊二日で滋賀・福井方面へドライブ旅行に行った際の宿は、三方五湖畔の「水月花」でした。僕はこれまで三方五湖に何度か来たことがあって、5つの汽水湖が繋がっているもんだと思っていました。改めて調べてみたら、川から海に従って淡水〜汽水〜海水と塩の濃さが変化しているのだそうで、っうことは色んな種類の食べ物が食べられるって訳ですな。7月20日に舞鶴若狭自動車道が全線開通したばかりですが、僕らが行ったのはその直前。便利になってこれから訪れる人も増えることでしょうね。
5つの湖のうち水月湖半にあるから水月花。周囲に他の宿泊施設等があるわけでもなく、たっぷり自然に囲まれた立地で、ロビーや大浴場、部屋からも湖が見渡せてゆったりした気分にさせてくれます。部屋も広々としてきれいで、なかなかアタリな宿でした。
チェックインしてお風呂に入って、食堂に集合。湖側に大きく視界が広がるようなガラス張りで、レイクビューを楽しみながら夕食スタート。この日はたまたまスーパームーンな日だったので、日没から月明かりまでの光の変化も楽しめ、なかなかオツなもんでした。
以下、メニュー順に紹介していきます。いきなりピント合ってない写真で申し訳ありませんが、まずは「洋風前菜」。正直なところ、わざわざこういうものを出さんでもええやろという気もしましたが、和風ばかりではだめなんでしょうな。
続いて、メニューには「刺身・ヤリイカ姿造り 旬魚盛込み」と書かれていましたが、実際には2パートに別れて出てきました。透明なヤリイカが一人一杯ずつ。きっちりとした歯応えと甘味があって、こりゃいいですなあ。洋風前菜なんか出さずともこれでスタートで全然いいじゃないですか。
こちらは旬魚盛込みの部。妙にマグロとか入ってないのが好感。
続いて「酢の物」として、ワタリガニが一人一杯ずつ。みな無言で身をせせりだして三杯酢にひたしてもぐもぐ。この辺でまだ全メニューのうちの3分の1程度だったので、この先大丈夫だろうか(食べきれるだろうか)とちょっと不安になり始めました。
「焼物」は、またしても一人一匹丸ごと・グジ(甘鯛)の若狭焼き。以前食べたほどの立派なサイズではありませんが、20cm強はあったでしょうか。個人的にはグジ大好きなので、ホイホイ食べてました。
最初はビール、途中から日本酒にスイッチ。福井の地酒利き酒三種セットってのをオーダーしたところ、1080円で色々楽しめてそれなりに量もあってこれはお得。左から黒龍・敦賀浪漫・早瀬浦だそうで、グラスもそれぞれ違ってて気づかいが感じられます。
続いて「洋物」として牛ステーキ。特に可もなく不可もなく。
「揚物」は天ぷら盛り合わせ。油で変化が付いたので、それ程量がないこともありサクッと完食。
「鍋物」はたこシャブ。たこ一匹出てきたらどうしようかと思っていましたが、スライスした切り身が数きれと野菜・豆腐の小鍋スタイルだったので、楽勝。
「麺物」は小鉢に入った梅風味のそば。ようやくエンディングが近づいてきた感。
「食事」は若狭名産・へしこの釜飯。塩気がきついのであまり食べる機会はないんですが、へしこってけっこう好きなんです。お一人様サイズの釜に入ったのをテーブル上で炊くタイプだったので、出来たてアツアツ・おこげもできていい感じ。それ程味は強くなく、独特の香りがああ旅先にいるんだなあと感じさせてくれました。
で、デザートはコーヒーゼリー。全く期待もせずに食べてみたところ、きっちりコーヒーの苦味が出てて意外においしい。家族みんなに好評でした。
出始めは最後までたどりつけるだろうかと心配していましたが、おいしかったし味に変化があったのでそれ程苦もなく完食。土曜宿泊でこの内容の一泊二食・一人10,600円は、かなりお得なんじゃないでしょうか。どっちかというと宿だけ取って近辺の店で食べ歩きするほうが好みなんだけど、料理がおいしくて眺めも良い宿で温泉に入ってゆったり過ごすのも、やっぱりいいなあ。
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