千ちゃん〜讃岐うどん巡礼2009-3その4
Posted ish / 2009.06.30 Tuesday / 11:00
讃岐うどんの原材料の小麦の品種の一つに「さぬきの夢2000」ってのがあるんですが、これを100%使ってるお店を「さぬきの夢2000こだわり店」として香川県が認証しているそうです。今回4店目の「千ちゃん」はそんな中の一軒。正直なところ、僕には小麦の違いまではわかりませんが、とにかくこだわっているということはわかるわけで、小麦色な外観も相まって、否が応でも(笑)期待が高まります。
店内に入ってメニューを見て、あれっ?と思いました。各所でうどんを食べまくっているツアーコーディネーターのWakkyさんでさえ同様。というのも「釜かけうどん」の意味がわからなかったからです。釜あげならわかるけど、これはどうしたってあったかいから、ひやあつやひやひやなんて有り得ないし。
その後うすうすわかったのは、この店では茹で置きはせず注文があってから茹で始めるので、いわゆる「かけ」を、茹でたてという意味も込めて「釜かけ」とネーミングしたのではないかと。
当初は別のものを注文したのですが、一から茹で始めているのがわかったので、急遽釜あげに変更してもらいました。釜あげとして食べるなら、もうちょっと太い方がよりおいしいかも知れないなと思ったけれど、それは贅沢というもの。4軒目ということを全く意識せず、あっという間に喉を通っていってしまいました。
釜揚げを食べ始めてすぐに、どうしても冷たいのも食べたくなって、しょうゆうどんを追加オーダーしてしまいました。しょうゆはこのメニュー専用のやや甘味が効いた特製。多めにかけても辛すぎることはありません。うーん、これ、なんて表現していいのかわからんのですが、とにかくおいしかったし、僕好みで、追加して大正解でした。ツルツルクニュクニュシコシコ。
一杯目を茹でている間に僕ら一行の前に顔を出して色々話しかけてくれたご主人・寺島千祐さんによると、
- しょうゆうどんはかつては裏メニューだったけど、追加で表メニューになった(なので、壁に貼られたメニュー表の左端に付け足されています)。
- 実はこのしょうゆうどんには、(密かに)絶対的な自信を持っている。
- 県外の人はかけを食べたがるけど、ほんとうに旨いうどんならやっぱりしょうゆ。
うどんももちろんおいしかったけど、話も超面白くてキャラが際だちます。こちらのご主人と「百こ萬」のご主人をゲストにお迎えして、トークショーやったらさぞやおもろいやろなあ。(ってうどん巡りには変な感想ですが)
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