長田うどん〜讃岐うどん巡礼2009-2その3
Posted ish / 2009.04.12 Sunday / 20:52


システム的には、まずレジでオーダーして支払い、番号が書かれた木の札を持って席で待ってると、番号を呼んでくれるor探して持ってきてくれるという、あげたてを食べてもらいたいがためのスタイル。小一玉は250円だけど、ある程度人数が揃っているなら、例えばたらいうどん小(6玉1000円)なんかのほうがお得です。

この日は汗ばむくらいの陽気。こんな日はお店の中で食べるより、オープンエアな席で食べるほうが気持ちいい。窓の外には散り始めた桜とたくさん実をつけたキンカンの木。楽しそうにたらいうどんを分け合う家族やグループ客を見てると、こちらもゆる〜い気分になってきます。

釜揚げが運ばれてくるまで少し時間がかかるので、その間にしょうがをスリスリ。刻んだネギ・すりゴマは好みで加え、奥に見えるそばじょこならぬうどんじょこ?にとっくりからだしを注ぎ入れます。
このとっくりの中身がすごく熱い=とっくりも熱いので、素手では持てません。故に首に巻かれた電線をつかんでうどんじょこに注ぐわけですが、僕の入れ方がどんくさいので、Wakkyさんに「(そのやり方では)ムリムリッ!」って怒られてしまいました(笑) とっくりを少し傾けただけで中のだしが出てきそうな気がしてこわごわやってたんですが、実際はかなり傾ける必要あり。うどんじょこは低めの位置で構えましょう。

てことで、運ばれてきたあつあつの釜揚げうどん(小250円)。讃岐うどんに凝り始めた当初は冷たくてコシがあるのがおいしいと思っていましたが、色々食べていくうちにコシばかりが美味しさではないと気づきました。水で締めてない釜揚げはびしっとした締まりはないけれど、とにかくできたてホヤホヤで何の細工もしていないそのものズバリ。これを適度な濃さのだしにドップリつけて食べる旨さは、(当たり前だけど)ゆがきたてでないと味わえません。
だしもうまい、うどんもうまい。なんでこんなもんが250円で味わえるのか。大げさな言い方だけど、シチュエーションを含め、都会にはない豊かさをじんわり感じる一杯でした。
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