【旧】foodish：”雑”食記

10年ちょっと前のことだったと思う。
出張で札幌に行った時、オススメのラーメンはどこか？と飲み屋の色んな人に尋ねてみました。そうしたら、｢すごく美味しいところがあったのだけれど、何故か突然閉めてしまった。ところが少し前に別の場所で復活した｣という話を聞いたのです。酔っ払ってしまっても忘れないよう、店の名前と最寄駅だけはきっちりとメモをとり、後日そのラーメン屋を探しに行きました。
それがかの有名な、澄川の純連(じゅんれん)でした。

一方ここ数年、純連(すみれ)という名をあちこちで聞くようになり、あの時に行った店は｢すみれ｣と読むのだったのかなとは思いつつ、あまり気にも留めないでいました。
ところが今回北海道に行ってみて、みやげ物屋に並ぶ有名札幌ラーメンを見ると、やはり｢じゅんれん｣と｢すみれ｣は別物だということがわかったので急に気になり始めたんです。
で、帰って調べてみると、こういうことだったのですね。

Q:純蓮は「すみれ」と「じゅんれん」がありますが違いを教えてください。

A:創業当初は「純連(すみれ)」という名で村中明子さんが店を出していました。お客様が「すみれ」と読めずに「ジュンレン」と呼んでいたので、いつしか「純連(ジュンレン)」という屋号にしてしまいました。
今は長男の教愛氏が「純連(じゅんれん)」、三男の伸宣氏が「純連(すみれ)」の屋号で経営しています。　　　　　　　　　
元祖の明子さんも、1995年より「ラーメンの駅」という屋号で新琴似に店を出しています。いずれも少しずつ味が違い、駅が一番濃厚で、すみれが一番マイルドです。

(新横浜ラーメン博物館のQ&Aより)

ほんとにどうでもいいことなんですが、勉強になりました。