初めての「中華酒膳聖龍」(神戸・垂水)

少し前から機会をうかがっていた垂水の「中華酒膳聖龍」。予想以上に周囲にお店はなく(といいつつすぐ近くにも課題店あり)、住宅街のアクセント的なたたずまいです。
…でも本来は店頭にランチメニューとか出ているはずなので一瞬休みかとビビったのですが、この日は土曜かつ祝日だったのでその手のランチがなかったのでした。

お昼営業ラストオーダーぎりぎりの時間だったので、お客は僕だけ。いったん閉める気まんまんだったでしょうに、ちょっと申し訳なくも思いました。

席数の割にはレギュラーメニューが多いです。

おすすめメニューの内容も、住宅街にぽつっとある中華らしくなく、本格的。こういう技術もお持ちです。

この日は休肝日だったので、ビールは我慢。食べるものは決まっていたので、席に着くなり速攻で注文しました。

食べたかったのは、麻婆豆腐(小・1000円)とご飯(220円)。運ばれてきた瞬間からむっちゃいい香りがして、食べる前からおいしいの確定です。
こちらのご主人はかつて陳建民さん(陳建一さんのお父さん)の下で働かれ、その後新神戸オリエンタルホテル開業に伴い神戸へ。震災で被災されて垂水へ移り、数年後今のお店を開かれたそうです。なので、メニューには「陳建民師父のマーボートーフ」と記載されています。

再度になりますが、麻辣と油と調味料が一体となった香りがとにかくいい。食べてみると、一口目はやや辛さを感じましたが、食べるにつれて慣れました。豆腐以外の具は、恐らくひき肉と刻んだ白ネギだけのシンプルさ。余分な要素が入ってないから、豆腐と麻辣なアンがストレートに味わえ、さらに白ネギのアクセントがうまく効いていると感じました。