ずいぶん前から課題リストに入れていた「ぽてと」。阪神淡路大震災の翌年1996年オープンとのことで、27年の歴史があるそうです。
事前の情報どおり、年配の男性お二人でお店を回されています。祝日の13時半ごろに行って先客1組、僕の後に一人客が来られて、そこでお昼のオーダーストップでした。
付箋で消されたメニューがいくつかありますが、それでも店の規模からすればメニュー豊富。二種類あるサービス定食のご飯物がそれぞれカニピラフ・ホタテピラフなのが珍しく、ポタージュか味噌汁が選べます。
海老の舌平目巻トマトソースとか、牛フィレ肉のポーランド風カツレツとか、あまり見かけないメニューもあり。デザートが250円で安いです。
おすすめフルコースは魚・肉の両メインでかなり食べ応えがありそう、それが4500円とは。
混んでいる時は料理が出てくるのが遅いと予習でわかっていたので、先客(3人づれ)がいらした時からそうなるんだろうなとは思っていました。たくさん注文されていたので、僕のは注文してから出てきたのは30分後w むしろゆっくり過ごせたので全然問題ありませんでしたが、お急ぎの場合はご注意を。いかにも使い込まれた風のカトラリーが、スープ用もちゃんと添えられてくるのはなかなかいい感じ。
僕のオーダーは、サービス定食Bで、先にサラダとポタージュ、続いてカニピラフとハンバーグがサーブされます。
定食に白ご飯じゃなくて、わざわざ出してくるピラフってどんなのだろうと興味津々。具は玉ねぎ・マッシュルーム・カニカマじゃなくてカニ。細目ですが足のところの身がちゃんと入っていて、味付けはシンプルな塩味。例えが合ってるのかどうかわからんのですが、僕的には喫茶店で出てくるピラフみたいで、なんかすごく懐かしい気がしました。
このハンバーグが出てきて最初に驚いたのが、その大きさ。単品のハンバーグがあるからミニサイズだと思っていたのに、これフルサイズみたいやん。それに付け合わせもちゃんと仕事がされています。
ハンバーグは表面さっくり・中はみっちり目、ドミグラスは(僕からすれば)それほどビターではないけれどいい感じ。白ご飯で食べたい気もしましたが、この組み合わせが伝統の味なのでしょうから、敬意を表したいと思います。
予習段階で、昔ながらのおなじみさんにババロアが人気があると訊いていたので頼んでみました。めっちゃボリュームがあって、これで250円はますます安い。食べてみると、甘さ控えめでシンプル。空気をたくさん含んでいて、マシュマロみたいな食感でした。これもどことなく懐かしい味わいでしたねえ。
初めて来て、次回以降気になるメニューの一つが、カニクリームコロッケ。あのピラフに入っていた脚の本体が使われているはず。あと、牛ヘレカツも抑えておきたいです。
{お店データ}
住所:神戸市灘区城内通4-4-2
電話:078-871-5656
営業時間:11時半~14時 17時~20時
定休日:水曜
こちらのお店のシェフは、魚崎にある「モーヴ」というお店にいらっしゃったということを知りました。僕も一度だけ行ったことがあるので(震災後ですが)、参考までにあげておきます。
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