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1泊2日北陸の旅(3)〜メガネとそば「亀蔵」(鯖江市)

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2日目は行ったことがない加賀市をうろつきたかったのですが、そっち方面に向かうとドカ雨に遭いそうだったのでとりあえず南下。石川県から福井県に戻って、今まで通過のみだったメガネの街・鯖江市へ。以前から来てみたかっためがねミュージアムに立ち寄りました。

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自慢にもなりませんが、僕は小学校5年の頃から眼鏡をかけています。必需品でもあり道具でもあり、いい格好言えばファッションアイテムでもあり。福井県内のメーカーが製造した3,000本以上のフレームを展示販売しているアンテナショップは誘惑の固まりで、ものすごく危険な場所でしたが、なんとか誘惑を振り切りました。いいなあと思ったのの値段を見たら13万円だったもんで(@@;) (これだけ飛び抜けて高かった)

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ミュージアム内の至る所にメガネモチーフが散りばめられていて、メガネ好きなら必ず楽しめます。誘惑多いけどおすすめ。



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お昼ご飯はそばを食べたいと思っていたので、検索した結果「亀蔵」へ。お店に着いたのは日曜の13時で順番待ちが何組かあり、たまたま2人席は空いていたのですぐに座れてラッキーでした。

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(エントリ内の写真はクリック二度で大きくなります)
メニューの一部。そばは福井県産を自家製粉した完全手打ちの十割。そば以外にもいかにも旨そうな酒のアテが各種揃っています。いい店。


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隣の席の人のを見て思わず注文してしまったかき揚げおろし(1480円)。すごいかき揚げマウンテンの中身は、小海老と貝柱。

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添えられた大根おろし入りのつゆをかけていただきます。卓上に花鰹があるのを食後に気づきましたが、個人的にはなくても一向に構いませんでした。そばはやや太め、十割らしくしっかりぼそぼそ。かき揚げはかき揚げで旨かったんだけど、次回来ることがあったらシンプルにおろしそば系2種で行ってみたいですね。


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妻は冷たいすだちそば(1080円)。柑橘系の酸味とすだちの香りが爽やかで、湿気の多い時期にぴったりな一杯でした。

予備知識なしに選んだ割りには大ヒット。アテで飲んで〆にそばってのが理想ですが、ここに車なしで来ることは難しいから泊まりじゃないと難しいでしょうかねえ。


{お店データ}
住所:福井県鯖江市東鯖江1-1-3 MM6ビル1F
電話:0778-42-8199
営業時間:11時~14時半、17時半~22時
定休日:火曜(祝日を除く)



1泊2日北陸の旅(2)〜宿はホテル八鵬(石川県・白峰温泉)

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今回の宿は、日本百名山の一つ・白山のふもとにある白峰温泉ホテル八鵬。旅行に行くことが決まって、いい温泉があって自然に囲まれていて料理が良さげなところないかなあと色々検索してて、たまたま出くわしました。

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創業以来40年ほど経つこのホテル、5年前に経営権が譲渡され、現在はバリューマネジメントという会社が運営しています。
参考リンク:歴史的建物を再活用!日本の文化を継承する再生ビジネス・バリューマネジメント/読んで分かる「カンブリア宮殿」

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ぶっちゃけ設備は古く、例えばこの内線電話も使用不能のため専用の携帯電話を渡されました。その替わりというか、スタッフは若くて感じが良くて一所懸命、ハードのマイナス面をソフトで補おうという戦略のようです。


晩ご飯

(エントリ内の写真はクリック二度で大きくなります)
周囲にコンビニもないので当然宿ご飯。訳のわからん鮪やイカの刺身などは出てこず地元食材がメイン、それがこの宿を選んだ理由の一つなんですが。写真はニジマスの洗い・地元3店の堅豆腐の刺身・山うどの旨煮・わらびの酢の物。

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炭火が仕込まれた炉端がテーブル代わり。予約時間にちょうどいい塩梅になるよう、ヤマメとニジマス(どちらもデカい)の塩焼きが予め仕込んでありました。

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以降の炭火焼きは自分達のペースに合わせてセルフで。堅豆腐・トウモロコシ・金時草&粟の生麩・里芋・薄揚げ・甘長唐辛子・飛騨牛など色々。

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こちらは今回楽天のプランに付いていた追加のA5ランク飛騨牛。

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これらをこんな具合に網の上に載せたり、周囲の灰に串を突き刺したりして焼いていくわけですが、炭火が元気なのでむっちゃ熱い&暑いでアルコールはビールばっかり飲んでました。山の中なので市街地より涼しいとは言え、真夏だったらちょっとしんどいかも。
とはいえ、最初の魚2匹だけでもけっこう食べごたえがあり、全体的にボリュームは充分過ぎるほど。量だけでなく地元産品中心の食材をシンプルに焼く、時には写真左のチーズでフォンデュ風にとおいしく楽しくいただきました。


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そして〆は、ナメコ入り茶碗蒸しとお澄まし・ご飯。

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デザートはシャーベットとフルーツの盛り合わせ、とにかく暑くてw満腹で大満足。



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話変わって、温泉はホテルの最上階にあり、清掃のための1時間以外はいつでも入浴可能。湯上がりの肌が絹のようにスベスベになる「絹肌の湯」は全国でも希少な「純重曹泉」だそうで、とにかくこれまでに経験した事がないヌルヌル度。チェックインした時に宿の人が「ローションをそのまま温めたような温泉です」とか言ってて、何を大げさなって思ってましたが、本当にその通りでした。



朝ご飯
朝食も地元産品中心で、チマチマと色々。車じゃなければ当然朝風呂後にビール飲みながらってイってるところでしたね。

ハード面さえ少し我慢できれば、食事良し・温泉良し・リーズナブルでおすすめ。残念ながら梅雨の影響で大雨が予想されたため、朝食後早々に宿を発ちましたが、できればもう少しゆっくりしてもう一度温泉に入りたかったです(でも3回入ったけど)。宿の近くの温泉街の街並みや土産物屋も見たかったし、なにより白山の姿を見られなかったのが残念でした。関西からもさほど時間がかからないし、またいつか来ることもあるでしょう。


1泊2日北陸の旅(1)〜まずはトミーへ(福井市)

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久しぶりに土日休みが取れたので、妻と北陸ドライブ旅行に行って来ました。そっち方面に行くなら寄らぬ手はないということで、初日のランチは福井で降りていつものトミーへ(こっちが主目的との噂あり)。妻は2回目、今回は車で行ったので僕は飲めませんでしたが、まあそれはしゃあない。2人なので食べられる品数が限られますが、まずはいきなりもはや説明不要のタンシチュー、ここに来てこれを食べないことなどありえません。
(なお、話の都合で、料理は出てきた順番どおりではありません)


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(エントリ内の写真はクリック二度で大きくなります)
タンシチューは迷わず決まってたんだけど、あとをどうするか出発前にしばらく悩みました。悩んだ結果、今まで食べたことがない不定期メニューの「エビクリームコロッケ」をお願いしてみようかと。で、数日前に「もしできれば」とメールを送ったら、嬉しいことにOKとのお返事。
…で、当日お店のメニューを見てみたら、なんとシェフ特製ランチにエビクリームコロッケが入ってるじゃないですか!マダムによると「たくさん作らないとおいしくならないから」とのことで急遽ランチに組み込んでいただいたそうで(そんなことになるんやないかと少しは思っていましたが)、申し訳ないと思いつつ、とても感激してしまいました。


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シェフ特製ランチはいつもながらレベルが高いオードブルから。スモークサーモン・エビのボイル・鴨のローストなど。妻には遠慮なく赤ワインを飲ってもらいましたが、僕はノンアルコールビールでガマンガマン。


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そしてメインの(左)エビクリームコロッケと(右)ポークのピカタ。どちらもコンビニおにぎりを二回りほど大きくしたくらいのサイズで、けっこうボリュームがあります。前者にはエビの殻から作ったアメリケーヌソース、後者には伝家の宝刀・ドミグラスソースがかかっています。

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エビクリームコロッケの断面。おいしいベシャメルがプリッとコロッとなエビの身を包み込み、カリッとしたコロモとアメリケーヌソースの複合コンビネーション。トミーで何度か食べたセイコガニコロッケに比べると、軽やかでカジュアルな味わいで、また違った魅力があります。しかしこちらも相変わらず手間と技術の集合体ですなあ…

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続いてポークのピカタの断面。ポークカツを始めここの豚肉もおいしいのは経験済みなんだけど、ピカタでよりシンプルにそのおいしさを確認。この価格でこの厚み、そしてやっぱりここのデミグラスソースはすごい。


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シェフ特製ランチにはカップスープが付いていて、その半分を妻から引き継ごうとしたら、なんとカラっぽ。なんでやねんと訊いたら「おいしかったから気がついたら全部飲んでしまってた」との答えorz え〜楽しみにしてたのに〜、ということで、スープのみ追加注文しました。
三代目シェフに伺ったところ、昔ながらの作り方のポタージュをベースに、今の季節はコーンを加えているのだそう。真夏に食べたヴィシソワーズもおいしかったし、今後はスープも是非モノになりそうです。


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ここまででデザートを除き注文した料理は一通り出てきたので、さて追加でもう少し食べようと検討開始。ちょうどこの日(7月1日)から昨年好評だった期間限定・ブラックカレーが復活しており、これ目当てのお客さんがけっこう来店されていました。去年食べておいしかったので、追加はこれにしようかなあと思っていたら…



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いきなりドドーンとこんなのが出てきました。ブロック肉を分厚くカットしたのが3枚、ソースを纏ってサフランライスに寄りかかっています。訊けば、60度の弱火で13時間赤ワインで煮込んだ「ポークの赤ワイン煮込み」とのこと。まずは見た目の迫力にびっくり、食べてみたら豚肉ホロホロ、タンシチューとはひと味違う豚肉の旨味が溶け出したソースがこれまたうまい。

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そして嬉しいことに、「食べ比べてみて下さい」とブラックカレーのルーも添えて下さいました。フルーティーな甘味・ドミグラスソースのコク・スパイシーなカレーの合わせ技。「ちょっとだけ」とか言ってた妻、ポークもカレーもバクバク食べてました。
神戸から福井までわざわざ何度もトミーに来ているのは、もちろんここの料理が素晴らしいからなんだけど、それだけでなく、お店の皆さんのこうした心遣いがありがたいからなんですよね。地元にあったらマジで週2回は来てるよなあ。



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そしてようやくいつも通り彩り美しいデザートで締め。いつもと少し違うのは右上、「越のルビー」という高糖度トマトのコンポートで、トマトの風味を損なわないよう軽ーく手が加えられています。

ドミグラスソースに代表されるクラシックな料理を作り続ける一方、それを活かしたブラックカレーを創り出したり、デザートに野菜を加えるという新しい試みは、(気恥ずかしい表現ですが)立ち止まることなくおいしいものを求める意欲あってのものだと思います。一言で言ってしまえば「料理が好きなんやなあ」ってことなんですが、そこが僕がトミーに惹かれる所以なんだろうと思います。
いつもエントリ書いてて旨かったなあって思い出し、また食べたくなる、その繰り返し。さて、今度はいつ行きましょうかねえ、何を食べましょうかねえ。


青春18きっぷで春のトミー2人ツアー・後編(福井市)

(前編からの続きです)

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程なくやってきました、ここでは外せないシチュー。真っ黒けでようわかりませんが、今回は(左)ビーフ(右)タンの盛り合わせ。ズバッと切り分け、まずはビーフをmyblackmamaさんにどうぞとおすすめしたところ…
口に入れるやいなや「うわっ!」と声が出て、目を覆ってはります。やった〜!\(^_^)/ この方がおいしくて涙を流すシーンを見るのは僕はこれが二度目。「こんな料理食べたことない〜」といいながら喜ぶ姿を見て、わざわざ遠くまで一緒に来てもらって本当に良かったと思いました。側で様子を見ていたマダムにも、その感激が充分に伝わったと思います。かなりなレベルまで自分で料理する方だけに、このソースにかかっている手間とその凄さが一瞬で理解できるのでしょうね。ビーフもタンもあっという間に平らげて、セットに付いているご飯を全部投入し、残すことなくソースもきれいさっぱりいただきました。

ここまででそれなりに食べたけれど、まだなんか〆として食べたい。あれこれ考えているうちに、ふといつかの週替わりランチで見かけたモノを思い出し、もし可能ならとマダムに相談。厨房に訊いてもらったところ、時間がかかってもいいならということで、わざわざ作ってもらえることになりました。


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なんだかんだ話してるうちに登場したのが、こちら「海老のグラタンライス」。クリームコロッケは何度も食べてるけど、ここでライスグラタン系を食べてみたいと以前から思ってたんですよね。お店としても予定外の料理なので、わざわざベシャメル作るところからやってくれました。(無理言ってスミマセン)
スプーンでざっくりすくい取ったら、ご飯は予想外のサフランライス。サフランと海老とバターの香りが一帯となって、こりゃあ洋食の一つの醍醐味ですなあ。旨い旨いと2人でバクバク食ったので、断面写真を撮るのをすっかり忘れていました。これ食べながら、昔々たまに父が連れて行ってくれた店の名物「エビカニ飯グラタン」というのを思い出していました。今度はケチャップ系のライスグラタンも食べてみたい〜


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2人とも甘いのもイケるので、デザートはそれぞれフルーツやシャーベットも載っかったチーズケーキとプリンの2種をいただきました。これ食べて、myblackmamaさんは意識的に砂糖超控えめにしてあることを指摘。三代目いわく、料理の後で重すぎないように、通常レシピの(確か)6掛けくらいしか砂糖を使ってないのだとか。今まで何度も食べてるのに、そんなこと僕はなーんも考えてませんでしたw



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初トミーのmayblackmamaさんに涙を流すほど喜んでもらい、上機嫌でトミーを出発。徒歩でいつものスーパーに寄ったりしながらテケトーに駅方向へ。余り行ったことがない駅の西側の福井城址(福井県庁もあり)では、桜が五分咲き。福井では僕らが行った前日に桜の開花宣言があって、その2日後には満開宣言と史上最速だったそうです。出発当日の朝、マダムから「三分咲き程度ですよ〜」と連絡が入っていたのですが、食後にはここまで咲いてくれたおかげで予想外の花見も出来ました。
今度トミーに来るのは夏かなあ。


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青春18きっぷで春のトミー2人ツアー・前編(福井市)

年3回、青春18きっぷが使える時期になると、大好きなレストラン・トミーに行かねば気が済みません。今回は僕の都合で4月の1週目になってしまい、年度替わりの時期なので皆さん色々お忙しいだろうから同行者なしになるかもと思っていたら、なんと日頃何かとお忙しいmyblackmamaさんが名乗りを上げてくれました。myblackmamaさんは料理の腕前も相当なもので、トミーは今回が初めて。果たしてどんな感想が聞けるのか、とても楽しみです。


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途中わずかにダイヤの乱れがあったものの、予定通りに福井に到着。福井は初めてのmyblackmamaさんに駅周辺をざっくり案内した後、タクシーで開店まもなくのトミーに到着。
参加者が多いと色んな料理を頼めるんだけど、2人だと限られるのでどうしようかなあと事前に少し悩みました。シチューものは是非モノしても、あとはどうしたもんか。……うーん、決まらんなあ、めんどくさいし、もう考えるのやめっ!ってことで、当日出たとこ勝負にすることに決めていました。


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…で、メニューを見ながら相談の結果、タンシチューとビーフシチューのセット(前菜・パンかライス・デザート・コーヒー付き3500円)と、週替わりのシェフ特製ランチ(オードブル・スープ・メイン料理2種・パンかライス・デザート付き1890円)をいってみることにしました。
こちらはどっちのかよくわかりませんが、多分前者の前菜で、シーフードカクテルのアボカドソース載せ。後ろに見えてるとおり、飲み物は最初から赤ワインをフルボトルでマダムにお願いしたところ、myblackmamaさん好みなブルゴーニュのピノ・ノワールが出てきて早速喜んでいただけたようでした。

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続いて遠方から来訪のため?増量サービスバージョンのオードブル。ここまででも充分な量があったので、ワインがどんどん進みました。この後出てきたコーンポタージュをmyblackmamaさんにお譲りしたところ、「自分でもコーンから作るがこんな味にはならない」との感想。マダムいわく、ベースとなる野菜ポタージュにコーンをプラスして作っているからだそうで。



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ここからはメイン料理、まずシェフ特製ランチはポークのトマト煮込みとタンのクリームコロッケ。前者はレギュラーメニューにないので僕も初めて。ぶっといポークがゆっくり一晩かけてトマトソースで煮込まれていて、口の中で軽〜くほどけて旨味が湧き出します。レギュラーメニューにはない、トミーの新たな側面に出会えた感じがしました。
一方のタンクリームコロッケは、これまで僕は何度か食べたことがあるこの店のスペシャリテのうちの一つ(ぜひ左記のリンク先で断面もご覧下さい)。初めて食べるmyblackmamaさんの様子をうかがってると、一口これを口に入れるや、むむって感じでソースの味を再確認。しばらく味わって「このソース、すごいですね、なんやこれ」と。僕が、「だからこれが例のドミグラスです」っていうと、ほとんど無言のままソースつけてコロッケをムシャムシャ、ワイングビリ。

プレート一枚を綺麗に平らげてから、マダムに次の料理をお願いしますと伝えると…

(〜長いので後編に続く)