「和食」カテゴリーアーカイブ

初めてのスタンドアサヒ(大阪・南田辺)

20151020スタンドアサヒ
こばやしさんえて吉さんからお誘いいただいて、南田辺駅前にある知る人ぞ知る居酒屋「スタンドアサヒ」に行ってきました。神戸っ子の僕にとっては正直なところ「南田辺ってどこよ?」ってほど未知な場所でしたが、約束の時間に到着すると駅のそばにお店の灯りが見えたので、すぐにわかりました。っちゅうか、暗くなってからの時間帯だと近辺にはほとんどそれらしい灯りがないんですよね。店の前には席が空くのを待っているのか何人かの人だかりが出来ていましたが、予約を取ってくれていたお陰でスムースに入店できました。

20151020スタンドアサヒ
店の回りをうろついていた時に出くわしたえて吉さんと先に入店。程なくしてこばやしさんが到着する前に、まずはこちらの名物・炊き合わせでスタート。この店に行くことが決まってから少しばかり予習してたんですが、これはさすが名物って感じでしたねえ。中身はかぼちゃ・蕗・茄子・いんげん・鯛の子・いたや貝(多分)、それぞれいい味付け加減。年を食ったせいか、近年この手の炊き合わせが好みになってきたことも相まって、駆けつけビールは早々に済まして、すぐにでも日本酒にイきたい気分でした。

20151020スタンドアサヒ
僕は今回が初めてだったもんで、基本的にお二人にオーダーをお任せしてたんですが、こちらは僕所望の「さばからまぶし」。予習で見かけて食べてみたかったんです。きずしにおからをまぶしたもんで、予想通りいかにも「酒(日本酒)飲め!」みたいな素晴らしい?アテでした。出だしからの名物2品で、さすがにこりゃ名店だなあと実感。

20151020スタンドアサヒ
そして、ここでこの日の主役が登場。この季節、皆さんご覧いただけばおわかりの通り。

20151020スタンドアサヒ
出合いもの様々あれど、個人的には「鱧と松茸」ってその際たるものじゃないかって思います。名残と走りの出会い。わずかな時期にしか味わえないこの組み合わせを、これだけは一人一つずつオーダーして存分に味わいました。うまかったなあ、これ。

20151020スタンドアサヒ
こちらではうなぎも定番メニューらしく、蒲焼き。自分とこで焼いてはるんでしょうか。無駄に分厚くなく、あっさり目でバリッとしてて秀逸。この日こちらでいただいたものはどれもおいしかった中、炊き合わせとこの蒲焼きが一番印象に残りました(僕が鰻好きってこともあるでしょうが)。なおこばやしさんとえて吉さんは、前回ここで白焼きを食べたそうで。ふーん。

20151020スタンドアサヒ
こばやしさんがこれ注文した時は、僕もえて吉さんも「ええっ?」って耳を疑ったエビフライ。和食系が本流みたいな流れの中でこばやしさんがこれ注文するとは意外だったんですが、しばらく揚げ物断ちしてたのと、これがお得(確か800円)だからだそうで、確かにぶっとくご立派で食べごたえ充分でした。

20151020スタンドアサヒ
このあたりになると記憶が定かでなくなる、誰かがオーダーした唐揚げ(またこばやしさんか?)。鶏以外に、ごぼうだったかの唐揚げが添えられてたかと。

20151020スタンドアサヒ
エピローグ的に、数の子とぬた。僕はめったに数の子を食べないんだけど、こばやしさんはお正月の度に自作しているほどで、数の子の魅力はどこにあるかみたいなテーマで、みんなでウダウダ飲んでました。

思い残すことなく飲んで食べて、一人4000円程だったでしょうか。僕はあんまりよくわかってなかったのですが、この店の名物おかみは前半不在、後半に現れたそうです。どうせならその洗礼を受けたかったなあという願望もあるし、南田辺という不慣れな場所であってもぜひまた来てみたいです。さすがええ店でした。

{お店データ}
住所:大阪市東住吉区山坂2-10-10
電話:06-6622-1168
営業時間:17時~22時半
定休日:日曜・祝日


想定外の「加奈井」(神戸・板宿)

20151022加奈井
先日のこと。朝からヤボ用を片付けて、さあ昼飯だと姉兄との三人。このメンバーだとどこに食べに行くか決めるのはいつも僕なので某所を提案したところ、珍しく姉から強い要望で「鰻が食べたい」と。このメンバーでそうなったら行き先は自動的に「加奈井」で決まり。うーん、嬉しいけどこの日こういう展開になるとは予想してなかったなあ。

20151022加奈井
お昼少し前に入店、予約してないので焼き上がりまで小一時間待たなければならないのは承知の上。その間小上がりに座ってなんだかんだ話すことが出来るので、1時間くらい待つのは全く苦になりません。

20151022加奈井

(エントリ内の写真は二度クリックで大きくなります)

お昼の定食もありますが、やはりここではノーマルの丼を食べたいところ。今回うちの姉も勘違いしていましたが(何回来てんねん)、ここの丼は松竹梅の梅のほうが上位で普通とは反対なのにご注意を。昨年末に比べて、200円ほど値下がりしているようです。

20151022加奈井
待つことしばし、ここでは初めてのう巻き(2000円)をわけわけ。デカい、フワフワ、薄味。原価率考えると高めですが、技術料込みと捉えるべきでしょうか。

20151022加奈井
続いて白焼きもわけわけ。ここの白焼きのことは何度も絶賛してるので別角度からいいところを書きますと、ここは鰻がおいしいのはもちろんのこと、脇役も抜かりないんです。例えばこの白焼きに添えてあるワサビは、天然物を恐らくは鮫皮でおろしたもの。きめが細かくクリーミーで辛くて甘くて、これだけでも充分酒のアテになるレベルです。お漬け物だってお茶だって、ちゃんとおいしい。なかなかありませんよ、そういうお店って。

20151022加奈井
で、待望の鰻丼登場。蓋からしっぽがはみ出しているルックスに、開ける前の期待感が余計にそそられます。ワクワク。

20151022加奈井
蓋を開けたらドッカーン。ここの鰻丼は松竹梅の三段階のうち梅が一番量が多く、こちらは真ん中の竹。値段の違いは蒲焼きの大きさの違いで、質には変わりはありません。
先日四国に天然うな重を食べにいったし、まだエントリにはあげていませんがこの間に某飲み会で蒲焼き食べたので、ここんとこ超・鰻づいています。とはいえ、加奈井の鰻は僕の日常の生活圏で食べられる最上位の鰻。これだけ鰻が続こうとも、もちろん大喜びでいただきました。見かけ濃そうですがあっさりしたタレなので、鰻の旨味がストレートに伝わってきます。程良い焼加減、いい香り、肉厚な食べごたえ。ご主人もおかみさんもそれなりのお歳なので、いつまでこの鰻丼が食べられるかわかりません。もしなくなったらどうしよう、そうなったらものすごい喪失感を味わうだろうなあ。それなりの値段がするので勇気が入りますが、どうぞ皆さんも是非召し上がってみて下さい。


帰り際、三木半に立ち寄り(京都・裏寺町)

20150921三木半
シルバーウイーク中に早起きして京都へ展覧会を観に行って、中華のランチ食べてウロウロして、それなりの時間になったから混む前にもう帰ろうかと思ったけれど、ここはやっぱり最近お気に入りの「三木半」に寄って帰りたい。中途半端な時間に混む電車で帰るなら、ゆっくりして遅めの電車にしたほうが空いているだろうという手前勝手な理由をつけてお店に行ってみたら、調度上手い具合に空きが出ました。

20150921三木半
なんとなく今回はお造り盛り合わせはパスして、まずはポテサラ(300円)ともう一品なんだっけで、かけつけ一杯。

20150921三木半
続いては、キスと穴子の天ぷら(値段忘れましたが、1000円はしません)。キスも穴子も好きなもんで、メニュー見た時からマストな一品でした。

20150921三木半
なんとなく肉ッ気が欲しかったと松茸の文字に釣られて、国産みすじ牛スライスと松茸の小鍋(1000円)を注文したところ、これが大当たり。そりゃあ確かに小鍋ったら小鍋だけど、牛肉も松茸もわんさか入ってます。

20150921三木半
牛肉と松茸ってのも出合いもの。松茸の香りが、上質な牛肉の旨味と甘味をより一層ブーストしてくれます。肉も旨いがだしも旨い。ビールから日本酒へのスイッチは必然です。この1000円はコストパフォーマンス高いなあ。

20150921三木半
それなりにいい腹具合になってきたので、〆に焼銀杏(450円)をチマチマ剥きながら日本酒をグビグビ。意外にも妻は焼銀杏が初めてだそうで、けっこう気に入ったらしくムシャムシャやっとりました。

阪急河原町からほど近く、何を食べてもはずれなくリーズナブル。お店の雰囲気も気さくで本当にお気に入りです。今年の冬も去年みたいにフグ食べに来たいなあ。


今年も阿讃亭で天然うな重(高松市塩江町)

20151010阿讃亭
ここのところ毎年恒例になっている、高松市の山奥にあるうどん屋・阿讃亭に天然鰻を食べに行くツアー、今回はいつものえて吉さん・*あきこさん*・だいこんさんとご一緒しました。
何故うどん屋で天然鰻なのか、詳しくは初訪問時のエントリをご参照下さい。

20151010阿讃亭
例によって、店頭の水槽では鰻がニョロニョロ。店の大将が近所の川で夜釣りしてきたものなので、正真正銘の天然。今年は例年以上に泳いでる鰻の数が多いように感じました。

20151010阿讃亭
何だかようわからん丸いのはスッポン。こんなのも穫れるんですね。

20151010阿讃亭
この時僕は風邪を引いていたのでよくわからなかったのですが、*あきこさん*によるとお店の外にいる時からすでに松茸の香りがしていたとか。鼻詰まり気味な僕でも店内に入るとわかるくらい、強烈な香り。お店には行ってすぐのテーブルに巨大なのが置いてありました。

20151010阿讃亭
阿讃亭はうどん屋なんだけど、天然鰻も竹の子も松茸も名物。季節限定の松茸うどんには大いに引かれるものがあったものの、なんぼなんでも一度に鰻と両方は贅沢すぎるだろうということで見送り。いつの日か近所の塩江温泉に泊まって、両方を制覇するのが僕の一つの夢です。

20151010阿讃亭
うどんメニューはこんなの。というか、4回も来てて鰻ばっかりで一度もうどんを食べたことがないというのもナニなので、そのうちうどんをいただきに来ないといけませんなあ。

20151010阿讃亭
サイドメニューにうな重ってのがすごい。お値段は昨年来た時より500円上がって、3500円になってました。

20151010阿讃亭
鰻を釣って水槽で泥を吐かせるのでいつも何尾かはストックがあるそうですが、遠出してきて万一品切れだとショックなので、僕はいつも行く日が決まったら電話で予約することにしています。ということで、この日も無事天然うな重4人分が無事登場。何度来ても蓋を開ける前のこの瞬間はワクワクするなあ。

20151010阿讃亭
早く食べたかったもんでちょっと写真撮影失敗。それでもけっこう大きめなお重全面を覆い尽くす蒲焼きの迫力と、旨そうな照りと焼き色はご理解いただけるかと思います。うーん、いつ見ても惚れ惚れするなあ。

20151010阿讃亭
あっさり目のタレが鰻そのもののおいしさを覆い尽くさないところがいい。身の自然な甘さと上品な脂のコク、川魚であることを思い出させてくれる一種爽やかとでもいうような風味と香り。身ももちろんおいしいけど、皮までおいしい。天然鰻ってなにがちゃうねんて聞かれたらどう答えたらいいかすごく困るけれど、一番の違いは口に含んだ時の「香気」とでもいいましょうか。
このサイズでこの厚みの立派な天然うな重がこの価格で食べられるなんて、ほんとに嘘みたい。遠くなのでめったに来られなくって残念だけど、今年もこうしていただくことができてとても嬉しかったです。…でもやっぱり松茸うどんも食べてみたかったなあ。


鳥光でランチ(神戸・さんプラザ地下)

20150918鳥光
そのうちに行っておきたいと思いながら、いつでもあるからいいわと思いがちなのが老舗。須磨が本店の「鳥光」もそんな老舗の一つで、本店にはなかなか行けなくってもさんプラザ店ならしょっちゅう前を通っています。でも、入るのは何年ぶりかなあ。

20150918鳥光

(エントリ内の写真は二度クリックで大きくなります)

かつては東門筋あたりにも支店があったと記憶していますが、今はこちらと阪神尼崎店のみ。いつ頃だったか、須磨の本店で初めて雀を食べたことが記憶に残っています。

20150918鳥光
今回の目的は、ビールをやりながらの昼食。昔からの定番といえば、焼鳥丼と名物・もも焼定食でしょうか。ランチタイムを過ぎた時間帯でもちょくちょくお客さんが入ってこられ、もも焼にかぶりついておられる姿を何人か見かけました。昼休憩なしの通し営業であることもありがたいです。

20150918鳥光
今回は、品目が多くてビール飲むのにちょうど良さそうだったのと、内容の割りにお得感があったので「手羽と小鉢のお膳」(930円)をチョイス。実際目の前にしてみるとかなりボリューム、そして盛りだくさんで豪勢。こりゃあいいのを選びました。

20150918鳥光
小鉢群は、マカロニサラダ/胡瓜にタレかけ/かぼちゃと高野豆腐の煮物・鳥の煮物・冷や奴・ズリ唐揚げと、まさに飲めといわんばかりのバラエティに富んだラインナップ。いずれも薄味でちゃんと作った感があるのはさすが老舗です。

20150918鳥光
小鉢群だけでもそれなりに充実感あるのに、タレ薄めで焼かれた手羽は半端じゃないボリューム。あっさりしていても肉厚で存在感があり、これと小鉢群だけでもビール一本じゃ物足りない、思わず日本酒頼もうかと思いましたが自粛したくらいです。ちゃんとした焼鳥を昼間っから食べてるって感じが、余計に満足度を高めているような気がします。

20150918鳥光
前の2つできっちり飲んで食べて、仕上げにこのそぼろ丼でさらに充実度アップ。一目見ただけで丁寧に作られているのがわかる錦糸玉子とそぼろ、それを交互に食べるのも良し、混ぜ合わせるのも良し。フィニッシュまで抜かりなく、ビールと共にいただくには絶好の定食でした。(もちろんアルコール抜きでもいいですけどね)

激安の焼鳥チェーンがあちらこちらで林立する中、老舗の焼き鳥屋さんは色々大変だと思います。当然ながら、それらのチェーン店とは別物。今回久しぶりに来てみて、「これが当たり前」といわんばかりの老舗の姿勢みたいなものを感じました。とにかく頭に浮かんでくるのは、「真っ当」って言葉でしたねえ。

{お店データ}
住所:神戸市中央区三宮町1-8-1 さんプラザ地下1階
電話:078-391-3696
営業時間:11時半~21時半
定休日:第1・3月曜(祝日の場合は営業、翌日休店)