【旧】foodish：”雑”食記

前回初めて来た時に、次回はこれと堅く誓っていた(←大げさ)ハヤシライス(サラダ付き750円)。通常よくある煮込んだタイプではなく、牛肉と厚めに切った玉ねぎをざっと炒め、ドミグラスソースを加えて和えるようにからめた「炒めタイプ」。こんな言葉があるのかどうか知りませんが、このタイプのが僕にとっての洋食屋さんのハヤシライスなんです。
写真のとおり、玉ねぎはまだ切り口の角がありありとわかる半生状態。このシャキシャキした食感がいいんですよねえ。牛肉の旨味と玉ねぎの甘味を、無駄な甘味がなくってしっかりしたドミグラスソースがつなぎ、固めに炊かれたご飯と合わさって…これぞニッポンの洋食！うまいなあ、ホンマに。

炒めタイプのハヤシライスにめったに出会えないという要素もありますが、やっぱりおいしさの一番の理由は、ここのドミグラスソース。前回のエントリにも書いたように、僕としてはもう少しどっしりして苦みがあるほうが好みです。それでもここのしっかりしたソースは今や貴重といっていいと思います。手間をかけなくては出てこない厚みのあるおいしさを、是非経験していただきたいものです。


ちなみにこちらは妻のオーダー、日替わりランチ・エビフライと煮込みハンバーグの盛り合わせ(700円)。エビフライはサクッと、ハンバーグはナツメグが効いてメリハリが効いた味でした。

前エントリにいただいたコメントによると、こちらのシェフはギタリストでもあるとか。今後どんなふうになっていくのか(というのも変な言い方ですが)、とても楽しみです。