丸福珈琲店・千日前本店
Posted ish / 2005.06.15 Wednesday / 11:45
コンビニでこのキャラクターのコーヒー、見かけたことがある方も多いと思います。昭和9年創業、大阪を代表する「丸福珈琲店」のコーヒーの特徴は、とにかく濃いこと。実は僕も5、6年前に初めてここのコーヒーを飲んだのですが、その濃さにはほんとに驚きました。
先日ひょんなことから丸福の千日前本店の前をとおりかかったもので、暑くて喉も渇いていたのをこれ幸いと初体験してきました。
HPにも書いてありますが、こちらのコーヒーは基本的にホットかアイスの2種しかありません。専門店でありつつオリジナルブレンド一本勝負とは、かなりの自信とこだわりの証。ただし強烈に濃いので、トリプルアメリカンと注文される人もいるそうですが、そこまでしたらここで飲む意味ないような気がしないでもないなあ。
この日は暑かったので、たまらずアイスコーヒーをオーダー。つうか、やっぱりここは大阪の老舗であることを意識して、「レイコー」って注文すべきだったか(笑)
フレッシュのピッチャーはよくあるサイズなので、写真でおわかりのように本体のグラスは結構ちっちゃめ。僕はコーヒー飲む時は冷温問わずブラックが標準なのですが、ここのは濃いのがわかってたので、ノーマルのシロップ入りのままで飲んでみました。…が、やっぱり、濃い甘い!
なので、フレッシュを半分ほど加えたらイイ感じになりました。
テーブルにdanchuに載った時の記事コピーがあり、これに出てたチーズトーストおいしそうでした♪今回はとても食べ切れそうになかったので(超ぶ厚い)、次回は食べてみたいな。
店内はさすが老舗の本店、ほの暗くて茶色っぽいトーンがシブイ。平日の昼下がり、年齢層はやや高めか。やっぱ若い層はスタバやシアトルズベスト、タリーズなんか行くのが多いやろうし、もう少し上なら経済的事情もあってドトールやろなあ。その手の新しめチェーンの軽さを取るか、この手のどっしり老舗を取るか。ゆっくり時間とれるならこういうお店がいいんだけれど。
大阪の丸福、京都のイノダ、神戸のにしむら。三都を代表する喫茶店には、土地や人件費の高騰に負けることなく、ずっとずっと在り続けて欲しいものです。ある意味では街の顔やし。
{お店データ}(千日前本店)
住所:大阪市中央区千日前1-9-1
電話:06-6211-1547・1548
※その他、北浜・寝屋川・都島・(何故か)鳥取店あり。
Comments
やっさん@鳥頭2005/06/15 10:58 PM
ここのコーヒー旨いですよね、とても濃くて。
今井で季節の炊き込み御飯食べて、その後、ここの濃いコーヒーってのがPCパーツ日本橋買出し遠征の昔の定番でした。 そうそうその際店で ビン入りコーヒーも買って帰ってました。
最近、百貨店でも売ってますね。
teru2005/06/15 11:09 PM
ishさん、こんばんは。
うーんとってもおいしそうですねぇ。濃いのが好きな私には好みかも。
また我妻ネタで申し訳ないのですが(汗、「関西と関東では圧倒的に関西の喫茶店の方がスペース広く、ゆったりできる」、とのことでした。
さらに「大阪の丸福、京都のイノダ、神戸のにしむら」のように有名な喫茶店って横浜だと、ないような気がします(「コーヒーの大学院」と言う店がありますが、万人向きじゃないし・・・)。
喫茶店文化?は関西の方が進んでいるんじゃないですかねぇ?
ish2005/06/16 12:49 AM
やっさんさん>
実はこの日、まさに心斎橋から日本橋に向かって歩いてたんですよ。初めてここのコーヒー飲んだのは、いただきもののビン入りでした。
大阪のコーヒーは全般的に濃いと言われますが、ここのは特別ですね。
teruさん>
僕も愛読している関西の雑誌、Meet Regional4月号の特集が純喫茶でした。
http://www.lmaga.jp/meetsback/index.html
表紙はまさに丸福本店。なかなか面白い内容ですので、もしそちらで見かけられたらちらっと見てみて下さい。
横浜なんかだと、いかにも古くからの看板喫茶みたいなのがあるような気がするんですけど、意外です。関西のほうがゆったりしてるのは、地価も関係あるんじゃないでしょうか。でも、関東ならルノワールとか、マイナーだけど新宿の「談話室滝沢」なんかゆったりしてると思いますけどね。あ、今調べたら滝沢って閉店したみたいですね。独特の雰囲気で味があったのにおしいことです。
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