【旧】foodish：”雑”食記

僕と妻の休みが合ってさあどこかに行こうかとなった昨日、希望を聞いてみるとハモが食べたいと言いだしたのが11時少し前だったでしょうか。ハモと言えば淡路島だろうということで「淡路　ハモ　ランチ」とかのワードで検索開始、ヒットした内容を吟味していったあげく、ここよさそうと場所を決めて即予約。10分後の11時には自宅を出発と素早い(慌ただしい)展開で、淡路日帰りハモ三昧の旅に行ってきました。


まったく予備知識なしにネットで検索して見つけた「新島水産」に着いたのが13時ころ。なんでここがいいと思ったかと言えば、旅館とかではなく水産会社が昼間だけ食べさせてくれるってのが素材良さそうでリーズナブルな気がしたから。後は全くのカンです(笑)

一番手前の建物の左側の「浜焼き」って書かれた入り口が、飲食スペースへの扉です。その右側入り口の奥には各種水産物がうじゃうじゃいる水槽があります。

さすが水産会社。けっこうなスーペースに種類毎に別れた水槽があり、ちょっとした水族館みたいな感じ。

これから食べることになるハモもうようよ。デカいのがギュンギュン泳ぎ回っています。

サザエ・アワビ・大あさりなどの貝類も色々。残念ながら今回は食べられませんでしたが、おいしいのよね〜

飲食スペースは座敷20席とテーブル席16席とけっこう広め。夏休み時期とあって子供連れの家族客が多く、平日の昼間にもかかわらずほぼ満席でした。網に素材を載せて焼いて食べる磯焼きコース(3000円)が人気のよう。

メニューは各種海産物を網焼きにする磯焼きコース、ハモ鍋コース、宝楽焼コースにアラカルト各種。HPのメニューによると、穴子やフグのコースもあるようです。

座敷席の片隅にはドブ漬けの飲料が置いてあって、好きなようにとって後で清算するシステム。このあたりの素っ気なさというか合理性が「水産会社で食べてる」って雰囲気にマッチしてます。

事前にハモコース(1人前4500円)を予約していたので、特にオーダーしなくてもまずはハモチリ登場。梅肉と酢味噌と一切れずつしかなかったので、なんやこんなもんかと思ってんですが…

ハモすきが出てくる前に他のお客さんのテーブル見てて、そやそや、ウニも食べようと。板一枚にたっぷり、苦みがなく甘く品がいい。うまいなあーと思ってたら、これは由良産赤ウニだそうで、やっぱりミョウバン使ってない無添加だそうです。一枚2600円、量もたっぷりあったしおいしかったし、これはかなり満足度が高かったです。車だったので飲めないのがつらい…(>_<)

ウニ食べてウマいウマいと言ってたら、ハモすきの材料がドーンと登場しました。ハモの量が半端なく多い！玉が大きく分厚い玉ねぎ・ワイルドにそぎ切りされたゴボウ・豆腐・椎茸・三つ葉の他に、ダシ用としてあらかじめ炙られたハモの頭2尾分が載っかっています。ということはこれはハモ2尾分なのか？！

第一ラウンド出来上がり。甘めのだしがおいしい、玉ねぎうまい、ハモは火が通りすぎないように軽めに火を通して、ふんわりじんわり上品な味。クソ暑い日でしたが、クーラー効いてる中で鍋をいただくのもいいもんですな。

(左)途中でどうぞと差し出された鱧の卵。これも鍋に入れて軽く火を通していただきます。ふわっと淡いおいしさ。
(右)これも途中で出てきた、ハモの生ギモ・ゴマ油と塩で。生臭さは全くなく、牛のキモと言われてだされても分からないくらいでした。

こんなシーンを10回以上繰り返したでしょうか。とにかくハモの量がめっちゃ多い。世間一般のハモすきがどんな量かは知りませんが、4人前分くらい食べた気分になりました。計4ラウンド作って食べきれるかなあと思ったくらいだったけど、なんとかほぼ完食。もう当分ハモはええわ(笑)

自分で言うのもなんですが、ちょこっと検索して決めた割りにはハモを堪能大満足、大大ヒットな店でした。ハモ以外も魅力が一杯で、別のもまた食べに来たいなあ、それも運転手付きで。ここ、めっちゃオススメします。


{お店データ}
住所：兵庫県洲本市由良町由良2581　電話：0799-27-1786
営業時間：10時〜14時半(要予約) 定休日:不定休