早春しっぽくまだあるかツアー(4)〜讃岐うどん巡礼2012-2その4
Posted ish / 2012.03.14 Wednesday / 11:34
◎六軒目:やまと製麺所
五軒目を食べ終わると、腹具合的には次でラストかなあとみんなで色々相談。15時を過ぎると営業を終了する店も多く、なかなかチョイスが難しいんです。ああだこうだ言ってるうちにふと思いついたのがこのやまと製麺所。過去一度行ったことがあって、是非再訪してみたかったんです。
まだ若いこちらの大将、一見恐そうで無愛想に見えて、実は研究熱心のスゴ腕。「ほんとはおいしいうどんを食べてもらいたいって気持ちを強く持ってるんだな」って前回感じたんです。でもシャイだからなかなかそれを表に出せないんだと思います。
上の店内メニュー、ひょっとしたら載せたら叱られるかも知れないけど、敢えて載せました。こちらのメニューは季節毎に変わるので、いつもここに書いてあるのが食べられるとは限りません。「せっかくあれを食べに来たのに、ないとはどういうことだ!」なんて怒らないで下さいね。焼餃子やラーメンがあるのは、ここは「製麺所」だから餃子の皮やラーメンの麺も作ってるからだそうです。
到着したのが15時半頃。他のお客さんはいなかったので、麺を伸ばすところから作ってくれます。5人バラバラな注文をしても嫌な顔することもなく、「せっかくだから好みの加減に茹で上げますけど、皆さんどうしますか?」って聞いてくれるなんて、なんて親切なんだろう!
前回は名物のオム玉うどん、今回は限定品のぶっ玉塩麹うどん(冷・490円)をイってみました(麺の取り方に技術が感じられます)。今流行の塩麹、実は僕初めてなんです。なんかハヤリに乗るのが恥ずかしいような気がしてて。黄身の上に見える白いのが自家製塩麹。大将いわく、色々試してみたけれどこのメニューにしか塩麹は合わなかったそうです。
ビシッとした麺に力強い冷やかけだし。正直なところ塩麹は初体験なもんで、いかほどの効果があるのかようわからんところもありましたが、マイルドなかき混ぜ生玉子と合わさって、かけだしに独特の風味がプラスされていました。まあ塩麹の効果がどうこうと言うよりも、根本的にだしと麺がうまいなあというのがぶっちゃけな感想w
食後、どういう訳か大将はかなり饒舌になり、うどんの話やらここに書けないような話やら(笑)、とても楽しくお話しできました。シャイな人だとは思ってたけど、あんな人だったとはなあ。前回からこの店のことが好きだったけど、ますます好きになりました。自分で言うのもなんだけど、ラストにこの店のこと思い出せて良かった〜
(以下は文章が長いので、うどんに興味のある方はどうぞ)
五軒目を食べ終わると、腹具合的には次でラストかなあとみんなで色々相談。15時を過ぎると営業を終了する店も多く、なかなかチョイスが難しいんです。ああだこうだ言ってるうちにふと思いついたのがこのやまと製麺所。過去一度行ったことがあって、是非再訪してみたかったんです。
まだ若いこちらの大将、一見恐そうで無愛想に見えて、実は研究熱心のスゴ腕。「ほんとはおいしいうどんを食べてもらいたいって気持ちを強く持ってるんだな」って前回感じたんです。でもシャイだからなかなかそれを表に出せないんだと思います。
上の店内メニュー、ひょっとしたら載せたら叱られるかも知れないけど、敢えて載せました。こちらのメニューは季節毎に変わるので、いつもここに書いてあるのが食べられるとは限りません。「せっかくあれを食べに来たのに、ないとはどういうことだ!」なんて怒らないで下さいね。焼餃子やラーメンがあるのは、ここは「製麺所」だから餃子の皮やラーメンの麺も作ってるからだそうです。
到着したのが15時半頃。他のお客さんはいなかったので、麺を伸ばすところから作ってくれます。5人バラバラな注文をしても嫌な顔することもなく、「せっかくだから好みの加減に茹で上げますけど、皆さんどうしますか?」って聞いてくれるなんて、なんて親切なんだろう!
前回は名物のオム玉うどん、今回は限定品のぶっ玉塩麹うどん(冷・490円)をイってみました(麺の取り方に技術が感じられます)。今流行の塩麹、実は僕初めてなんです。なんかハヤリに乗るのが恥ずかしいような気がしてて。黄身の上に見える白いのが自家製塩麹。大将いわく、色々試してみたけれどこのメニューにしか塩麹は合わなかったそうです。
ビシッとした麺に力強い冷やかけだし。正直なところ塩麹は初体験なもんで、いかほどの効果があるのかようわからんところもありましたが、マイルドなかき混ぜ生玉子と合わさって、かけだしに独特の風味がプラスされていました。まあ塩麹の効果がどうこうと言うよりも、根本的にだしと麺がうまいなあというのがぶっちゃけな感想w
食後、どういう訳か大将はかなり饒舌になり、うどんの話やらここに書けないような話やら(笑)、とても楽しくお話しできました。シャイな人だとは思ってたけど、あんな人だったとはなあ。前回からこの店のことが好きだったけど、ますます好きになりました。自分で言うのもなんだけど、ラストにこの店のこと思い出せて良かった〜
(以下は文章が長いので、うどんに興味のある方はどうぞ)
雰囲気がなごんだこともあって、前回感じた疑問を思い切ってぶつけてみました。というのも、前回も今回も麺を茹でる時にデカ目の雪平鍋で茹でてるんです。前回来た時のエントリで「麺の茹で方がかなり特殊だったもんでw、一同無言(実は心中不安)でこりゃハズレかと思いました」って書いてたのはそのことだったわけで。
「麺を茹でる時はたっぷりのお湯で」というのが一般的な常識。ほぼタプタプな状態の雪平鍋で、箸を使って麺を回しながら茹でるのなんて他で見たことないですもん。それでちゃんとおいしいんだからすごく不思議。
で、なんでそんな茹で方をするのか訊いてみたら、でっかい製麺所で何十玉も何百玉も茹でるならいざ知らず、十数年くらい前?までは少量ならこの手の鍋で茹でるのが当たり前だったそうなんです。へえ〜、そうやったんかぁ!
でも、あのサイズの鍋で、吹きこぼれないような火加減で、麺も対流しないだろうから箸で混ぜて、それでちゃんと茹で上がるような気がしないんですよね。中まで火が通ってないor表面グズグズor箸で回すので麺がブチブチ、とかになりそうな気がして自分ではとっても無理っぽい。同行したメンバーによれば、打ち立てで打ち粉が少ないからまだやりやすいのではという意見もありました。なるほど、それも言えるか。
この件、大変面白く興味深く思っています。どうすれば雪平鍋でおいしく茹でられるのか、まあそんなことわかってどうするねんってハナシではありますが(笑)
「麺を茹でる時はたっぷりのお湯で」というのが一般的な常識。ほぼタプタプな状態の雪平鍋で、箸を使って麺を回しながら茹でるのなんて他で見たことないですもん。それでちゃんとおいしいんだからすごく不思議。
で、なんでそんな茹で方をするのか訊いてみたら、でっかい製麺所で何十玉も何百玉も茹でるならいざ知らず、十数年くらい前?までは少量ならこの手の鍋で茹でるのが当たり前だったそうなんです。へえ〜、そうやったんかぁ!
でも、あのサイズの鍋で、吹きこぼれないような火加減で、麺も対流しないだろうから箸で混ぜて、それでちゃんと茹で上がるような気がしないんですよね。中まで火が通ってないor表面グズグズor箸で回すので麺がブチブチ、とかになりそうな気がして自分ではとっても無理っぽい。同行したメンバーによれば、打ち立てで打ち粉が少ないからまだやりやすいのではという意見もありました。なるほど、それも言えるか。
この件、大変面白く興味深く思っています。どうすれば雪平鍋でおいしく茹でられるのか、まあそんなことわかってどうするねんってハナシではありますが(笑)
Comments
おがちゃん2012/03/14 01:20 PM
これから時間外に行くならここって言うお店が出来ましたね。
また行きましょう!
ish2012/03/14 06:31 PM
おがちゃん>
>これから時間外に行くならここって言うお店が出来ましたね。
この店の場合、むしろ時間外のほうがいいかもしれませんねw
バカ一もいいよ〜
Comment Form