【旧】foodish:”雑”食記

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加奈井の鰻丼再び(神戸・板宿)

Posted ish / 2012.01.19 Thursday / 11:03

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数年前から行ってみたくて昨年やっと念願かなったものの、なんとハシゴの6軒目という暴挙だった加奈井に再トライしてきました。あれだけ食べた後、しかも寝起きでもおいしかったんだから、まともな状態ならますますおいしいかもなあ♪

(エントリ内の写真はクリックで全て大きくなります)

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前回は単品注文でしたが、今回はお昼時だったのでうな丼定食(2300円)にしようと初めから決めていました。席についたのは12時15分。オーダーを告げると「お時間かかりますがいいですか」とおかみさんに言われたので、「大丈夫です」としっかり返答しました。待ち時間40〜50分かかるのは承知の上、それくらいの時間なんてなんてことあるもんか!


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僕が口開け、続いてまもなく二人客が入って来ただけで、店内はガサつくこともなし。鰻丼を待つ間、ビールでゆったりチマチマやることにしました。小瓶600円は高いように思いますが、持ってきてくれたお通しが秀逸。いわしの酢漬け・鰻の山椒風味・煮物(大根とサツマイモ)のいずれも丁寧に作られていて、前回同様この店の隙のなさを再認識しました。でもこりゃビールやなくて、やっぱり日本酒だったなあ。


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のんびりゆったりわくわくと待つこと30分、思ったより早い目に定食が出てきました。丼からしっぽがちょっとはみ出していて、僕を誘惑しているかのよう。待ってる時間があるから、その間に余計に欲求が増幅されるんですよね。


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どわーん!!ご開帳〜



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前回の単品の時は肝吸い、今回はお味噌汁でワカメとマイタケとキモが入っていました。前回印象的だったお漬け物は、今回改めてシラフで食べてもやっぱりおいしい。これで炊きたてごはんとかお茶漬けとかでもうまいだろうなあ。


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で、鰻丼。フタを開けると、悪魔のように魅力的な香りが立ち上ってきます。まずタレがかかったごはんだけを口に運ぶと、甘ったるさのかけらもなく深みがあってビシッと筋が通ってて、もうこれだけでバリウマ。すごいなあこのタレ。
続いて蒲焼きをちょっとお箸で切ってごはんと共に。
もぉう〜ほんとにほんとに、メガトン級のうまさ!柔らかいだけでなく適度に噛み応えもあって上質な旨味が凝縮された鰻と、辛目のタレ、そして心持ち堅めなごはんの幸せすぎる三重奏。
去年食べたうなぎの中でもここのと阿讃亭のは、大げさに言えば生涯でもベストスリーに入るくらいだと思ってたんですが、6軒ハシゴしたあと一寝入りして寝起きの状態じゃなくても(爆)ちゃんとおいしいことを改めて確認しました。って、疑う気持ちは微塵もなかったですけどね。少なくとも僕の普段の生活圏の中では、今のところベストな鰻です、これは。
値段が同じな鰻丼(松)との違いが今ひとつわからなかったけど、まあそんなことはどうでもよろしい。とにかく、通常状態では僕にとっては松ではもの足らないことははっきりしたし、2人以上なら白焼きも是非とも食べたいし、ここで飲むなら日本酒が一番だという、ハシゴ6軒目の時と同じ結論に達した、ということは前回もけっこうしっかりしてたんやん。


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あらかじめ予約しておけば、長い時間待つ必要はありません。でも、僕は鰻だけでなく、このお店で焼き上がりをゆったり待つ時間を含めて楽しみたいので、今後も予約なしでいきたいところ。気軽にしょっちゅう行ける価格ではないので、なにかの節目に今後も通い続けたいです。ご主人とおかみさんの2人だけでお店をやっておられるようで、お弟子さんはいないのかとちと気がかり。この技と味を引き継ぐ人がいないのは、すごくもったいないと思うんだけどなあ。

う〜、写真見てるだけでまた食べたくなってきた〜

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