【旧】foodish：”雑”食記

讃岐うどん巡りをやっていると、「よくこんな場所で商売始める気になったなあ」と思う店に時々出会うのですが、今回2軒目の「こだわり手打ちうどん・山」もそんな一軒。カーナビがないと苦戦必至、というかあってもめちゃたどり着くのが難しく、直前の狭くてキツい坂道を「ホンマにこの先にうどん屋なんてあるのか？」と思いながら登ることになるでしょう。


そしてたどり着けばそこはパラダイス。ブランコやバスケットゴールや消防車があったり、建物の側面に大胆なペインティングがしてあったり。そう、うどんがうまくてキャラが濃ければ、立地なんて関係ないんです。(ホンマか)



上の写真のペインティングサイドからも入ることが出来るのですが、のれんが掛かってる側から入ってみましょう。



天井が高くて開放的な空間に、ゆったりした飲食スペースがあります。この他、戸外で食べることも可能。



(左)上の写真の右側にこの出入り口があり、ここをくぐって注文します。
(右)くぐり抜けると注文カウンターやサイドオーダーが置いてあり、小さなテーブルもあります。コンパクトなスペースに、必要な要素を押し込めた機能的な空間。



メニュー部中央から左サイドは「釜揚げ麺もちもち」、右サイドは「水締め麺コシコシ」の表示がされています。かけと生醤油を半玉ずつ味わえる「もみじセット」なるものもあり、手間がかかるのに親切だなあと思いました

。

天ぷら・おでんは80円均一で安いです。野菜ミックスかき揚げがおいしそうだったけど、この後のことがあるので自粛。食べたかったなあ。



せっかくなので2種味わえるもみじセット4種のうちから、3番「温かいかけ・冷たい生醤油」にしました。ちなみにこれが一番人気メニューだそうです。もみじセットの由来を訊こうとしたら、どんどんお客さんが入ってきて忙しそうなので訊けませんでした。
かなりな剛麺で、天気がいい時のいわしやを彷彿とさせるものがありました(わかる人にしかわからん)。僕としては、冷たいのはちょっと硬すぎるかなあって感じ、あったかいのでも充分過ぎるほどコシがありました。次回は釜抜きかけか生醤油かな。山の中のロッジみたいな空気感があるので、これからの季節の特にお天気のいい時なんかは、ほんとにのびのび気持ちよく過ごせそうですね。