しむじょう(首里)〜2009沖縄(7)
Posted ish / 2009.09.13 Sunday / 12:38
最終日はちょっとした理由で、朝食後からお昼過ぎまで家族それぞれ自由行動することになりました。どうしようか考えたあげく、レンタカーはホテルにおいたままにして、ゆいレールで首里に行くことに。
駅を降りて首里城をかすめ、前にも来たことがある石畳道へ。炎天下にこの階段を降りきり、意地張って上りはノンストップで上がったら、息が上がって死にそうになりました(笑)
移動には、一日乗車券を利用。最低区間料金が200円なので、3回乗れば元が取れます。施設の割引特典もあるし、ちゃんと計画練れば、かなり有効に使えますね。
一日乗車券を買ったのは、首里〜おもろまち間にある市立病院前駅で降りて、沖縄そばの店「しむじょう」に行ってみたかったから。かなりわかりにくい場所にあるけれど、車で行くより却ってわかりやすかったかも知れません。川を挟んで駅と反対側の山の中腹にあるので、またしても坂道をフーフーいいながら汗だくになって登りました。
お店は有形文化財にも指定された古民家で、建物だけでなく石垣や庭も立派なもの。以前行った沖縄そばの御殿山とか、そば屋じゃないけど真壁ちなーもこんな感じでした。僕が行ったのが日曜日でたくさん人がいたこともあり、ゆっくり見学できなくて残念だったなあ。
玄関で靴を脱いで、座敷に上がります。僕の座った位置から玄関とその隣の厨房方向を撮ったのが上の写真。左側は庭に面していて戸が開け放たれており、自然の風と扇風機で涼を取るのみ。でもさほど暑さは感じないのは、さすが昔からの知恵が活かされた建物ゆえでしょう。ゆったりした雰囲気に見えますが、正面の席が空いた時に写真を撮っただけで、実際にはそばにありつくまで30分強待ちの大繁盛でした。
基本メニューは三枚肉と本ソーキの2種のそばで、これのセットものとかゆし豆腐やジューシーなどもあり。どれにしようか迷ったけれど、本ソーキそば単品(800円)にしました(ジューシーも頼めば良かったと後で後悔)。小鉢2品横の透明容器には着色なしの手作りショウガが入っており、好みで載せていただきます。
運ばれて来るやいなや、かつおのいい香りがプンと鼻にきました。ベースは豚骨だそうですが、脂っこさや臭みはなく、澄んだスープはすっきりしていて奥行きを感じます。途中でコーレーグースをちょこっと加えたら、さらにその奥行きが深まった感じ。適度な固さがある細めの麺も、ボリュームたっぷりなソーキの味付けも濃すぎず、僕好みです。今まで食べた沖縄そばの中でも(っていうほど食べてないけど)、一番といっていいくらいのおいしさでした。
客席を仕切っている女性(店主?)にお勘定の時おいしかったですと伝えたら、「そういっていただけてうれしいです。今日はいつもより混んでいて、お待たせして申し訳ありませんでした。普段はもっとゆったりしていますので、ぜひまたお越し下さい。」と言っていただきました。こうして文字で書く以上に誠意が伝わってきて、すごく魅力的で感じのいい方でした。…またお越し下さいとと言われても、次はいつになるんだろなあ。でも、ここは是非また行きたい!
{お店データ}
住所:沖縄県那覇市首里末吉町2-124-1 電話:098-884-1933
営業時間:11時半〜15時 定休日:水曜
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