【旧】foodish：”雑”食記

久々に京都に行って来ました。お天気も良くポカポカ陽気で、歩き回ってると汗ばむほど。さすが3月、もう春ですね。


前日急に思い立ったので、特に目的はなし。お昼ご飯のあてもなく、混み合うゾーンを避けて河原町〜木屋町あたりの四条より南側近辺をうろついてみたら、ちょっとピンと来るものを感じるお店・「ろっこん」に出くわしました。



(左)店構えより、むしろこのメニューのほうにピンと来ました。注文してから土鍋で炊き始める季節のご飯・お味噌汁・おばんざい7種盛り・主菜で1200円。「土鍋で炊くので20分お時間下さい」ってのがいいじゃないですか。
(右)よしここに決めたとお店に入ってみると、新しめながらもいい調度の店内には、4人がけテーブル3セットとカウンターが6席とこぢんまりいい感じ。どちらの席も掘りごたつスタイルで座れるので、ゆっくりくつろげます。(ジャズが流れてたんですが、気持ちはわかるがこれは不要ではないかと。)
まだ新しいお店だと思ってたら、去年の7月に改装されたばかりで今年で12年目だそうです。


まずはのおばんざい7種盛りは、小さな器に入った刻みモロヘイヤにだしを合わせたものから時計回りに、おから(大葉の裏)・レンコン・赤こんにゃく・野菜の薄揚げ巻き・隠元ゴマ和え・青菜(種類わからず)。予想していたよりいずれも味がしっかり目なのでおやっと思いましたが、この後出てくるご飯があっさりめなので、結果的にはオッケーでした。


このお味噌汁がおいしかった。だしがいいのか味噌がいいのか(多分両方)、久々に「お汁」がおいしいのをいただいた気がしました。


妻の選んだ主菜・「野菜と穴子の天ぷら」。穴子2きれにおくら・竹の子・人参・小芋で、これだけで充分ご飯のおかずになるボリュームでした。


僕の主菜は日替わりの「アイナメと豆腐の炊き合わせ」。揚げたアイナメは量もたっぷり、揚げ出し風で食べごたえがありました。


お待ちかねの土鍋ご飯は、人数分を個々に炊いてくれます。蓋を開けると一面に竹の子が敷き詰められて、春の香りが一杯。土鍋だから適度におこげも出来ていて、炊きたてホカホカ香ばしい。ほとんど味がついてないので、しっかりめ味のおばんざいをおかずにバクバクいけてしまいます。1人頭お茶碗にたっぷり2杯ずつ、鍋底にひっついたのも全部こそぎ取って、きれいさっぱりいただいてしまいました。

これで1200円は、場所柄からしてもかなりなお値打ち！土日祝限定とのことなので、僕らのような観光客にはとてもありがたいです。夜メニューもリーズナブルで良さそうです。


{お店データ}
住所：京都市下京区四条木屋町どんぐり橋下ル50m　電話：075-351-4433
営業時間：17時〜24時　※ランチは土日祝のみ　定休日：月曜(原則？)

※烏丸店もあるそうです。