【旧】foodish：”雑”食記

【言い訳】ここんとこネタが豊富だったもんで、なかなか大ネタに手を付ける気がせず放置していましたが、さすがにまもなく4月になってしまうのでなんぼなんでもこれはあかんやろということで、2月の末にえて吉さんと二人で行ったうどんツアーのことをサクッとあげておきます。
なお、タイトルどおり、今回のツアーで食べた麺はそれぞれテンでバラバラの個性派揃いでした。しかしながら、時間が経っているのとメモをちゃんと取る習慣がないのとで、今となってはその違いをよく憶えておりません(なんといいかげんな…)。よってそのあたりは僕よりマメにメモを取るえて吉さんのエントリをご覧下さい。(注：なお今日現在、えて吉さんとこでもまだエントリはあがっておりません)
　　追記：えて吉さんのエントリがアップされました。
　　　＊第４０回讃岐うどん巡りは意外な出会いあり？


◎一軒目：馬淵手打製麺所

僕は2回目、えて吉さんは初めて(追記：2回目だそうです)。プレハブみたいな平屋建てで外観も妙に記憶に残っていました。

店内広々。到着したのはほぼ10時、店員さんが忙しそうに働いていらっしゃいます。

ここはうどんだけではなく、そばも中華そばも作ってはります。香川の製麺所の中華そばってすごく興味あるんだけど、なかなか食べる機会がないんですよねえ。玉数表記のところに「一人が食べる数」ってわざわざ書いてあるのが面白いです。

麺を受けとって、カウンターで好みの薬味と出汁をかけるのは今ではよくある光景ですが、ここはスペースもバリエーションも広くて使いやすい気がします。雰囲気もいいので、讃岐うどんツアー初心者の方にも喜ばれるのではないかと。

2月の末だったので、まだしっぽく(一玉・360円)をやってました。細めで表面滑らかタイプだったと記憶、こちらのお店では前回も今回もしっぽくだったので、もっとシンプルにひやひやとかでも食べてみたいなと思わせる麺でした。


◎二軒目：古奈や

なんだかスカスカ感満載の風景ですが、ここはトラックヤード。めざすうどん屋は写真左端に位置します。

運送会社のトラックヤードの一角に、社長がわざわざ職人さんをスカウトしてきて作ったという、なんとも珍しいというか香川らしいお店です。「運転手が朝食にうどんを食べられるよう、午前７時から開店しています」とは、なんとも気っ風のいい社長さんですねえ。うどん屋なんてなんぼでもあるけど、朝から大型トラック乗り付けて食べられるお店ってあんまりないのかも。

豊富な種類の天ぷらが取りやすくレイアウトされていて、きちっとした印象。事前にあまり情報を仕入れていなかったので、さて何を食べようかしばらく考えた後…

なんとなくピンと来て冷たいぶっかけ(小・230円)にしてみました。これが大正解。太めで迫力ある麺は、ドン・ガン・ズドンとトラック野郎にふさわしくヘビィ。芯に堅さが残っておらずしなやかさもあって、ここしばらく食べた太麺のなかでもかなり好印象な麺でした。それ程期待していたわけではなかったので不意打ち喰らった感があったとしても、ここは是非とも再訪したいですねえ。