【旧】foodish:”雑”食記

このブログは移転しました。移転先はhttps://foodish.net/blog/です。

「シングルモルト探求セミナー」に参加してきました

Posted ish / 2008.07.13 Sunday / 11:10

山崎1.jpg

サントリーBAR-NAVIさんからご招待いただき、サントリー山崎蒸溜所での「シングルモルト探求セミナー」に昨日参加してきました。お酒など関係ない子供の頃から、電車や車からここの建物を何度も見たことがあるのに、行くのは初めて。セミナー以前に、まず敷地に入るだけでちょっとわくわくします。

山崎2.JPG


山崎3.jpg

ちょっと早めについて敷地内のウイスキー館をウロウロ。でっかいポットスチル(蒸溜釜)を中心に、色んなウイスキーを展示したライブラリ・テイスティングカウンター・ノベルティコレクション・ファクトリーショップ(直売所)など盛りだくさんで、ツアーに参加しなくてもここだけでけっこう楽しめます。もうちょっと早めに来てじっくり見れば良かったと、ちと後悔。

(以下の小さい写真はクリックで大きくなります)
山崎4.JPG山崎5.JPG

今回のセミナーは、関西のブロガーさん十数名が一つのパーティになり、製造工程見学ツアーに続いてメインのセミナーを受けるというダンドリになっています。時間が来て出発カウンターに集合、ガイドさん付きでツアー開始。
お名前を知ってるブロガーさんも何人かいらしたのですが、人見知りが激しいもんで(爆)結局お話しできませんでした。

山崎6.JPG山崎7.JPG

ほんとに作ってるところを見学するんだから、当然室内はウイスキーの香りが充満しています。その上、ただでさえ暑い時季なのに加えて、蒸溜=右のポットスチルの下では火を炊いているので熱気がムンムン。お酒に弱い人なら、見学だけでマジに酔ってしまいます。ガイドの方に聞いたところ一日三回ほど案内されるそうで、下戸ならこの仕事は務まりませんなあ。

山崎8.JPG山崎9.JPG

樽が並んでる光景は写真なんかでよく見ますが、実際に見るのは初めて。こうして何年、何十年も寝かせておくことで熟成するなんてことを誰が発見したんやろうと思うと同時に、なんか神聖な光景のように感じられました。

頭の中ではなんとなく知っていたウイスキーの製造工程を、実際に見ることが出来ておもしろかったです。ポットスチルの管の高さで味が変わるという説明には、「なるほど、お酒を造るというのは化学なんやなあ」と改めて感じました。


さて、見学がすんでお待ちかねのセミナー。部屋に入ると、テーブルの上には4つのグラスにそれぞれ違った12年もののシングルモルトが注がれていました。
山崎10.JPG

シングルモルト探求セミナーには幾つかのバリエーションがあり、今回の『風土が生み出すモルトの味わい講座』は、水や気候や立地によって生じるモルトの個性についてのレクチャーの後、それぞれの違いを感じて楽しもうという内容でした。上の写真手前右から時計回りに「白州」「山崎」「マッカラン」「ボウモア」。色を見て香りを嗅ぎ、まずはストレートで口に含み舌の上で転がしてみる。次いで少し水を落として味の特徴を吟味する。はたまた好みで炭酸水で割ってみて変化を確認する。
…なーんてシビアな飲み方は日頃全然やってないもんだから、妙にかしこまってしまいましたです、ハイ。(笑)

山崎11.JPG

続いて、それぞれのモルトに合わせたご推薦のおつまみとともに。
ボウモアにはペッパーチーズ、マッカランにはナッツ&ドライフルーツ入りのチョコケーキ、白州にはドライフルーツやアーモンド入りおかきということでしたが、山崎にはなんとモナカ。うーむ、あんこ食べながら日本のウイスキーとはなんとジャパネスクなと思いつつ、面白かったけどやっぱり違和感あり。糖分はダメとは思わんが、やっぱ僕は保守的なんでしょうかねえ。

普段は、「自分が好きかそうでないか」「今の気分や状態に合ってるかどうか」みたいな感覚だけで飲んでるので、こうやって説明聞いてからそれぞれをじっくり味わうのは新鮮な体験でした。個性がはっきりした洋物に対して、複雑でバランスが取れた和物。僕はどちらかといえばボウモアなどのアイラ系をストレートで飲むのが好きなので(これに限らず全般的に個性がはっきりしたものが好き)、和物は平均点的で、悪く言えば没個性に感じてしまいます。まあ時期によって好みは変わってくるので、いずれはとんがったのよりまあるいのが好きになってくるのかもしれませんが。

とても興味深い経験をさせていただいた上におみやげまでいただき、サントリーさんには大感謝です。いただいてばっかりでは申し訳ないので、樽出し原酒の詰め合わせを買って帰りましたよ〜。また何かありましたら、是非お誘い下さいね!


※事前に予約すれば、このセミナー(有料)に参加できます。ご興味のある方はぜひどうぞ。(詳細はこちら)
また、蒸溜所ガイドツアー(予約優先)・山崎ウイスキー館入場は無料です。(ただし、テイスティングは有料)

別ブログで関連写真を数点あげています。よろしければご覧下さい。

(追記)BAR-NAVI公式ブログでも関連エントリがアップされましたので、是非ご覧下さい。

Comments

おがちゃん2008/07/13 01:52 PM

結局行けませんでしたが、楽しそうですね。
機会があれば、ご一緒しましょう。

ish2008/07/13 06:08 PM

おがちゃん>
サントリーさんにゴマするわけやないんやけど、ほんとに面白かったです。おがちゃんが一緒だったら、終わってからもっと乱れた?展開になったやろなあ。

おがちゃん2008/07/13 08:11 PM

あはは、家に帰れてないかも(笑)。

ish2008/07/13 09:43 PM

おがちゃん>
大いにその可能性あり!

ダフ屋のマンちゃん2008/07/14 12:09 AM

どーも! ダフ屋です(^^)/
当日はごあいさつ出来ませず失礼しました(^^;
次、お会いできる日を楽しみにしております(^^)/

ミホ2008/07/14 11:47 AM

ああっ!
わたしも行ってたんです。
なかなかいろんな方とお話しできず惜しいことしました。
しかし暑かったですね、笑。

ish2008/07/14 10:32 PM

ダフ屋のマンちゃんさん>
また次の機会によろしくお願いします。

ミホさん>
え、そうなんですか。参加者リストにお名前がなかったので、全然知りませんでした。
僕は暑いの好きなんで、全然大丈夫でしたよ。

k.dino2008/07/14 11:56 PM

こんばんは!
ワタシも参加しておりましたが、
ご挨拶できず失礼しました。
今やっと記事のアップが終わってほっと一息です。
暑いのお好きなのですか?
ワタシはもう、死にそうでした…

ish2008/07/15 07:34 AM

k.dinoさん>
はじめまして、というかお目にかかってるはずですね(笑)
こちらこそご挨拶できずで失礼しました。
暑くてかなり大変だったようですが、僕は全然だいじょぶでしたよ〜

Comment Form





Trackbacks

Trackback URL : https://foodish.net/sb/sb.cgi/1277

PAGE TOP