味香園(神戸・元町商店街)

20150525味香園
元町商店街を歩くことが多いので、この光景もしょっちゅう目にしています。商店街にも看板が出ているので気になりつつも幾年月。先日この近辺でうろついている時にちょうど腹減り状態だったので、初訪問してみることにしました。

20150525味香園

(エントリ内の写真は二度クリックで大きくなります)

味香園」の入口は商店街から少し南に下がったところで、お店は2階。お昼のランチセットは10種類あって、どれにしようかしばし悩みました。今はもう閉店してしまった花隈の味香園となんか関係あるんでしょうね。

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お店はそれなりのスペースがあって、四人掛け・円テーブル以外に座敷席もあり。気どった感じではなく、気軽に日常使いできそうです。

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なんかしらんがここんとこ中華焼そばがマイブームなので、五目焼き麺と焼き飯のセット(850円)をチョイス。焼きそば、いい麺使ってはります。豪華な具ではないけれど、必要にして充分。焼き飯は濃すぎることなくしっかり味付けしたタイプ。2品でボリューム的にも当然満足、ビール飲みながらご機嫌でいただきました。
元町4丁目あたりってそれほど人通りは多くないのに、そこで永年やっておられるということは、地元の方の利用が多いんでしょうねえ。日常的にごくフツーにこういう中華が食べられるところが如何にも神戸です。次回は海老玉子ご飯にしようっと。

{お店データ}
住所:神戸市中央区元町通4-1-10 光明ビル2階 電話:078-361-3991
営業時間:11時~15時、17時〜20時半 ※土日祝は昼休みなしの通し営業
定休日:第2・3水曜


デミグラスソースを求めて/後編〜レストラン トミー(福井市) ※修正あり

※このエントリは「デミグラスソースを求めて/前編〜トミーとの出会い」の続きです。
 よろしければそちらからお読み下さい。

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大阪から神戸の自宅までえて吉さんに迎えに来てもらったのが8時頃。そこから名神高速〜北陸自動車を経由して、めざすレストラン トミーに到着したのが11時半ごろ。大きな通りからちょっと中に入った場所にある一軒家レストラン、英字の表記はTOMYじゃなくってTOMIYなんですね。

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マダムともうお一人女性スタッフがフロア担当。エントランス入って左右ある部屋のうち、左側に案内していただきました。カジュアルでもなく重厚過ぎるでもなく、その中間のややフォーマルな雰囲気。調度やクロスなどから「あ、ここは大丈夫」って思わせる信頼感みたいなものを感じました。

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テーブル上のランチメニュー。ステーキランチ以外の3種は週替わりで、お店のサイトでそのメニューが紹介されています。そこに載っている料理の数々やお皿を見てるだけでも楽しいし、このお店の只者ではなささを感じられると思うのですがいかがでしょう。

さて、はるばるやってきて、何を注文するかが大問題。内容的にも価格的にもランチメニューは魅力的、でも一番の目的はドミグラスソースなんだから、この日の内容は不適切。サイトで紹介されていたアラカルトメニューは事前に目を通していたものの、その中からさて何を選ぶべきか随分悩みました。大好きなビフカツ食べてみたいしなあ、でもソース重視ならやっぱりシチュー系かなあ、けど値の張るもの選んでもしハズレだったらダメージ大きいしなあ…

悩みまくったあげく選んだのはビーフシチュー(2500円)。ビーフカツレツ(2500円)食べたかったけれど、今回の目的がデミグラスなんだからちょっと違うか。それならシチュー系にしようと決めたけれど、一番食べてみたかったタンシチューは3240円だから、もしハズレだったらイタすぎるし。昼食に単品2500円は十分高価なんだけど、わざわざ福井までやってきたんだからこれくらいは仕方がないと駄目元で腹をくくりました。

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ワクワクしながら待つことしばし、出てきたのがこちら。お皿の中心部が白く、黒い料理とのコントラストが強すぎてiPhoneでは綺麗に撮れていませんでした。それくらい黒い。ネットで見たとおり、あるいはそれ以上にほぼ黒に近いソースを目にして、ぞくっと寒気。これはやはり永年僕が探していたデミグラスではないか、ビンゴ!だと。
ナイフを入れると、スムースに切れるのはお約束。ソースをビーフにまとわせ、口に運ぶと…

まず感じたのは、何十年ぶりかで嗅ぐあの軽い焦げ臭が混ざった香ばしく重厚な香り、続いて苦味・酸味・旨味。やや酸味が立ってくること以外は、甘味はほとんど感じず、ほぼ僕の頭に中にあったもの。そう、これが僕が慣れ親しんできたあのソース、出会いをあきらめてかけていたあの味に、やっと再会することが出来ました。再会の嬉しさ・今もなおこのソースが残っていることのありがたさ・たまたまネットで発見できた驚き・福井という場所にこのソースが存在している不思議さなどなど、色んな想いが溢れ出てきて感無量。まさかこんなところで出会えるとはなあ。

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僕らがわざわざトミーで食べるためだけに福井までやってきたとフロア担当のマダムに言うと、色んな話をしてくれました。(以下箇条書きで)

  • マダムは初代の娘さんで、ご主人は現在のシェフであり2代目、息子さんが3代目。(サイトトップの写真参照)
  • 初代は福井大阪出身、大阪のレストランや神戸の今はなきニューポートホテル(マダムの話では回転レストランがあったホテル)でコックとして働いていた。
    (追記訂正:初代は京阪神様々なホテルでの経験があり、神戸ではオリエンタルホテル。ニューポートホテルは2代目でした)
  • かつて福井が人絹(=人造絹糸)王国と呼ばれ栄えた時代に建設された「人絹会館」の会員制レストラン「CR(=Club Rayon)」のシェフとして迎い入れられた。
  • その腕を見込んだ常連客達から独立を勧められ、昭和23年独立、トミーを開店。
  • ドミグラスソースは初代の教えのまま作っており、完成まで1ヶ月程かかる。
  • 古いソースを継ぎ足すことはなく、一から作る。(その過程としてビーフシチューやタンシチューもできる?)

…うーん、すごいなあ。なんで福井なのかと思ったら、こういう背景と歴史があってのことでした。今もなおこのソースを継続できるのは、初代の後継としてこれが店の命なんだと語るマダムや現在のシェフの意志が生半可じゃないからなんですね。絶滅してしまったかと思われたソースがちゃんと存在している、そしてそれを継承する3代目がいる、素晴らしいことだと思います。

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ご飯の追加をお願いしたら、マダムが「どうぞソースを混ぜて食べて下さい、お好きな方はそうされるんですよ」と、一つ上の写真の追加ソースまで持ってきてくれました。ソースがごちそうなんだから、具がなくってもこれだけで充分おいしい即席ハヤシライス状態。ご飯に合うなあ、やっぱり洋食だなあ。

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うまいうまいと食べてる途中、マダムに「そういやネットで調べている時に読んだんですが、たまにしか作らない牛タン入りクリームコロッケってのがあるらしいですね」と話したら、「実は今日はあるんです」とのお答え。そしてそしてありがたいことに、その牛タンコロッケをサービスで出してくれたんです!(注:お試しサイズですw)

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タンはシチューの余り物ではなく、わざわざこれのためにに作ったそうで、崩れておらずちゃんと小さなダイス状。タン・ベシャメル・ドミグラスと手間の三重奏のコロッケ。濃厚な旨味で、いやあ、もう参りました。
マダムによると、11月になってセイコガニが解禁になってしばらくして値が落ちついた頃にどさっと買い込み、期間限定でセイコガニのクリームコロッケを作るそうです。内子も外子もカニミソも入ってるらしく、想像するだけでこりゃもうあかん!!

洋食に関しては、僕はそれなりに色んなところで食べてきたつもりです。たまたま出会ったこのトミーのデミグラスソース、これはその中のどこにもありません。苦味が立ったこの味をお気に召すかどうかはわかりませんが、洋食好きの方ならば、これを経験するためだけにでもわざわざ福井まで行く価値があるお店だと思います。(というか、本音は「食べとかなあかんやろ!」と言いたいw)
あーん、タンシチュー食べたい・ビフカツ食べたい・ハヤシライス食べたい・セコガニクリームコロッケ食べたい・日替わりランチも食べてみたい〜 また福井に行きたいなあ…

{お店データ}
住所:福井市上北野1-24-3 電話:0776-53-3080
営業時間:11時~13時半(L.O.)17時~20時半(L.O.)
定休日 :木曜日(祝日の場合は営業)


デミグラスソースを求めて/前編〜トミーとの出会い

洋食が好きなので、ちょくちょくネットで良さそうなお店を検索します。特にビフカツが好きなのはご存じの方も多いかも知れませんが、もう何年も前からずっと探し求めているものがもう一つ、それは昔ながらの重くて苦味が利いたドミグラスソースなんです。
子供の頃に父が連れて行ってくれた何軒かの洋食屋さんでは、その手のヘヴィなデミグラスソースが出てきました。でも年月が経つに連れそういうソースはどんどんと減っていってしまい、悲しいことに今やほとんど絶滅危惧種。その理由は、お店の閉店・客側の嗜好の変化など色々あると思いますが、やはり最大の原因は、作るのに手間が掛かりすぎるしコストが合わないからだと思います。
(参考サイト:辻調グループ総合情報サイト・【半歩プロの西洋料理】 デミグラスソースとは)
これまで色々な洋食屋さんに行きましたが、僕の記憶にあるような重くて苦くて黒いのには巡り会えず。それに近いのはあっても、求めるものは今やもうなくなってしまったか、あるいは自分の記憶の中で勝手にイメージが膨らんでしまっただけで、元々そんなものはなかったのではないかと思い始めていました。

とはいいつつ、先日も色々と言葉の組み合わせをとっかえひっかえしながら、いつものようにGoogleで洋食屋を検索していました。で、その時ふと思いつきました。通常のウェブ検索ではなく、「画像」検索をしてみたらどうだろうと。

デミ検索
例えば「デミグラス」「黒い」というワードを組み合わせて検索し、その後「画像」検索にしてみた結果はこんな感じです。どこの何の料理かはわかりませんが、検索語で引っかかってくる画像は洋食だらけ。もちろん写真と実物の色は違いがあるでしょうが、これならぱっと見ただけで候補を探し出せます。
これはと思う料理をクリックし、そこからリンク先をたどってどこ店のどんな料理かを想像する。その繰り返しをしているうちにたどり着いたのが、福井市にあるレストラン トミーサイトに掲載されているこのデミグラスソースの色、お店のブログで紹介されているランチメニューの数々を拝見しているうちに、最初の「おや、これはひょっとして」って直感からどんどん加速度を増し、確信のようなモノに変わっていきました。
でもでも、大変大変失礼ながら、何故福井?
神戸でも横浜でも東京でもなく、洋食屋がたくさんあって競争してるわけでもないだろうその地に、僕の探しているクラシックなデミグラスソースなんてあるんだろうか?でもなあ、サイトで見る限りあの料理の数々はアタリの予感バリバリだし、かといって福井なんてそうそう行く機会ないし、わざわざ行ってハズレだったらダメージ大きいだろうし…(ブツブツ)…なんてことをツイッターでつぶやきながら、いつの日か旅行の計画を立てて確かめに行ってみようと思っていたのでした。

ところが思わぬことに、意外と早くその日がやってきました。上記のツイートをしていた数日後にたまたま平日休みがあり、昼酒でもしませんかといつものえて吉さんに声をかけたら、「帰ってから飲みに行くのに付き合ってくれたら、福井まで日帰りドライブの運転手務めていいですよ〜」とのお返事。ええ、マジっすか?!、福井まで洋食食べるためだけに日帰りドライブなんていいの?!
…まああの方の場合のドライブが常人の感覚とは大きく違うのはよくわかっています。あつかましいなあとかアホちゃうかと思いつつ、ありがたくその提案を受け止め、どんなドミグラスソースなのかを確認するため、大阪から神戸を経由し福井まで日帰りドライブすることに相成りました。

〜(後編に続きます)


田島屋(大阪・東部市場前)

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時系列的には逆になってしまいましたが、天満のSOLDES/ソルドに行った日はけっこうハードスケジュールで、福井日帰り(いずれエントリします)→今回の田島屋→ソルド→天満のバーと、1日で4軒ハシゴしました。この田島屋えて吉さんちから近くっちゃあ近くで、以前から機会があれば行きましょうと誘われていたお店です。

20150519田島屋
16時開店の30分後くらいに入店、カウンター席とテーブル席の店内は半分以上埋まっている状態。カウンター席前にネタケースがあり、年季入ってそうな店主が料理を作ってくれます。まあ決してお上品な店ではないですが、ぶっちゃけた雰囲気で活気があって、こういうの僕は好きやなあ。クリック2回で写真を大きくすれば背後のメニューが確認できますが、けっこう魚系が充実しています。

20150519田島屋
アルコール抜きの屋根なし号での長距離ドライブの後だったので、何はともあれビール。最初のアテは僕の希望でじーまーみ豆腐。フツーの冷や奴も好きなんですけど、これとか胡麻豆腐とか玉子豆腐なんかも好きなんです。白板メニューに豚足あったし、なんか沖縄と関係あるのかあ。

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続いてどて。神戸に比べると大阪では居酒屋でどて置いてる率高いですよねえ。

20150519田島屋
最初に頼んだ刺身盛り合わせがえらく時間が掛かってるなと思っていたら、ドカンとえらく豪勢に出てきてびっくり。キッツケデカいわ種類は多いわ(失礼ながら)予想を裏切る旨さで二度びっくり。ハシゴする予定じゃなかったらもうちょっと腰を落ち着けて飲みたい、質実剛健なお店でした。鍋料理もあるそうで、それもいいなあ。

{お店データ}
住所:大阪市生野区田島4-6-38 電話:06-6754-4165
営業時間16時0~22時半 定休日:木曜・第4水曜


地鶏塩焼き載せ梅肉風味長芋サラダ

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近所のスーパーに行ったら、けっこう良さげな地鶏が半額お勤め品になっていたのでとりあえず購入。ゴチャゴチャするよりシンプルに食べたかったので、自宅にあったガーリック入りスパイスと胡椒、ややきつめに塩を振りかけてデロンギで焼きました。
それとは別に、そろそろ食べてしまわないといけない長芋があったので、これときゅうりをスライスしてなんとなく梅肉ドレッシングで和え、さらにカットしたトマトを散りばめた上に、塩焼き地鶏をオン。きっちり塩味があったので、特に味付けは追加せずそのままでいただきました。皮がパリッと焼けててウマし、さすが地鶏ですな。