沖縄テーゲー旅7〜これはめっけもの「琉球ぱおず」(首里)

コザからバスに乗って那覇のホテルに戻り、一旦部屋で汗を流したあとは、ゆいレール2日間フリー乗車券を有効に使って、昨夜晩ご飯を食べた首里に向かうことにしました。

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その目的は、事前にえて吉さんとゆるーく計画していた泡盛工場の見学。泡盛は沖縄県各地で造られており、その中でも首里では3ヶ所で見学が実施されているんです。その中から瑞泉をチョイス。えて吉さんも僕も初めての経験、工場内の写真撮影は出来ませんでしたが、泡盛の製造方法・楽しみ方・ちょこっと試飲などさせていただいて、とても有意義な時間でした。


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見学が終わったのが15時過ぎ。首里の街をうろついているうちに先ほど試飲した泡盛が引き金になって、この日の夕飯には大ネタが控えているものの、その前にちょこっとビールでも飲みたいよなということになりました。でも、都合良く立ち飲みなんてあるわけもなく、ホテル近くまで戻らなしゃあないかとゆいレールの駅近くまで戻ってみると、前日も認識していた「琉球ぱおず」に遭遇。


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店頭メニューを見てみると、こんな真っ昼間にも関わらず点心をアテに泡盛やビールを飲ませてくれるじゃあーりませんか。こりゃなんという酒の神様のご配慮、ここで呑んで行けとおっしゃってるに違いありません。


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お店に入ってみると、女性一人客でも全然オッケーな感じのこぎれいな喫茶店風。都合がいいことに、飲茶とドリンクのセットメニューがあったので、3種の餃子・3種の揚げ物と泡盛のセットを1つずつお願いすることにしました。


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5種の内から選んだ餃子3種は、確かゴーヤー・もずく・島唐辛子だったかと(他にイカ墨・キャロットあり)。最初にこれが出てきた時に、自然な色味と丁寧な包み方におっと思いました。食べてみると皮もっちりでおいしい。正直なところ全然期待してなかったんですが(失礼)。こりゃアタリじゃないかと思い始めました。


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揚げ物3種は、海鮮リゾットとチーズが入ったライスボール・パリパリ春巻き・カレーパフ。うーん、やっぱりアタリだこの店は。3種それぞれすごくおいしかったんだけど、特に良かったのがカレーパフ。細かく丁寧に細工された月餅の皮みたいな生地にサクッとかぶりつくと、香ばしいスパイスの香りがホワ〜ン。揚げたてアツアツで生地とのバランスも良く、ちょっと驚くくらいのおいしさでした。カレーのことは詳しくわかりませんが、テケトーな有りものではこんな香りは出ないのではないでしょうか。


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大ネタ晩ご飯が控えていたにも関わらず、小籠包(450円)を追加。こちらもきっちり作られていて本格的な味。いや〜素晴らしいですねえ、後のことを考えなければ、このままどんどん追加注文したい気分でした。それ程大きなお店ではないのに、デザート含め料理の種類は30種類以上あるのも魅力的。


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写真を見ればお分かりいただけるように、どれも作り方が丁寧で、気持ちがこもっているのが伝わってきます。食後ご主人と話したところ、脱サラして料理学校に行った後ホテルで修行し、独立されたとのこと。余程いい環境で一生懸命勉強されたんだろうなあと思うと同時に、ご本人の誠実な人柄が表れている気がしました。それに加えてなんというかなあ、料理を作るセンスみたいなものを感じましたね。(生意気言ってスミマセン)
次回来るなら、色々食べられるコースを是非ともイってみたい。中華料理に恵まれている神戸に住んでいても、これはちょっとうらやましいと思えるお店でした。


{お店データ}
住所:那覇市首里鳥堀町1-46-2 電話:098-943-7950
営業時間:[火~土] 11時半~14時半 17時~22時 [日] 11時半~17時 定休日:月曜




今期初?のカキフライ@茶々(神戸・三宮)

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そろそろカキフライが食べたくなって、三宮をウロウロ。適当に入った「茶々」がワールドワングループだとは知らなんだ。
反射的にオーダーしてしまった生牡蠣に続いて、本命のカキフライは580円。一個に数粒入ってボリュームたっぷり。赤星と一緒に休日の昼酒をゆったり楽しんでます。

(以下、追記)
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三宮交通センタービルの西側には昼夜問わず営業してる居酒屋がたくさんあるので、適当にどこかで飲もうと入ったのが茶々でした。海鮮中心本日のメニュー、さすがに安い。


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あとさきになりますが、店に入った途端に目についたのが生ガキ会員価格580円のポップだったもんで、条件反射的にまずオーダー。ほんとに食べたいのはカキフライなんだけどまあいいや。(その後、上記のカキフライを注文)


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生ガキ食べてカキフライ食べながらサッポロ赤星→秋鹿と飲んでたら、いつの間にか目の前にこんなのが貼り付けてありました。こりゃあ頼まずにはいられません。


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秋鹿から英勲へチェンジして酔っぱらっていたのか、ピンボケ写真で申し訳ない。めんどくさいなあと思いながら、蟹の身をせせりだし・外子内子をつつき、否が応でも時間をかけながらちびちび飲むのは、休日昼酒にぴったりでした。

うーん、なんだか便利な店を知ってしまったなあ。


{お店データ}
住所:神戸市中央区北長狭通1-31-12 電話:078-391-1012
営業時間:12時~24時:定休日:なし


カキフライ、今期初じゃなかったですね


沖縄テーゲー旅6〜バスでコザへ(沖縄市)

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2泊3日の2日目は、まるまる1日使える貴重な日。なのに特に何をするか決めてなかったんですが。事前にえて吉さんと話していたボンヤリしたプランの中から、コザに行ってみることにしました。今回はレンタカーなしなので、那覇からバスで移動。沖縄でそれなりの距離をバスで走るのは初めてです。


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那覇バスターミナルで待ってると、こんなカラフルなのを見かけたりしてやっぱり南国っぽいなあと思ったり、台湾からの観光客に乗り場を尋ねられたり。


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沖縄本島では複数の事業者がバスを走らせているらしく、今回乗ったのは東陽バスってところのでした。手作り感満載の乗務員募集ポスターがなんか微笑ましい。


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話したりちょっとウトウトしたりしてるうちにコザに到着。僕は何年か前に車で通過しただけなので、ほぼ初めて。一方えて吉さんはしばらく住んでいたこともあり、年数こそ経っていますがコザの街についてはかなり詳しいので、街歩きしながらサクッと案内してもらいました。
写真はコザのミュージックタウン音市場に掲げられているえらくかっこいいオブジェ。施設そのものは平日昼前ということもあり閑散としていました。

現在のコザの街の独特な文化は、戦後に米軍基地が建設され、次第にその周囲が発展していったことで形作られた。 本土復帰前の沖縄では、次々とホテルや飲食店などが建設され、特にコザの街は飛躍的な発展をみせた。
また、その中でも音楽文化は、その後のコザにしっかりと根づき、音楽の街コザとして各地で知られる存在になる。 当時のコザ市という名前は消え、沖縄市と名前を変えた現在でも、コザの愛称は地元に親しまれ、いまでもコザ=沖縄市の中心部というイメージが定着している。
事前にえて吉さんから「平日の昼間のコザはほとんどなんもないですよ〜」とは聞いてました。上記の引用先にもあるように、やはり夜・それも週末・特にペイデイ(給料日)の次の週末が賑わうそうです。まあそうとはわかっていたけれど、来たこと無いので来てみたかった訳で。


(コザで撮ったスナップのスライドショー、クリックでスタートします)
街を歩いてみた感想としては、聞かされていたとおりやっぱり平日昼間はなんもないなあと。特に商店街は閑散としていて、シャッター降ろしっぱなしっぽいお店がちらほら見られてちょっとどうなんかなあと。
またコザというとなんとなくバタ臭いイメージがあったんですが、エイサーの街でもあるんですね。沖縄全島エイサーまつりってのがあるのは知っていましたが、それがコザで行われるとは知りませんでした。その時期に来たらまた違った印象だったんでしょうねえ。


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コザの中心部をうろついた後は、えて吉さんが行ってみたいところがあるらしく、導かれるまま中部農連市場へ。


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どうやら目的地はこの「市場食堂」らしく、けっこう歩いてお腹が空いてたしちょうど昼時だったので、ここで昼ご飯と相成りました。


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珍しそうなのは「骨汁」のみで後はほぼ定番。日替わりもあり、朝食を食べた那覇の食堂より安めです。こういう場合、間違ってもしょうが焼定食とみそ汁なんて頼んじゃダメですよ。


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市場の近くということだったしなんだか野菜が食べたかったので、僕のチョイスは野菜そば。沖縄そばの上にてんこ盛りの野菜炒めが載ってて、かなり食べ応えがありました。付け合わせのポテサラも丁寧に作られていて、うまし。


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えて吉さんはフーチャンプルー。こちらも野菜たっぷり豚肉ドカンのてんこ盛りでボリューム満点。市場食堂という名のとおり仕入れの利を活かした実直なお店って感じでした。

ところでお店に入ってしばらくして、この店で料理を作っている方がえて吉さんコザ時代の知り合いだと聞かされました。それだからここに来たんだと判明。食後に挨拶をして数年ぶりの対面、フロア係は息子さんだとのこと、親子で安くてボリュームがあっておいしいものを作るべく頑張ってはります!


{お店データ}
住所:沖縄市住吉1-24-1 電話:098-934-5103
営業時間:10時〜17時 定休日:日曜


沖縄テーゲー旅5〜食堂「みかど」と「三笠」で朝飯(那覇・松山)

沖縄の食堂で「おかず」「みそ汁」「ごはん」を同時に注文したらエラいことになる、ってネタはだいぶ前から知ってました。
 ◎ご存じない方はこちらを→DEEokinawa「食堂で”あの注文”をしてみる」
今まで何度か沖縄に来たことはあったけれど、いわゆる「食堂」は経験したことがありませんでした。今回初日の「花笠食堂」でデビューしましたが、あれはほとんど居酒屋使い。今回の宿では朝食を頼んでなかったし、えて吉さんの提案でホテルの近所にいい食堂が2つもあるってことで、2日目3日目の朝食はそこで取ることにしました。

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ゆいレール美栄橋駅・今回の宿ホテルエアウェイ・2つの食堂「みかど」「三笠」の位置関係は上の地図の通り。え、こんな近くにあるの?!ってびっくりするくらい2店は近く、どちらも24時間営業で、お盆と正月以外休みなしです。


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写真上・2日目の朝に行ったみかど、写真下・3に目の朝に行った三笠。下の写真左端にみかどの看板が見えます。比較のため、以降も上下or左右にこの2店での写真を並べていきます。

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店内の作りはどちらもほぼ同じく、厨房・配膳スペースの前にカウンター席、その後ろにテーブル席。確か両店とも畳敷きの小あがりはなかったかと。サービス係は、共通して元気で親切そうな女性軍団です。


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(エントリ内の写真はクリックで大きくなります)
メニューは一部を除いて共通するものがほとんどですが、僕らのような観光客にとってはなんでこんなのがあるんやろとか、これはどんなもんなんやろうと思わせるものがいくつかあります。一番高いメニューでも650円とか700円、店頭に蝋細工メニューがあるので、どんなものがどれくらいのボリュームで出て来るのか大体は予測できます。


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僕が食べた朝食メニューは、2日目がみかどのゆしどうふ定食650円、3日目が三笠のすき焼きごはんなし(値段不明)。ゆしどうふは胃の調子が悪かったわけではなく、汁気が欲しかったのと、なんとなく朝っぽい気がしたから。おかずの焼き鮭が妙においしかったなあ。すき焼きは、どんなのか食べてみたかったから。焼いてるっていうか汁気がかなり多くて、フツー僕らがすき焼きには入れないようなキャベツやレタスも入ってて、糸コンではなくマロニー使用。どちらも凄いボリュームで、2日とも朝ご飯食べながらえて吉さんとビール飲んでましたw


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沖縄のチャンポンは麺類ではなく、こういう「炒め物載せご飯」だということを、えて吉さんに教えてもらうまで恥ずかしながら知りませんでした。みかど(600円)は各種野菜と沖縄らしくコンビーフハッシュを炒めて玉子とじ、三笠(550円)は玉ネギ多めでミンチ肉使用の玉子とじでオープンオムレツ風、味付けはどちらも醤油みりんの甘辛です。メニューにはそれぞれみかど風三笠風と書いてあるように、沖縄の食堂ごとに違ったちゃんぽんがあるんだそうです。面白いですね〜

2日とも朝ビール飲みながらこれらを食べたんですが、とにかく全品ものすごく料理が多い!普段の生活圏からすると価格も安いし、毎食こんなの食べてたらすごいことになるだろうなあって思います。


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なのに、みかどではご飯お代わり無料、3月末までは二杯目も無料だったらしい。どんだけ食べるねん…
一方、三笠ではバターがセルフサービスとのこと。なんじゃこれは?

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テーブル席には見当たらなかったのでカウンターまで行ってみると、沢庵と一緒に置いてありました。試しに食べてみたら、バターではなくマーガリン。沖縄ではご飯の上に載せて食べる習慣があるそうで、圧倒的シェアを誇るのが「ホリデーマーガリン」。三笠でもこれを使っていて、通称バターと呼んでいるそうです。そういやうちの親は本当のバターのことを「本バター」って呼んでたもんなあ。しかしこんなん山盛りでご飯食べたらますますすごいことになるやん…


{お店データ}
*みかど 住所:那覇市松山1-3-18 電話:098-868-7082
 営業時間:24時間 定休日:1月1,2,3日、旧盆
*三笠 住所:那覇市松山1-3-17 電話:098-868-7469
 営業時間:24時間営業 定休日:年始、旧盆の3日目とその翌日


沖縄テーゲー旅4〜赤田風で琉球料理(首里)

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えて吉さんと沖縄に来た一番の目的は、僕らがブログを始めた頃からの知り合い・「やむやむ」のnanameさんに会うことでした。えて吉さんはnanameさんに過去2回ほど会ったことがあるんですが、僕はまだ。いつか3人で会えたらいいねって言ってたのがやっと叶いそうだったんです。
事前にnanameさんに連絡したら、沖縄に関するものすごい内容のリンクリストを送ってくれました。これ、出版社にガイドブック作成用として売れるんやないかと思ってますが(笑)、とにかくそれくらい面白くて役に立つんです。


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nanameさんとお会いするのにどこがいいか考えた結果、そのリストにも入っていた首里の「赤田風」にすることにしました。沖縄らしい雰囲気の中で3人でゆっくり話したい、普段あまり食べる機会がない本物の琉球料理をきちっと味わいたいとの思いがありました。
ところが当日になってnanameさんに急用が出来、やむなくキャンセルとなってしまいました。何年も前から願っていたのでとても残念でしたが、仕方がないこと。いずれそのうちにきっと機会が巡ってくることでしょう。沖縄に来る理由がまた一つ出来たと思っています。


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ということで、人数変更の連絡をしたのちお店に到着。ゆいレールの首里駅からそれ程距離はありませんが、フツーの民家があるようなゾーンにぽつりとあるので、辺りが暗くなってからだったらけっこうたどり着くのが難しいかも知れません。
僕らは一番奥の座敷席に通していただき、そこから入口側に向かって撮ったのが上の写真。民家を改造されたのでしょうか、静かで時間がゆったり流れる空間は沖縄にいるんだなという感覚を増幅してくれました。
赤田風のメニューは3段階のコースメニューのみ。今回は真ん中の5800円のコースを事前にお願いしておきました。まずはオリオンビールを飲みながら、さてどんな料理なのか、楽しみ楽しみ。


DSC06585ポーポー:小麦粉をクレープ状に薄く焼き、沖縄の油味噌・アンダンスーを巻いたもの

おかみさんが最初にポンとこれを持ってこられた時は、ウーンと少し唸ってしまいました。というのも、あまりのシンプルさにこれをどう写真に撮ったものかと悩んだから。無地の琉球漆器に真一文字。本当に困りました。迷ったあげく撮り終えた後、手で直接持ってパクリ、ビールをゴクリ。何度も沖縄に来たことがありますが、初めてのポーポー、品のいいアンダンスーでスタート上々です。


DSC06588中味のお吸い物:豚の内臓のカツオ仕立てお吸い物

沖縄の料理をあまり知らない頃は、油ギッシュなものばかりだと思っていました。でもだんだんと本来はそうではないことを知り、沖縄に来た時は伝統的な料理を食べる機会を作るよう意識してきました。中味のお吸い物=中味汁も何度か食べたことがありますが、これは一口いただいてその上品さに驚き。臭みがないのは当然、おもいっきり手間をかけたが故の洗練。見目麗しく、ここまでギリギリにするかなの薄味。一見なんでもないようで、凄みを感じる一椀。


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オリオンビールで喉を潤した後は当然泡盛、銘柄は失念。首里にも泡盛メーカーが何軒かあって、この翌日にはすぐ近くの「瑞泉」で工場見学させてもらいました。


DSC06605芋くず(ンムクジ)アンダーギー:芋くず(サツマイモの澱粉を乾燥させたもの)と紅芋の揚げ物

沖縄を代表するスイーツの一つ・サーターアンダーギーのサーターは砂糖、アンダーギーは揚げ物。この芋くずアンダーギーには砂糖はかかっておらず、わずかに塩が使ってあるのかという程度でほとんど素材そのままの味。丸めることなく花を模したような形も面白く、じっくり味わえばそろっと風味が涌き出てくる、そんな感じの一品でした。


DSC06610ミヌダル盛り合わせ:右のミヌダルから時計回りに、ゴーヤー梅酢漬け、田芋唐揚げ

ミヌダルは琉球王朝の時代の宮中料理で、黒ゴマペーストを塗った豚肉の蒸し物。僕が初めてミヌダルを食べたのは、大好きな大阪の沖縄料理屋・てぃーあんだでした。沖縄料理は油ギッシュなものばかりではないと教えてくれた、僕にとっては先生みたいなお店の一つ。現地に行かなくてもちゃんとした沖縄料理が大阪で食べられる、価値あるお店です。


DSC06625昆布(クーブ)イリチー:細切り昆布と豚肉と野菜などを炒め煮したもの

沖縄料理の中でもトップレベルに有名な料理で、個人的にもかなり好きなクーブイリチー。これまでいろんな店で食べてきましたが、ここ赤田風のはそのどれよりも薄味でした。確かえて吉さんが「ここまで(控えめに)するかぁ…」みたいなことをつぶやいていたのを憶えています。昆布とダシの旨味を前に出すためのぎりぎりの味付け。泡盛とすごく合っていました。
料理もさることながら、器でも沖縄を楽しませてくれています。最初は琉球漆器、途中からはやちむん。ぶっちゃけ、ミヌダルもクーブイリチーもハデさのない料理と器ですが(失礼)、それだけに却って、着飾っていないありのままの姿を表現しようという自信みたいなものを感じました。


DSC06634ドゥルワカシー:田芋(ターンム)を煮て潰し、様々な具材を加えて練り上げたもの

初めてドゥルワカシーを食べたのは、今やなき名店・「琉球料理乃山本彩香」。一度だけだったけれど、長年憧れていた店にやっと行けて、その料理・器・しつらいに大きなインパクトを受けました。その中でも最も印象に残ったのがドゥルワカシー。一見なんでもないようでいて実はものすごく手間が掛かっていて、その奥行きの深さに一度でファンになってしまいました。手間が掛かるからでしょうか、あまりお目にかかる機会がなく、ここで出会えたのはとても嬉しかったです。写真がうまく撮れなくて残念だけれど。


DSC06638ミミガーさしみ:豚の耳の和え物風

刺身というよりは、ピーナツ和えのサラダ風でした。これまでの料理と比較して、割りとクッキリした味付けだったと記憶しています。


DSC06641ラフテー:豚肉のかたまりを黒砂糖、醤油、泡盛でじっくり煮たもの

やはりメインディッシュの位置にきたかのラフテーは、見事な煮姿。特に皮から脂身にかけてが艶っぽい。口の中でほろりと崩れるのは当然、さすが元をたどれば宮廷料理の華やかさがありました。料理もさることながら、この器がすごくいい。ちょっとした丼サイズで濃いグレーとつや消しの肌触りがシブく、控えめで料理を引き立てながらも自ら主張するところがとても気に入りました。


DSC06648ジューシー:炊き込みご飯。雑炊系をボロボロ、硬い系をクフアと呼び分けることも。

こちらもこれまでにない薄味。けれどというかそうだからというか、じんわりと優しい素朴なおいしさを感じることが出来ました。縁取りの模様が美しいお茶碗も素敵。


DSC06649+■デザート:マンゴー


ぱっと見の華やかさには欠けますが、かといって素朴さだけでは決してない。なんと表現していいかわかりませんが、まだ僕にはわからない、この先にずっと広がる奥行きのようなものを感じる料理でした。ともあれ、えて吉さんと二人して楽しくもあり学ぶことも多く大満足。出来ることながらnanameさんとご一緒して、色んなことを教えてもらいながら・バカ話をしながら過ごしたかったですが、それはまたの機会を楽しみにすることにしましょう。


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{お店データ}
住所:那覇市首里赤田町1-37 電話:098-884-5543
営業時間:18時〜23時 定休日:日曜日


神戸をベースに、食べ歩き・料理・旅行記など、飲食ネタ中心です。