「鰻」カテゴリーアーカイブ

東京一人旅(3)〜大当たりの「鍵屋」(東京・鶯谷)

ぷるみえさんと会った後は、高校時代の友人3人との飲み会。当初はなんとなく上野で待ち合わせてテケトーに店を選ぶつもりだったんですが、直前になって調べてみたらもひとつピンと来る店がなかったので、ちょっと範囲を広げてみたら良さげな店が引っかかってきました。
待ち合わせたのは山手線の鶯谷駅。関東在住歴が長い友人3人とも「こんな駅で降りたことない」と言ってましたが、僕はこの近所のせんべい屋・寿々喜に何十年前かに2,3度来たことがありました。(今回もお土産用に買って帰りました)
 

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目的のお店は「鍵屋」。この写真は店を出てから撮ったもので、実際は開店時刻前に場所を確認に来て、一旦離れて寿々喜にせんべいを買いに行き、17時少し前に戻って来たら行列ができていたので焦りましたが、なんとか滑り込むことが出来ました。
 

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検索しててたまたま良さげだと思って選んだんだけど、あとで調べてみたらかなり有名なお店のようで(^_^; 1856年に酒屋として創業・1949年に居酒屋へ業態変更、外観も店内も風情があります。メニューはこれだけ、ビールはサッポロの赤星・日本酒は桜正宗/大関/菊正宗の3種のみ(いずれも神戸/西宮の酒)・冷酒あり・焼酎やサワーはなし、と超シンプル。
 

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まずはうなぎのくりからやき。こういう串に刺した鰻は関西では見掛けないので、以前から興味がありました。「くりから」は「倶利伽羅」と書き、不動明王が持つ竜が巻き付き炎に包まれた剣の見立てだそうで。きりっと辛目のタレが絡んで香ばしく焼き上がっていて、元々鰻好きだし出だしからご機嫌。
 

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味噌おでん。冷めないように・型が崩れないように、板が敷かれていて、心配りが感じられます。
 

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とり皮やき

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とりもつやき

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合鴨塩やき
最初のくりから焼・とり・合鴨は一人一本ずつでそれなりの値段ですが、サイズが大きく、どれもきっちり作られていて、なんちゅうかとにかくとてもいいとしかいいようがない。飲み物は最初だけビールで、すぐに日本酒にスイッチ。
 

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撮影ミスで見にくいですが、たたみいわしを炙ったの。熱で丸まっていて、指で押すとパリパリと崩れます。適度な塩気がよくって、これもまたどうあがいても日本酒。
カウンター席ながら久しぶりに会う4人だったので、なんだかんだ話しながら飲むわ喰うわ。喋るのに遠慮しないといけないような雰囲気ではなかったのもありがたかったです。
 

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6月半ばでそこそこ暑かったけれど、誰かがリクエストしたのでとりもつ鍋を注文したら、これがかなりのヒット。一人で来たらこれだけで充分飲めそうなボリュームで、具材の種類が豊富。これ食べたら、秋冬限定の湯豆腐がどんなのかとても気になりました。
 

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酸っぱいものが欲しくなったので、ところてん。東京ではありえないでしょうが、黒蜜のが出てこなくて良かった。
 

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お腹はかなり膨らんでいたけど、まだ飲みたかったのでかまぼこ。それなりの値段ですが、食べたらわかる高級品。小田原あたりの有名店のものかなあ。

なんとなく選んでみたけれど、ここに来られて大正解。食べ物もお酒もおいしく、店に風情があるし、お店の方も昔からの東京の良さが感じられる人柄で親切でした。やっぱり僕は、こういう古くからの東京を感じさせてくれる街や店が大好きです。いいなあ、ここ。是非また来たい。

…ちなみにこの後僕一人だけ離脱して新宿へ移動、娘と飲みに行きました。それなりに出来上がっていたし時間もなかったのであまり話せず、もったいないことしたなあ。
 

{お店データ}
住所:東京都台東区根岸3-6-23-18
電話:03-3872-2227
営業時間:17時~21時
定休日:日曜・祝日
 


鰻大量廃棄にムカついて「青柳」(神戸・元町)

ここのところしばらく鰻を食べてないなあと思っていたのと、この日の少し前に「2017年に、少なくとも2.7トン・1万3650匹に相当する鰻のかば焼きが、消費者に販売されず廃棄された」というニュースを聞いて、なんでそんなにアホなことすんねん!!とむっちゃムカついたもんで、是非ともちゃんとした鰻を食べに行こうと思い立ちました。
 

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神戸で鰻を食べるとなると近年は板宿の加奈井がほとんどなんだけど、ここ元町の「青柳」もずっと行こう行こうと思っていたお店でした。以前行ったのは多分20年以上前だろうかなあ。今回お店に入ったのは平日の13時半頃、先客が何名かいらっしゃいましたが、結局僕がお昼最後の客になりました。
 

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店内に入ると、かすかに見覚えのある二代目の顔。帰りの際、先代もお元気だとわかって良かった良かった。

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以前伺った時は鰻以外もあったような気がしたんだけど、今は鰻専門のようです。昼・夜メニュー通して、値段の違いは鰻の大きさが違うだけで質は同じとのこと。この日は食べる気満々だったので、ちょっと張り込んで鰻丼の梅にしました。
 

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瓶ビールをお願いしたら、玉子豆腐・小芋(といっても大きかった)とお漬け物が出てきました。これらをアテにしながらビール飲んで、鰻の焼き上がりを待ちます。いいですなあ、この待ってる時間が。
 

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しばし待って出てきたのが肝吸い。肝吸いラブ。

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そして真打ち登場。安もん臭いテカリなど一切なく、今焼き上がりました感満載の焼き色とうまそうな焦げ目、そして香り。身はやや厚めで食べ応えがあり、表面クリスピーながら中はふっくら。たれはあっさりめで鰻そのものを楽しめる塩梅でした。
添えられたネギをお好みでどうぞとのことだったので、後半はこれをパラパラと振りまいて一緒にいただいたところ、この食べ方もオツ。トータルで「鰻食べたい欲」を充分満足させてくれる丼でした。

一見ちょっと入りにくそうに思うかも知れませんが、ガラリ戸を開けて中に入ると、家族的で親しみやすくほっこりした雰囲気のいいお店です。チェーン店の鰻を2,3回我慢したら、ここのランチが食べられます。皆さん、鰻は是非専門店で食べましょう!

{お店データ}
住所:神戸市中央区元町通3-11-14
電話:078-331-2292
営業時間:11時~14時、17時~21時
定休日:月曜
 


加奈井に来てみたら(神戸・板宿)

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昨日・火曜日は休日でした。前日から明日は何を食べにいこうかなあといろいろ考えていたら、そういやしばらく外で鰻食べてない、板宿の加奈井にも気になりながら行ってないと思ったら、なんとおととしの9月以来。しらすの不漁が心配されている昨今、どうなっているか気になっていたこともあり、早速行ってみることにしました。
 

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店頭のメニュー見てみたら、値段こんなもんやったっけ、あとで調べてみたら一昨年の9月と変わらず。ところがところが。食後女将さんに訊いてみたら、なんとこの日の翌々日(翌日は休み)、つまり明日3月8日から値段が上がるとか。うーん、そりゃそうやろなあとしかいいようがありません…
 

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お店に入ったのが13時ちょい過ぎ、できるまで4,50分かかりますよと言われたけど承知の上。僕の後にいかにも常連さんな二人客もいらっしゃいました。
 

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昼時にこの価格で、しかも出来上がるまでそんなに待たせる(注:予約もできます)商売をしてることが稀というかすごいというか。出来上がるまでの時間を含めてうなぎを楽しみに来る、そういうお客しかこの店には来ないでしょう。
 

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焼き上がるまでちびちびビールを飲んでる間のアテに、野菜の煮物と蒲焼きを出してくれました。大瓶900円にこれだけついてたら充分価値あります。出来上がるまでの時間をさえ楽しむこの贅沢さ。
 

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そして注文してから40分ちょっとでついに登場。今回は今まで食べたことがないお昼のみのうな丼定食(2500円)にしてみました。

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かつて食べたうな丼(松)とそれ程変わらない大きさのうな丼に、この日はお漬け物とたっぷり蜆が入った赤だしとがついていました。いつもより少しご飯が軟らかめだったけれど、やはりここの鰻はうまい。これで今どき2500円は充分価値があるんだけど、個人的にはせっかくここに来たならやはりうな丼の竹クラスのサイズのを食べておかないと、後悔が残ってしまいます。サイズが小さいんじゃない、好きだからもっと食べたいんです。

食後女将さんと少し話をすることができました。要約すると、値段は2年ほど上げていなかった・その間鰻は品不足で高騰・品薄で困っていたところ最近いいルートが見つかった・ありがたいことにおいしくてデカい・でも数ではなく重さで仕入れているので商売的にはますますしんどくなった。
…ということで、前述のように値上げせざるをえないことになりました。何度もここで書いているように、鰻屋さんだって値上げしたくない。客離れしたら商売やっていけないですからね。でも上げないとやっていけない。現状からしたらしょうがないでしょう。
「資源が足らないのなら鰻なんて食うな」というご意見もあるでしょうが、僕はそんなにしょっちゅうは無理でも、これからも鰻屋さんで食べます。大手チェーンのうな丼やスーパーで売ってるワケ分からん鰻は食べない。加奈井のようなお店を少しでも永く続けていってもらうために、そして何よりそおいしい鰻が食べ続けられるよう、微力ながらこれからも応援し続けたいと思っています。
 


北浦酒店2回目からのハシゴ(大阪・天六)

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初めて行って大満足だった北浦酒店、そこを紹介してくれたこばやしさんから「冬場は鍋があるらしい」とのお誘いがあり、えて吉さんと3人で行って来ました。
 

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17時半頃に行くと既に常連さんが何人か、時間の経過と共にサラリーマン率が高まってきます。とりあえずポテサラとおでんと赤星、ちゃんと席が確保出来て良かった〜
 

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この日のメニューはこんなの、店の外観とのギャップが激しい。値段は書いてませんが、何を頼んでも心配無用なのは既に経験済み。
 

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上の写真のメニュー以外にも冷蔵庫にアテが入っていて、自分で選んで女将さんに自己申告するしきたり。こちらホタルイカの酢味噌和えは、この時点ではハシリかなって感じでした。
 

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メニューには載ってなかったんだけど、こばやしさんおすすめのう巻きは訊いてみたら作ってくれました。量・質とも必要充分な鰻、それよりなによりとろみ加減がいい玉子焼きが基本的においしい。ここでだし巻きとかあったら食べてみたいなあ。
 

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飲み物は最初ビール、その後僕は日本酒を解禁。春鹿の純米超辛口なんぞをいただいておりました。一杯の量がすごい。
 

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人数が多いほど色々頼めます。前回食べ逃していた豚天も楽々オッケー。ボリュームたっぷりで、ちゃんとした中華料理店クラスの出来。なんやねんこの店は。
 

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で、本日のメインターゲット・ミニ鍋…って全然ミニとちゃうやん!出汁が旨くてそれだけでも呑めるし、一人で来たらこれ一品で終わってしまいますなあ。
 

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どんなのか興味があって、〆は焼そば。目玉焼き玉子3個はさすがに人数に合わせてくれたんだろうとは思いますが、これもボリュームたっぷり。どこがどうってこともないフツーメニューのこの焼そばもおでんも、写真は載せなかった白菜・キュウリのぬか漬けも、なんかしらんがフツーじゃないんです。
前回初めて来てびっくり、2度目の今回もすごさを再確認。食べてみたいメニューがまだまだあるし、職場から天六はけっこう来やすいのでちょくちょく来てみたいなあ。
 

 
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その後2軒目は稲田酒店へ移動、めっちゃ混んでたけどみなさん詰めてくれてなんとか3人入れました。

稲田
ここでもアテいくつか。炙りタラコ旨かったなあ〜
 

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3軒目はえて吉さんと二人で、天満に来たらちょくちょく行ってるバー・シードでラム飲んで締め。

よく飲んで食べて、なんとか寝過ごさずに帰宅できました。天満付近は選択肢がアホほどあって、ほんまにすごいゾーンやなあと毎回圧倒されます。
 


スタンドアサヒ再訪(大阪・南田辺)

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初めて行った時と同様に、こばやしさんえて吉さんからお誘いいただき、是非再訪してみたいと思っていた「スタンドアサヒ」に行ってきました。初めて行ったのは去年だと思っていたら、2年前。月日の経つのは早いものですね。

 
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(エントリ内の写真はクリック二度で大きくなります)

前回お目にかかれなかった女将が在店、店内満員で皆さんてんてこ舞いされてました。残念ながら鯛の骨蒸しは売り切れ。さて何を食べようかなあ。
 
 
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まずはこちらの名物・通称「小鉢」と呼ばれる炊き合わせは、ほぼ必須な突きだし的メニューとでも申しましょうか。ちょっと甘めの出汁がいい塩梅で、お酒にぴったり。これをいただくだけでここに来たって実感が湧いてきます。
 
 
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続いて、今シーズン初めてじゃないかと思う牡蛎フライ(700円)。まだシーズンは深まっていないのに、思っていたより大きなサイズのもありました。
 
 
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前回はうなぎの蒲焼き、今回は裏メニューの白焼きをば。蒲焼きか白焼きかの違いはあれど、感想としては「無駄に分厚くなく、あっさり目でバリッとしてて秀逸」と全く前回同様。蒲焼きと同額ならこれで1500円、すごく価値があると思います。
 
 
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前回に続いて、本日一番の目的はこれ。
 
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松茸・ハモ・三つ葉入りの土瓶蒸し、これで600円。すだちをちょいと搾って、出汁がこれまたごちそうなのは皆さんもご存じの通り、じわ〜っと季節を実感しますねえ。
 
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松茸ご飯も一人前を3人でわけわけ。松茸けっこうたっぷり入って400円はありがたく、お漬け物もおいしかったです。これ、土瓶蒸しと並んで今回とても印象的でした。(当たり前か)
 
 
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「前回食べてない」と僕が言ったそうですが、間違いでした。二度目の「さばからまぶし」きずしにおからをまぶしてあって300円。これもよくお酒に合います。
 
 
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前回来た時に意外なオーダーだったもんで印象に残っていたエビフライ(900円)アゲイン。でっかいですねえ・ぶっといですねえ・コロモでごまかしてなんかいないですねえ、でみっちり充実してました。
 
 
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なす田楽はたっぷりサイズで250円。言い忘れていましたが、こちらのお店、スタンドと名乗ってはいてもちゃんと椅子があります。でもこれなんかまさに立ち飲みみたいな価格で、改めてコストパフォーマンスの良さを感じます。
 
 
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最後にもう一品ということでミンチボール小鉢(350円)というのを頼んでみたら、ちょっと予想を外した鶏ミンチの煮物でした。一番初めの小鉢のいたや貝と鯛の子のつくね版で、こっちも炊き合わせ仕様だったので嬉しいな。洋食っぽいフライものもおいしいけど、本流に戻ってきた感じです。
 
予約しとかないとなかなか入れない・僕的には地理的に行きにくいのが残念ですが、近くにあったら通いたいお店です。お造りも食べてみたいし、改めてメニューを見たら毛ガニとかアジの南蛮漬けも良さそうです。今度はいつ行けるかなあ。