やっとVis-a-Vis（神戸・海岸通)
Posted ish / 2006.01.12 Thursday / 12:27
しかしまあ機会あるごとに思うのですが、縁というのは不思議なもんですね。こちらのエントリーに最近いただいたコメントなんて、こんなこともあるんやなあとちょっと感動モノでした。
人と人との出会い同様、お店との縁というのもありますね。たまたま見かけて何となく入ったら大当たりの場合もあれば、ずっと前から気になっているのに、何故か行ったことがない。遠くにあるならいざ知らずその気になれば行けるのに、「行ってみたい度数」が低いわけでもないのに。やっと行くことになったら、お休みでorzってなパターンもありますね。
今回のVis-a-Vis（ヴィ・ザ・ヴィ)は、まさしくずっと行ってみたいと思っていたのに何故かこれまで行ったことがなかったお店。オープンは2000年8月だそうですが、「ポートピアホテル・ハウステンボスを経て独立したシェフが、(今ほど賑わってもいない)海岸通にお店を出した」とその年の末に聞いて以来、気になり続けていたんです。
深みがあってなんとも趣味がいいブルー(この色、好きです)のテントが目を引く外観。店内もこのブルーとベージュの2色でコーディネートされ、各種調度もセンスが良くてとっても洒落てます。お店の入口・北側・東側には大きなガラス戸があり、開放的で明るい雰囲気。一見しただけでいい予感がする外観です。
とはいえ、特にフレンチの場合は値段が気になりますが、お店の外にはちゃんとメニューが表示されているので、その点も安心。で、その内容は…
人と人との出会い同様、お店との縁というのもありますね。たまたま見かけて何となく入ったら大当たりの場合もあれば、ずっと前から気になっているのに、何故か行ったことがない。遠くにあるならいざ知らずその気になれば行けるのに、「行ってみたい度数」が低いわけでもないのに。やっと行くことになったら、お休みでorzってなパターンもありますね。
今回のVis-a-Vis（ヴィ・ザ・ヴィ)は、まさしくずっと行ってみたいと思っていたのに何故かこれまで行ったことがなかったお店。オープンは2000年8月だそうですが、「ポートピアホテル・ハウステンボスを経て独立したシェフが、(今ほど賑わってもいない)海岸通にお店を出した」とその年の末に聞いて以来、気になり続けていたんです。
とはいえ、特にフレンチの場合は値段が気になりますが、お店の外にはちゃんとメニューが表示されているので、その点も安心。で、その内容は…
(以降の写真はクリックすると大きなサイズでご覧になれます)
左はランチ、右はディナーメニュー。アップでご覧いただくとおわかりのとおり、今回いただいたランチの場合、前菜+メイン+アフタードリンクが1260円のリーズナブル価格で、しかも選択肢豊富。ディナーでも3990円からなんですから、外観から受けるイメージより随分とお手軽です。
我妻とともにお店にうかがったのは、土曜日の13時半頃。ドアを開けると予想通り女性客多しのほぼ満員ながら、運良く一卓開いていました。みなさんけっこうカジュアルな服装で、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に食事を楽しんでいるファミリーもいらっしゃるなど、肩肘張る必要は全くなく、どっちかといえばビストロっぽい空気が流れていました。
迷いに迷ってチョイスを決定。ランチ以外にデザート盛合わせ(525円)もお願いしました。
僕が選んだ前菜は「じゃがいものサラダ｣。中程度のお皿に各種野菜が盛られており、その上には茹でてスライスしたジャガイモが並べられています。このジャガイモ、単なる塩茹でではないはずですが、とにかく素朴でじんわりくる実直なおいしさ。
これでこのお店が予想通りヒットであることを確信させる、いい滑り出しです。
左は僕が選んだ「舌平目で包んだ帆立貝とアサリの白ワイン煮。各種野菜のソテーの上に、ロール状の舌平目が載っかっています。ナイフを入れると、中には貝柱とアサリの剥き身がぎっしり。けっこう選択肢も多いのに、ランチ時にしては手が込んでるなあとやや感激。その上、写真ではわかりにくいですが、左右ともけっこうボリュームがあり、「チマチマしてるけど全然足らん」なんて路線ではありません。
妻が選んだ右の「スズキのオリーブ油焼きトマト風味のクリームソース｣は、当然ながら皮目バリッ。ハウステンボス時代のルートなのでしょう、こちらでは長崎からの魚介類がよく使われるそうです。
昔々、上柿本シェフ時代のポートピアホテルのフレンチ「アラン・シャペル｣で食事をしたことがありますが、本場そのままがコンセプトゆえか、かなり塩味をきつく感じたものです。その流れを汲むこちらの塩加減はどうかといえば、今や主流の薄め。僕も妻もそんなに濃い味好みではないと自分では思ってるんですが、「すごくおいしいんやけど、もう一振り塩が効いてたらなあ｣というのが正直な感想。もちろん塩加減についてはその日の体調もあるし、好みの問題であることは重々承知しています。充分おいしくいただいたことはいうまでもありません。
デザート盛合わせは、右上の栗のタルトから時計回りに、洋梨のコンポート・ハイビスカス風味のシャーベット・チョコレートプリン。
これで525円はお徳！
どれもおいしかったけど、特にシャーベットはハイビスカスの香りが鮮烈さわやか。カカオが効いたチョコレートプリンは、トロッと濃密な味。もっとでっかいのが食べたかった！
味は勿論、お店の雰囲気もいい。中心地から少しはずれているのでガチャガチャしていず、隠れ家っぽいところもあって、その上この値段とボリューム。なんでもっと早く来なかったのか…と正直思いました。今回をご縁に、今後はリピート確実です！
{お店データ}
住所：神戸市中央区海岸通3-2-19 和泰ビル1F TEL：078-327-4888
営業時間：11時半〜14時(L.O.)17時半〜21時(L.O.)
定休日：月曜（月曜が祝日の場合は翌火曜）
我妻とともにお店にうかがったのは、土曜日の13時半頃。ドアを開けると予想通り女性客多しのほぼ満員ながら、運良く一卓開いていました。みなさんけっこうカジュアルな服装で、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に食事を楽しんでいるファミリーもいらっしゃるなど、肩肘張る必要は全くなく、どっちかといえばビストロっぽい空気が流れていました。
迷いに迷ってチョイスを決定。ランチ以外にデザート盛合わせ(525円)もお願いしました。
僕が選んだ前菜は「じゃがいものサラダ｣。中程度のお皿に各種野菜が盛られており、その上には茹でてスライスしたジャガイモが並べられています。このジャガイモ、単なる塩茹でではないはずですが、とにかく素朴でじんわりくる実直なおいしさ。これでこのお店が予想通りヒットであることを確信させる、いい滑り出しです。
妻が選んだ右の「スズキのオリーブ油焼きトマト風味のクリームソース｣は、当然ながら皮目バリッ。ハウステンボス時代のルートなのでしょう、こちらでは長崎からの魚介類がよく使われるそうです。
昔々、上柿本シェフ時代のポートピアホテルのフレンチ「アラン・シャペル｣で食事をしたことがありますが、本場そのままがコンセプトゆえか、かなり塩味をきつく感じたものです。その流れを汲むこちらの塩加減はどうかといえば、今や主流の薄め。僕も妻もそんなに濃い味好みではないと自分では思ってるんですが、「すごくおいしいんやけど、もう一振り塩が効いてたらなあ｣というのが正直な感想。もちろん塩加減についてはその日の体調もあるし、好みの問題であることは重々承知しています。充分おいしくいただいたことはいうまでもありません。
デザート盛合わせは、右上の栗のタルトから時計回りに、洋梨のコンポート・ハイビスカス風味のシャーベット・チョコレートプリン。これで525円はお徳！
どれもおいしかったけど、特にシャーベットはハイビスカスの香りが鮮烈さわやか。カカオが効いたチョコレートプリンは、トロッと濃密な味。もっとでっかいのが食べたかった！
味は勿論、お店の雰囲気もいい。中心地から少しはずれているのでガチャガチャしていず、隠れ家っぽいところもあって、その上この値段とボリューム。なんでもっと早く来なかったのか…と正直思いました。今回をご縁に、今後はリピート確実です！
{お店データ}
住所：神戸市中央区海岸通3-2-19 和泰ビル1F TEL：078-327-4888
営業時間：11時半〜14時(L.O.)17時半〜21時(L.O.)
定休日：月曜（月曜が祝日の場合は翌火曜）
Comments
ポッポ2006/01/12 05:32 PM
はじめまして。
最近、偶然ishさんのブログを見つけて、楽しく読ませていただいています。
ブログを拝見していると、どうやら私の家と結構ご近所さんのようで、勝手に親近感を持たせていただいています。
大学から神戸に住み始めて早、9年たちますがまだまだ未開拓のお店が一杯です。
ishさんのブログは写真もあり、いつも丁寧に書かれているので、参考にさせて頂いています。
これからもちょくちょくお邪魔します。
ish2006/01/12 06:18 PM
ポッポさん>
ようこそお越しくださいました！
大学から神戸とのこと、どうですか気に入って住んでらっしゃいますか？ご近所だそうですが、最近色々いい店が増えてきて嬉しいですね。
「丁寧に」などというお褒め言葉は初めてで、嬉しい限りです。
今後ともどうぞよろしくお願いします〜
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