いざ上海外灘
Posted ish / 2004.12.20 Monday / 14:05
(このエントリは一つ前からの続きです。
よろしければこちらを先にお読み下さい。)
てな訳で、nancixさんと六甲道駅で待ち合わせ、「上海外灘」(しゃんはいばんど)につれていっていただきました。お店は駅から北西方向に徒歩5分程、「いかにも!中国料理」な配色のネオンサインが光っているのでわかりやすいです。
お店に着くと、オーナーシェフ(オーナー厨師と書くべきか)の大上さんがお出迎え。思っていたよりお若く、愛嬌があって感じのいい方です。nancixさんとの事前の相談で、特に料理は予約せずお店でメニューを選ぶことにしていたので、早速3人でメニューとにらめっこ。コースもあるけど少しずつ色々食べることにしましたが、こういう食べ方はある程度の人数がいてこそできること。また3人とも特に好き嫌いがないので、遠慮なく食べたいと思うものを提案できて良かったです …ちゅうか、結果的にかなり僕の希望が通ってしまったんですがね。
料理については後述するとして、大上さんについて少し。
大上さんは神戸の南京町の老舗「民生」で修行され、そのころに上海出身の奥様(美人!)と知り合われたそうです。今のお店を持たれてからも、奥様のOKが出ないと新しいメニューを出せないとか(笑)。その上、奥様のご両親からも意見が出るそうで、上海人(というのも変な表現かな)であり、なおかつ何でも物事を言いやすい身内のチェックを受けているということは、かなり現地に近い味のはずです(と行っても上海に行ったことがないので、ようわからんのですが)。
食事の途中に感じたことですが、酢とか醤油とかの調味料がひと味違います。無理にお願いして醤油だけ少し味見させていただいたのですが、あたりまえかもしれないけど明らかに日本のものとは違い、なんちゅうか色んなもののエキスを感じる醤油でした。
さてさて、いつもながらメニュー選びというのは楽しい♪。旅行の計画を立てている時の気分に似たものがあります。事前にこれは是非ともと意見が一致していた「カニと春雨の土鍋煮込み」以外に、なんだかんだと少しずつ注文。手間がかかって申し訳なかったのですが、ワガママ言わせていただきました。
よろしければこちらを先にお読み下さい。)
てな訳で、nancixさんと六甲道駅で待ち合わせ、「上海外灘」(しゃんはいばんど)につれていっていただきました。お店は駅から北西方向に徒歩5分程、「いかにも!中国料理」な配色のネオンサインが光っているのでわかりやすいです。
お店に着くと、オーナーシェフ(オーナー厨師と書くべきか)の大上さんがお出迎え。思っていたよりお若く、愛嬌があって感じのいい方です。nancixさんとの事前の相談で、特に料理は予約せずお店でメニューを選ぶことにしていたので、早速3人でメニューとにらめっこ。コースもあるけど少しずつ色々食べることにしましたが、こういう食べ方はある程度の人数がいてこそできること。また3人とも特に好き嫌いがないので、遠慮なく食べたいと思うものを提案できて良かったです …ちゅうか、結果的にかなり僕の希望が通ってしまったんですがね。
料理については後述するとして、大上さんについて少し。
大上さんは神戸の南京町の老舗「民生」で修行され、そのころに上海出身の奥様(美人!)と知り合われたそうです。今のお店を持たれてからも、奥様のOKが出ないと新しいメニューを出せないとか(笑)。その上、奥様のご両親からも意見が出るそうで、上海人(というのも変な表現かな)であり、なおかつ何でも物事を言いやすい身内のチェックを受けているということは、かなり現地に近い味のはずです(と行っても上海に行ったことがないので、ようわからんのですが)。
食事の途中に感じたことですが、酢とか醤油とかの調味料がひと味違います。無理にお願いして醤油だけ少し味見させていただいたのですが、あたりまえかもしれないけど明らかに日本のものとは違い、なんちゅうか色んなもののエキスを感じる醤油でした。
さてさて、いつもながらメニュー選びというのは楽しい♪。旅行の計画を立てている時の気分に似たものがあります。事前にこれは是非ともと意見が一致していた「カニと春雨の土鍋煮込み」以外に、なんだかんだと少しずつ注文。手間がかかって申し訳なかったのですが、ワガママ言わせていただきました。
(左)活ミル貝湯引き。神戸の中国料理ではミル貝は定番ですが、他ではどうなのかな?コリコリした歯ごたえが素敵です。
(右)芹菜とホタテ貝柱の炒め物。芹菜は中国のセロリ、珍しい野菜です。多分僕も初体験。ホタテのやわらかさとセロリのシャキシャキ感の対比が楽しい。
(左)アジの唐揚げ甘酢あんかけ。パリパリに揚げたアジに、独特の風味の酢を使ったあんがたっぷりかかっています。アジをつぶしてあんとまぜていただきます。これ、かなりおいしかったです。(他のもおいしかったのだけど)
(右)カニと春雨の土鍋煮込み。カニは無論のこと、あつあつのスープを吸い込んだ春雨と野菜がジーンと体に染み渡るぅ〜
(左)マコモ筍と牛フィレの炒め物。マコモ筍って沖縄料理以外では初めてです。フィレ肉の質もすごいし、料理の色合いが美しい。
(右)ピータン。僕が好きなので、追加でオーダーしました。手前に見えるゴマ油入り醤油をちょこっとかけて食べて下さいとのこと。こういう食べ方も初体験。
(左)ザーサイと豚肉の焼きそば。写真では見えませんが、「恐らくこういう麺が出てくるだろうな」と思った通りの、細めで表面だけ焼いたのが隠れていました。歯ごたえがあっておいしい〜
(右)サツマイモの飴かけ。表面カリッ、中身ふんわりでほんわかムード。関西では中国料理のデザートとして定番ですが、以前東京の人と大阪で中華を食べていた時、これが出てきたら「えぇ〜、デザートに大学芋が出てくるのぉー!!」ってびっくりされました。聞けば、東京では経験ないとのこと。ある所で聞いた話では、北京系がルーツだとかで、サツマイモの他にリンゴでもやるそうです。
以下、雑感。
全体的に薄味、素材を活かしました風なので、かなり食べましたが胃のもたれ感は皆無でした(何食ってもそうはならんやろと陰の声)。「カラシ使うと何食べても同じ味になるから」という理由で、卓上にはありません。(ちなみに中国では使わないそうですが、あれはあれで場合によっては好きなんやけどなあ。)それだけ、それぞれの料理を楽しんで欲しいという自信の表れだと思いました。
今回はいわゆるフツーの中華以外のものを食べたいという雰囲気だったので、例えば酢豚なんかは注文しませんでした(メニューにはあります)。こちらのお店、そういう気分の時には特にオススメだと思います。nancixさんがヌーベルシノワという言葉を使ってらっしゃいましたが、まさにそんな感じ。料理そのものやお皿を含めて、色彩的にも美しいです。
こういうお店で食べる機会を作ってくれたnancixさんに感謝します。当日は、食事やお酒はもちろんの事、楽しく話ができて何よりでした。香港映画の事わからんでも、なんぼでもネタはありましたね〜(笑)。「何を食べるか」というのももちろん大事だけど、「誰と食べるか」も大事。食べ物の好みが合わなかったり、話が弾まなかったら全然おもしろくないもん。
実際にお会いしたのは初めてだったけど、全然そんな気がしなかったのも、ネットでのお付き合いがあってこそ。blogを始めた頃、実生活でのお付き合いとblogでのお付き合いは違ったものにしようと思っていたのだけれど、少しずつごく自然に、その2つが近づきつつあるような気が最近してきました。
まあ、それはそれで楽しいんやったらええか、と思ってるんですけどね。
nancixさん、またどっか行こうね!
{お店データ}
住所:神戸市灘区稗原町1-4-16 電話:078-811-2457
営業時間:11:30〜13:30、17:30〜20:30(土日祝17時〜)
休業日:月(定休日が祝日の場合は翌日休)
Comments
かしこ2004/12/21 02:00 PM
はじめまして。かしこと申します。nancixさんのところから飛んできて読ませてもらっています。とってもおいしそうな話がいっぱいですね。なんとなく幸福感の漂うページだと思います。
「上海外灘」のレポート、楽しく読ませていただきました。アジ好きの私としてはあんかけが気になります・・・マコモ筍ってけっこう歯ごたえのあるものですよね。ずっとまえ「福臨門」で食べたような気がします。
奇をてらってなくてシンプルでおいしそうなお料理の数々ですね。JRの駅から近いようなので、いつか行ってみたいと思いました。
ish2004/12/21 02:45 PM
かしこさん> ようこそお越しくださいました!
幸福感の漂うページとのご評価、ありがとうございます(^^) おいしいもの食べるのが嫌いな人っていないのではないでしょうかね。だからそう思っていただけるのかもしれません。
かしこさん、神戸のお近くの方だとお見受けしましたので、今後も時々お立ち寄りくださいね。
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