単なるカタログではないカタログ
Posted ish / 2004.12.18 Saturday / 00:28
「フェリシモ」という通販会社をご存知でしょうか?
カタログ名「はいせんす絵本」で知られるこの会社は、大阪で創業の後、阪神・淡路大震災があった95年9月に神戸へ本社を移転させました。そして、その年の11月に「神戸カタログ」を創刊しました。
このカタログには、ありていに言えば、神戸にちなんだお店とのコラボレーション企画による各種商品がズラリ並んでいます。食品・衣料・雑貨・家具・アクセサリー・本などジャンルは多岐に渡り、このカタログのためにわざわざ作られたものもたくさんあります。目を通してみると、写真もきれいだし商品も心引かれるものがなんだかんだとあるわけですが、読み進む程に、これは単なるカタログではなくて、立派に一つの神戸ガイドブックになってるやないかと感じられてきました。
お店の歴史や人の生い立ちを語ることによって、結果的に色んな切り口から神戸という街そのものを紹介することになっている。もちろんそういう意図を持って編集されてきたのでしょうが、僕自身も知らない内容が一杯あって、とても興味深く読むことができました。
身びいきをするようですが、神戸という街は本当にいい所です。僕と同じように、自分の街をいい所だ、好きだと思っている神戸っ子はいっぱいいます。このカタログは、「へえ、そうなんやー」とか「そうそう、そうやねん」と神戸ファンに思わせるだけでなく、神戸を知らない人に対する内容てんこ盛りの「神戸PRマガジン」にもなっています。
たかがカタログ、されどカタログ。このカタログは震災をネタにした商売道具やないか、という見方もあるかもしれません。もちろんビジネスである限りお金が絡んでくるのはしょうがないし、当たり前の事です。でも、それだけではない、「ええとこなんやで、ここは」とか「是非遊びに来てな」とか、そんな神戸に対する想いが背景にあることを信じたいと僕は感じました。
神戸カタログ2005のサイトからもその中身を知ることはできますが、できることなら、カタログそのものを手にとって見ていただきたい。お値段も280円とお手軽なことですし(笑)
ちなみに個人的にそそられるのは、19ページ「コウベグロサーズ外国人の奥さまおすすめセット」と、25ページ「神戸北野ホテル特製ジャムセット」。
只今注文しようかどうしようか思案中です。
しかしなあ、どうしても食べ物に興味がいってしまうこの嗜好はどないかならんもんか…
(以降、12月19日に追記しました)
カタログ名「はいせんす絵本」で知られるこの会社は、大阪で創業の後、阪神・淡路大震災があった95年9月に神戸へ本社を移転させました。そして、その年の11月に「神戸カタログ」を創刊しました。
私たちには道路やビルや鉄道をつくることはできません。そこで考えたのは、人々が明るく元気に夢を持って暮らしていくためのお手伝い。それならできるんじゃないかと。そんな想いのもと立ち上がったプロジェクトが初刊の「神戸カタログ」でした。ショッピングという形のボランティアで神戸の元気を応援する、それが通信販売の会社である私たちにできる神戸への想いでした。それ以降このカタログは号を重ねてきましたが、来年1月で阪神・淡路大震災からちょうど10年を迎えるにあたり、先ごろ「神戸カタログ2005」が発刊されました。
(神戸カタログ2005コンセプトより)
このカタログには、ありていに言えば、神戸にちなんだお店とのコラボレーション企画による各種商品がズラリ並んでいます。食品・衣料・雑貨・家具・アクセサリー・本などジャンルは多岐に渡り、このカタログのためにわざわざ作られたものもたくさんあります。目を通してみると、写真もきれいだし商品も心引かれるものがなんだかんだとあるわけですが、読み進む程に、これは単なるカタログではなくて、立派に一つの神戸ガイドブックになってるやないかと感じられてきました。
お店の歴史や人の生い立ちを語ることによって、結果的に色んな切り口から神戸という街そのものを紹介することになっている。もちろんそういう意図を持って編集されてきたのでしょうが、僕自身も知らない内容が一杯あって、とても興味深く読むことができました。
身びいきをするようですが、神戸という街は本当にいい所です。僕と同じように、自分の街をいい所だ、好きだと思っている神戸っ子はいっぱいいます。このカタログは、「へえ、そうなんやー」とか「そうそう、そうやねん」と神戸ファンに思わせるだけでなく、神戸を知らない人に対する内容てんこ盛りの「神戸PRマガジン」にもなっています。
たかがカタログ、されどカタログ。このカタログは震災をネタにした商売道具やないか、という見方もあるかもしれません。もちろんビジネスである限りお金が絡んでくるのはしょうがないし、当たり前の事です。でも、それだけではない、「ええとこなんやで、ここは」とか「是非遊びに来てな」とか、そんな神戸に対する想いが背景にあることを信じたいと僕は感じました。
神戸カタログ2005のサイトからもその中身を知ることはできますが、できることなら、カタログそのものを手にとって見ていただきたい。お値段も280円とお手軽なことですし(笑)
ちなみに個人的にそそられるのは、19ページ「コウベグロサーズ外国人の奥さまおすすめセット」と、25ページ「神戸北野ホテル特製ジャムセット」。
只今注文しようかどうしようか思案中です。
しかしなあ、どうしても食べ物に興味がいってしまうこの嗜好はどないかならんもんか…
(以降、12月19日に追記しました)
追記といっても大した内容ではないのですが、ちょっとご参考まで。
我が家に98年の神戸カタログ・別冊ルミナリエ編が残っていました。中身は地元のお店とのコラボレーションではなく、神戸ゆかりの各種モチーフをデザインした品物がほとんでした。
例えばこのネクタイ、6人のアーティストによるオリジナルもの。左端は黒田征太郎さんのイラスト。このシリーズ、買っときゃ良かった…
このカタログで妻が買ったTシャツ。各種カクテルの名前とイラストが描かれています。
バックプリントは、神戸の著名スポット16店の店名・住所・電話番号入り。表のカクテルイラストとリンクしています。
Tシャツシリーズは他にレストラン編・カフェ編・南京町編もあり、いずれもしゃれてるのだけど、恐らくはもう入手不可能。今見てもけっこう欲しくなるなあ。
我が家に98年の神戸カタログ・別冊ルミナリエ編が残っていました。中身は地元のお店とのコラボレーションではなく、神戸ゆかりの各種モチーフをデザインした品物がほとんでした。
このカタログで妻が買ったTシャツ。各種カクテルの名前とイラストが描かれています。
バックプリントは、神戸の著名スポット16店の店名・住所・電話番号入り。表のカクテルイラストとリンクしています。
Tシャツシリーズは他にレストラン編・カフェ編・南京町編もあり、いずれもしゃれてるのだけど、恐らくはもう入手不可能。今見てもけっこう欲しくなるなあ。
Comments
エヌ2004/12/19 06:35 PM
こんにちは。
私もこの本買いましたー!ので、TBさせていただきました。
内容充実してて、すごくお買い得ですよね。
このネクタイすてきだなあ。私の周囲にはネクタイをする職業の男性がいないのでプレゼントもできないけど…(というか、それ以前にもう手に入らないですよね・笑)
ish2004/12/20 12:47 AM
エヌさん>
ね、すごくいい「本」ですよね!
いいでしょー、このネクタイ。かえすがえすも残念だぁ。
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