【旧】foodish：”雑”食記

四国の阿讃亭の天然鰻重は別格として、僕が一番好きな鰻屋・板宿の加奈井に行って来ました。今回はお店に行く前にあらかじめ電話で注文。それでもお店に着いてから30分ほど待ちました。でもここに来る限りはそれは承知の上。おいしいもの食べられるならなんぼでも待ちますよ。


昨今の鰻の高騰で値段はそこそこしますが、いっときの梅4000円から100円値下がりしていました。仕入れ価格が上がってるから、鰻屋さんも売値を上げざるを得ない、高くなると客足が鈍るし大変です。今シーズンは鰻の稚魚が豊漁で取引価格が4分の1になっているとの話もありますが、お店にとっても鰻ファンにとっても、一過性ではなくなんとかこのまま増え続けていってもらいたいものです。


めったに食べられないので、真ん中クラスの竹(3300円)。ここの鰻丼は松竹梅の順で値段が上がり、鰻のサイズが大きくなります。
説明不能、説明不要。とにかくただただうまい。出来たてアツアツをガンガン食べたら、あっという間になくなってしまいました。これなら梅でもさくっと食べられてたなあ。

食べ終わってから大将とおかみさんと少しお話をしました。仕入れ価格が高く商いが大変なので、跡継ぎなどできるはずもありませんとのこと。この鰻が食べられなくなってしまうとは、なんともったいない。これだけの価格となると客としてもしんどいところがありますが、お店を応援するためにもたまにははりこんで食べに行きたいものです。