【旧】foodish：”雑”食記

幸運なことに、ユニバーサルシティ・ウォーク大阪での下記イベントに参加してきました。


和・仏・中の各料理界を代表する三人のシェフが同じテーマのもとに料理を作り、それを一度に楽しもうというこの企画、今回で２回目だそうです。お三方ともお目見えで、ちゃんと解説つきという贅沢さ。抽選により招待者(無料)のみ参加できます。

まず最初に軽い前菜が出たあと、いざスタート。


料理の鉄人でもおなじみの石鍋裕シェフ(クイーン・アリス)による｢七面鳥のロースト　ブルジョア風｣。トリュフ・栗・各種野菜を詰め込んでローストした七面鳥のスライスと、詰め物が盛りあわされています。トリュフは細かく刻まれてソースの中に。｢七面鳥はバサバサしているというイメージがあるが、決してそんなことはない｣とのお話どおり、ジューシーで豊満な一皿。詰め物が豊かなほど美味しさも増すのだとか。



朝日新聞に｢日本料理で晩ごはん｣を連載されていた小山裕久シェフ(青柳)は｢和牛の味わいローストビーフ｣。中心のレア部がどうしても物足らなくなってしまうのをカバーするため、軽く味噌に漬け込んでからロースト。表面に近い部分と中心部をカットし、わさびをつけて食べるという趣向。付け合せがおもしろく、後方中央の玉子焼きみたいなのはジャガイモと(恐らくは白身の)魚を擦り合わせて蒸した、かまぼこ風ポテト。後方左は、かつおだしのゼリーにクレソンとレッドペパーを封じ込めたもので､クリスマスカラーの演出が心憎い！



大トリ、脇屋友詞シェフ(トゥーランドット游仙境)は｢カリカリ子豚の香り焼き｣。子豚丸焼きのカリカリになった皮と肉部、白ネギをマントウではさみ、五香粉風味を効かせて手づかみアングリ。予想通り、こういうのは皮がおいしい！油分をネギが中和させてくれマントウが受け止める。何の変哲もないが、添えられたスナックエンドウの茹で加減、抜群。(肉気が続いたから余計に美味しく感じたのかも…)

てなことで、人もうらやむひと時でした。
でもねえ、確かにありがたい機会だったのだけど、いくら量が抑えられているとは言え、メインディッシュ級３連発はちときつい。一品ずつだとどうしても中途半端なので、やっぱりそれぞれのシェフの料理を一貫して食べてみたいと強く感じたのでした。

それならちゃんと自分でお金払って食べろよ！

…はい、スミマセン。