【旧】foodish：”雑”食記

所用で近鉄の今里〜八戸ノ里あたりに行くことになり、ちょうど昼ご飯時を迎えることになるのでどこかいいところがないかとツイッターでつぶやいたところ、期待通り「B級的・大阪グルメ！ブログ」のこばやしさんから反応がありました。


で、いくつか勧めていただいた中から選んだのが、河内小阪駅北側すぐの「とん文」。駅から目指す方向に向かう途中、サラリーマン風の男性3人連れが「トンカツがどうのこうの」と話しながら歩いていたのでその後を着いていったら、迷うことなく到着しました。


お店のサイトにもあるように、メインはひれトンカツ。店頭には各種メニューのサンプルがディスプレイされており、いかにも下町チックで懐かしい雰囲気です。着いたのは11時40分頃、お店に入ってみると8割方席が埋まっていて、人気のほどがうかがえました。

(左)バリエーション豊富なアラカルトメニュー。アラカルトに220円足すと、ごはん・味噌汁・漬物付きの定食に出来ます。(右)カレーとかスパゲティとかもあって、こりゃとんかつ屋というよりはほとんど洋食屋さんですな。


昭和37年創業50年余のキャリア。手作りにこだわっておられるようで、ホームページによると

自家製の生パン粉、20数日間煮込み続けるデミグラスソースは言うに及ばず、マヨネーズ、タルタルソース、ドレッシング、ステーキのソース、唐揚の薬味、ポタージュスープ、クリームコロッケ、ポテトサラダ、果てはポン酢に至るまでとん文でお出しするお料理には一切の添加物を使用しておりません。小さなお子さまにも安心してお召し上がりいただけます。

とのことで、これはご立派。


ビフカツやえび入りクリームコロッケなどの誘惑を振り払い、やはりここではのひれ肉とんかつと、季節限定カキフライの「盛り合わせ定食(970円)」をチョイスしました。カキフライは小振りながら5個、どれも妙なくさみなどなくジューシー。隣の人が食べていたカキフライ定食のほうが粒が大きかったけど、あれは抱き合わせタイプなのかな。とんかつはロースのほうが好みなので、久しぶりのひれはあっさり感じました。見た目ではお皿に揚げ物満載で重く感じるかも知れませんが、全然そんなことなくごくごくサクッと食べきれましたよ。(僕が揚げ物に強いせいもあるだろうけど)
印象に残ったのは、デミグラスソース。僕の好きな苦みがあるタイプではなく、少し甘味があって柔らかい。この味って、子供の頃によく連れて行ってもらった、かつて神戸の大正筋にあった「天平」って店の味に似てる気がしたんですよね。もう何十年も食べてないしそんな記憶はあてにならないんだけど、すごく懐かしく久しぶりな感覚でした。そこでは毎回ビフカツだったから、今度とん文に来ることがあったらそっちにしてみようと思っています。


{お店データ}
住所：東大阪市小阪1-9-1-122 近鉄ビル１号館東面１F　電話：06-6781-3056
営業時間：11時半〜14時半、17時半〜21時　定休日：火・水