【旧】foodish：”雑”食記

湊川のマクドナルドの裏側にトルコライスの店ができてるよと妻に教えてもらったので、早速行って来ました。その名も「神戸トルコライス」は今年の春にオープンしたそうです。



僕もこれまで何回かトルコライスを食べたことがありますが、その定義ははっきり知りませんでした。店頭の看板に書いてあるように神戸発祥との説もありますが、現在は長崎名物として知られています。
デイリーポータルZの「トルコライスのすべて」によると、トンカツ・ピラフ・スパゲティの3種が一皿に盛られているものを指すとされているものの、実際には本場長崎でも様々なバリエーションがあるようで楽しそう。また、上記「トルコライスのすべて」で紹介されている「トルコライスマニアックス」がすごいです。「実食系トルコライス専門blog」ってことだけど、うどん食べ歩き以上にパワー要りそうやなあ。



ってことで店内へ入り、トルコライスレギュラー(750円)を注文。カウンター席の他にテーブル席が大小2卓、内装はちょっとカワイイ系でおっさん一人はちと恥ずかしい雰囲気です。13時過ぎということもあり、客は僕のみ。注文してから作り始める音が聞こえ出した、ということは出来たてが食べられるぞ。



スープが出てきて程なく出てきたトルコライスの全容がこちら。運ばれてきた時に思わず「でっかぁ〜」と声が出てしまった、トンカツ・ナポリタン・チキンライス・ポテトサラダ・千切りキャベツに茹で玉子の饗宴、トンカツの全長は20cm強といったところでしょうか。「トルコライスは大人のお子様ランチ」という表現がありますが、まさにそんな感じだなあと実感する光景です。(おやつとおもちゃがないけど)


真正面と右サイドからのカットで、盛りの程度をご確認下さい(^_^)b　



豚肉の厚みは1cm弱あり、脂分が少なめな部位なのでしっかり目の噛み応え、ドミグラスソースはオーソドックスなタイプ。トンカツ下のチキンライスは甘すぎないケチャップ系の味付け、ただしチキンの存在は希薄(入ってるのかな？)。まあこれだけ立派なトンカツならチキンが入ってなくても全然オッケーです。
トンカツもチキンライスもナポリタンも味がついているので、ちょっと味が濃く感じてしまいます。そこで舌休め的な役割を果たすのがキャベツの千切り。てんこ盛りにされているのは恐らくそういう意味があるのでしょう。逆にこれがないと食べ進むうちに飽きが来るかもしれないので、「トンカツのお供としてのキャベツ」より以上に、このトルコライスでは大事な役割を果たしていると感じました。

僕は基本的に洋食好きなので、こういうワンプレートものも大歓迎。すぐ近くに老舗洋食店があるし、その他競合店が多い中、ぜひ神戸トルコライスを定着させてただきたいものです。他の店でも長崎みたいに色んなトルコライスが増えてきたら楽しいだろうなあ。


{お店データ}
住所：神戸市兵庫区荒田町1-15-9　電話：078-512-0361
営業時間：11時半〜19時　定休日：月曜