初めての東北(7)〜ラストは奥入瀬渓谷
Posted ish / 2010.10.06 Wednesday / 10:51
青森市街をあとにして、早めに今回最後の宿・「奥入瀬渓流ホテル」にチェックインしました。早めに入ったのは、雨が降っていたから(上の写真は翌日の朝撮ったもの)という理由の他に、こちらのホテルがあちこちで評判が良かったから。ロケーション・設備・サービス・食事・温泉と、見所いっぱい!
フロントでチエックインしてすぐに目に入るのがこの光景。爆発だぁ!の岡本太郎大先生制作オブジェが圧倒的に迫ってくるラウンジ「森の神話」は、こちらのホテルのシンボル的存在でしょう。土器を連想させるフォルムに、例によって原始な図柄が、迫力一杯に訴えかけてきます。上の写真も下の写真も、是非クリックしてより大きなサイズでご覧下さい。
ラウンジ正面は広大なガラス張り。緑が豊かなこの光景も目に優しく絵画的ですが、これが紅葉の時期ならどんなにすごいんでしょう。お茶を飲みながら・頭を空っぽにして・目の前の光景を愛でながら・ゆったり過ごす。そんな時間を過ごしたくなる魔的な空間です。
丁寧な館内案内のあと通された部屋は、ゆったりした和室。フロントから近いにもかかわらず、なおかつ24時間営業の売店がすぐ近くなのに、滞在中に騒がしさはまったく感じませんでした。
写真は撮れませんでしたが、館内の温泉もきれいで広々。目の前に木々が生い茂っているので、ここも紅葉時期なら見とれてのぼせてしまいそう。でも、ハイシーズン時はホテル前の道路が渋滞するそうで、そういう騒がしさに巻き込まれないで良かったかも。
また、奥入瀬渓流ホテルから車で10分ほどのところに関連施設の露天風呂・「八重九重の湯」があり、マイクロバスで送迎してくれます。滝を眺めながら・月を眺めながらの入浴もまた楽し。
さてこちらのホテルの食事は、夕食朝食とも基本的にバイキング。とはいっても、ありきたりな内容ではありません。
とにかくお膳にいっぱい載せなければならない、みたいな風潮が見直され、好みの食べ物を幅広い範囲から選べるバイキング方式が色んな宿泊施設で広まっているそうです。無論、どこにでもあるような食べ物ではだめ。その土地ならでは、その施設ならではでなければ評価されません。
団体客も多いので、夕食開始と同時に食事会場に行きました。この時間はまだガラガラで、作戦成功。
食事場所に入って最初に目につくのが、コック帽をかぶったシェフが一人前ずつ盛ってくれる「森のサラダ」のコーナー。
チマチマと手間をかけながら、一人一人丁寧に盛りつけてくれます。内容もさながら、演出効果ばっちり。郷土料理っぽい料理を食べ続けてきた僕らにとっては、見目麗しく盛りつけられた野菜群が魅力的に写ります。
地元素材を使い、できるだけ地元っぽく調理された、和・洋・中、幅広い色んな料理を好みで選べて楽しい。旅先の料理にやや食傷気味になるだろうと思っていたので、意識的にラストにここを選びました。
上の写真手前右は、青森では一般的なヒバ材でできた蒸籠で蒸した地元産野菜。2種類のソースをつけていただく趣向ですが、そのままで充分おいしい♪ その他なんだかんだ食べましたが、食べるの夢中で写真はいい加減だったので省略。
デザート類も充実しているので、妻も娘も別腹を思いっきり発揮。アイスクリームだけでも5種類あったもんなあ。ある意味、今回の旅行中で一番楽しい食事のようでした(^_^)b
旅先の食事が全部バイキングでは寂しいけれど、どこかでこの手の食事をはさんで正解。普段食べ慣れないものを食べるのも楽しみだけど、ある程度行けば日常的なものを欲するもんですもんね。僕の場合は長旅の途中、何故か無性にカツカレーが食べたくなるなあ。
チエックインした日は雨模様で「奥入瀬濁流」状態でしたが、幸い翌日は晴れ間がでて、しばし渓流散歩を楽しむことができました。オゾンを吸いながら遊歩道を歩くのは気持ち良く、紅葉の頃ならどんなに素晴らしい光景でしょう。いつかまたその頃に来てみたいと思いつつ、初めての東北旅行のフィナーレを迎えたのでした。
奥入瀬渓谷で撮った写真を少しだけスライドショーにしてみました。
これにて東北旅行シリーズは大団円!
Comments
やっさん2010/10/06 05:27 PM
名前変わってリニューアルしたんですね!
以前は確か”奥入瀬渓流グランドホテル”
仕事で何度か伺いました。
すごく綺麗になっていますね!
私もプライベートで泊まりたい!
ish2010/10/06 09:40 PM
やっさん>
浴衣やその他一部の備品に、以前の名前が書いてありました。経営者変わったのかな?
ここも兄弟ホテル?のようです。多分Wakkyさんが数日前に泊まったんではないかと。
http://www.komaki-onsen.co.jp/
ぷるみえ2010/10/06 11:59 PM
やっとエントリが上がりましたね!
ishさんって北のイメージがなかったので意外でしたが、楽しまれたようで何よりです。
私も去年の夏ここに泊まって、すっごく気にいったのです。
朝食も目移りするほど種類豊富でしたが、道中の食べ過ぎで思う存分食べられず…。とろろがあったのがお疲れぎみの胃腸には助かりました。
お風呂もきれいだし、渓谷に向いて全面ガラス張りなので季節ごとに景色が楽しめそうで、またぜひ訪れたい場所です。
ish2010/10/07 12:40 AM
ぷるみえさん>
こう見えても?北海道にはこれまで10回以上いってるんですよ。でも、やっぱり関西人にとって東北は気持ちの上で遠いというか、縁が薄いゾーンなんですよね。
ハレの料理ばっかりで胃が疲れる(飽きる?)だろうと予想して、最後にこの宿を持ってきたのは狙い通り。食べ物だけでなく、宿の雰囲気や温泉を含め、妻と娘にもすごく好評でした。
僕はまだまだ現地食?でも全然オッケーだったんですけどね(笑)
わずかな期間だけど東北を旅してみて、感じたことがいくつかあって、現地に詳しい人といつか話したいと思ってる相手の一人がぷるみえさんなんですよ。僕にとっては貴重な「東北ルートを持ってる知人」ですからね。今度会った時にまた色々教えて下さいね。
Wakky2010/10/08 10:12 PM
ここ、昨日通りました(笑)
そうかぁここに泊まりはったんですか〜
実は昨日の昼食は、このホテルの以前あった場所
(信号を左折してちょっといったところ)でそば打ちやってらっしゃったんで、そっちへ行ったんですよ。
やっさんが言う『奥入瀬渓流グランドホテル』です。
確かに青森屋さんも同じ系列のようです。
私も木曜の朝に青森屋さんで言われました(笑)
ish2010/10/09 11:26 AM
Wakkyさん>
ここのことは姉から聞いて、早いうちにプランに入れてたんですよ。その後色々調べてるうちに青森屋もいいなと思ったら、同系列。結局スケジュール的に青森屋はあきらめたので、どんなだったかWakkyさんのエントリを楽しみにしています。
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