【旧】foodish：”雑”食記

とにもかくにもこの数ヶ月にわたってず〜っと食べたいと思い続けていた食べ物は、さぬき一番・一宮店(以下「さぬ一」)のざるカレーとあと飯。なんじゃそれと思われるでしょうが、荒っぽく説明すれば「カレー風味のつけ麺(うどんor中華麺)および、麺を食べたあとのカレーつけだれをご飯にかけたもの」とでもいえばいいでしょうか。
ざるカレーを知ったのは、さぬきうどんについていつも参考にさせていただいている「{＾L＾} が食べたもん」と「つぶあんな週末」の2つのブログ。もうともかくここで見かけて以来ウマそうでウマそうで食べたくてたまらず、いっそ一人で食べに行こうかとも思いましたが、運良く「こんなの食べたよ」のえて吉さんが同行してくれることになり、やっとこのたび念願がかないました。



(左)えて吉さんも僕もさぬ一は初めてでしたが、行ってみたら何度も通ったことがある割りと大きな道に面していました。広い駐車場の道路側に立っている看板には「○分後にうどんが茹で上がります」と親切に表示されています。こんなの見たことないなあ。
(右)こちらの店主はうどん作りの傍ら中華専門店で四川料理を修行されたそうで、そっち系メニューも豊富。サービスメニューの内容と価格が凄いです。


店内はカウンター席とテーブル席で広々。うどん屋+中華料理屋の独特な雰囲気の中、13時を過ぎて遅めのランチを取っているお客さんもまだまだいらっしゃいました。




さあて、ついに来ました、これが待望のざるカレー関連メニューの全貌！


テーブルに運ばれて来るやいなやいきなりカレーのいい匂いが漂ってくる、このつけカレーが主役。やや小振りの丼に入って、熱くも冷たくもなくほぼ室温。粘度も脂分もそれ程でもなく、シャバシャバしています。具はネギの刻んだの・紅生姜・挽き肉。


上のつけカレーにざるうどん(写真右)をひたして食べるのがディフォルトの「ざるカレー」で400円。うどんを中華麺に変えると50円アップの450円。今回はえて吉さんと二人だったので、両方オーダーしてワケワケしました。

つけカレーはけっこう辛いけれど味が濃すぎず粘度も低いので、麺を丼にドップリとつけても大丈夫。底のほうからぐるっとかき混ぜてすくうようにすると、沈んでいた挽き肉が絡んできます。で、一口食べてみて、とにかくこのつけカレー、メッチャクチャおいし〜い！！
香りがいい・辛味が効いている・脂っこくない・濃すぎない・味が多層でバランスがとれている。うどんつけたり中華麺つけたり合間にキュウリつけたりして、あっという間に食べきってしまいました。うどんより中華麺(ここの、おいしい)のほうが合うとの意見もありますが、僕はどっちも良かったなあ。とにかくカレーが旨いんで、ある程度のレベルを超えている麺であれば、どうしたっておいしくなるような気がします。

麺を食べ終えてもこのつけカレーはまだまだ残っています。これをそのままにしておくのはもったいない、ということでオプションとしての食べ方が「あと飯」。


蒸し鶏・キュウリ・温泉玉子・ご飯がセットになって、これでなんと格安150円！ご飯はお茶碗一膳分といったところでしょうか。

このご飯に余ったつけカレーをドバッとかけると…


底に沈んでいた挽き肉がたっぷり現れて、キーマカレーライス状態に。このつけカレー、うどんでも中華麺でもご飯でも、とにかくデンプン質との相性が抜群なので、このカレーライスも思い描いたとおり、いやそれ以上においしい〜♪多分パンでもお餅でもイケるに違いないだろうなあ。


途中からは温泉玉子を割って、トロトロの黄身とプルンプルンの白身をプラスすれば、辛さの角が丸くなってマイルドに。卵の甘さが加わってこれはこれでまた新たなおいしさに方向転換、飽きることなく一気に完食ゴールイン！


前に紹介した2つのブログを読んでハズレはないと確信していたものの、予想以上に(しつこいですが)メッチャクチャおいしくてすごく嬉しかったです。やっぱりつけカレーだけでなく、あと飯は必須。そうなるとけっこうお腹が膨れて、多分これだけでうどん店換算すると3軒分くらいの感じだから、日帰りさぬきうどんツアーに組み入れるなら、残りはあと2,3軒。交通費かけてわざわざ行くにはちょっともったいない軒数なので、なかなかコースに組み入れにくいです。
これが地元で食べられるとしたら、最低週一で食べに行くだろうなあ。次回食べられるのはいつのことなんやろ…{＾L＾} やつぶあんなさんがほんっとにうらやましい！！

参考：ざるカレー進化論〜｛^L^｝が食べたもん
ざるカレー完成に至る経緯が詳しく書かれています。必読！