【旧】foodish：”雑”食記

5軒巡って、お腹の具合からしてそろそろ次でラストにしたほうがええかなあという気分になり、ラストを飾るべくどこに行くべえかと「さぬきうどん全店制覇攻略本」を車中で読んでいました。で、ふと思いついたのはS級のうちの1軒・ぶっかけの始祖である善通寺の山下うどん。僕はまだ行ったことがなく、つい最近近所に引っ越ししてリニューアルオープンしたとのことで、ネタとしても面白い。ルート的には問題なさそうなので提案してみたところ、えて吉さんもしばらく行ってないし久々にええなあということで、即採用となりました。S級店に思いつきで行くってのも贅沢な話なんですが。


新しい店の場所はわかってなかったけれど、元の店に行けばどないかなるんちゃうかと言ってたら、その通り。すごくわかりやすい場所に引っ越されていました。


平日の14時半ごろと中途半端な時間にもかかわらず、広い駐車場にはそれなりの台数の車が停車しており、さすがは移転間もないS級って感じ。真新しいお店の入り口には、移転祝いの花が飾られていました。


僕は初めてなので知らないのですが、前の店は一般店だったけれど、リニューアル後はセルフ方式に変更されました。やっぱりコストとか回転率を考えてのことなんでしょうね。個人的には、自分でお盆もって注文するのなんて全然負担じゃないから、価格が安くできるセルフは大歓迎です。

さすがぶっかけの始祖だけあって、冷たい・熱いぶっかけがメニュートップに並んでいます。あまり聞きなれない「湯ぬきぶっかけ」は、釜から揚げたばかりの湯を切った熱いうどんにぶっかけだしをかけたものだそうです。


初めての善通寺・山下なら、やっぱり冷たいぶっかけ(小・250円)しかないでしょう。出てきたのを見てまず最初に思ったのは、「めっちゃ量が多いやん！」ってこと。これで小なら大はどんなんやねんって感じ。
実は複数筋から「山下はねえ…」みたいな話を以前から聞いてたので、あまり期待しすぎないようにしていました。でもぱっと見で、やや平たい感じで艶がある麺はすごくいい感じ。


実際に食べてみたら、力強さがあってドンと重さを感じるヘビィな麺で、喉越しもよく噛み締めもあって、一気に食べてしまいました。この日6玉目と条件があまり良くないし剛麺系が多かったのにもかかわらず、ここまでおいしいと感じる、僕的にはかなりなヒットな一杯。シチュエーションとか抜きでうどんそのものでいうなら、今回の6杯のうちで一番印象的でした。最後の最後にここを思いついた僕ってえらいなあ〜と自画自賛！(^.^)
また、これで今はなき旧・宮武を除き、S級店を制覇したことになります。


…ということで、今回のツアーは6軒6玉1天ぷら。最後の1軒もそれなりの量があったのに、何故か胃が軽かったのが不思議です。天ぷらが1つだったからか、それとも釜玉を食べなかったからかなあ。