【旧】foodish：”雑”食記

◎4軒目：橋本製麺所

続いては、この日予定していた中では(これまで食べた中でも)もっともマニアック。
「玉売りのみなので、お箸や丼やしょうゆやねぎを全部持参しないと食べられない」という経験を初めてさせてもらいました。

(左)3階建てのビルに2階建ての家がくっついた変わった外観が特徴とはいえ、店の名前も製麺所であることも、表示は一切なし。こんなとこでうどん売ってるとは、知らなかったら夢にも思いますまい。なお、この店の目印となっていたファミリーマートの広告は、ごらんのように現在は「広告募集」となっていますので、マニアな皆さんはご注意くださいね。
(右)がらりと戸を開けると、パイプ椅子が数脚と山積みのせいろがあり、声をかけたら写真右側ののれん奥からご主人らしき方が出てこられました。玉売りしかしてないので、表示されているのは玉の価格＠70円のみ。えて吉さんが持参してきてくれた丼をご主人に渡すと、奥に入ってうどんを入れてきてくれました。


(左)店内で食べるスペースはないので(パイプ椅子は玉買いのお客さんが待つためでしょう)、丼を持って店の外へ出て、店のそばに停めてあるえて吉さんの車に向かいます。
(右)用意してくれていたお箸・ねぎ・醤油・めんつゆ・七味を使って、早速車中にていただきました。醤油だけではややモゴモゴしていたので、少し水を加えたらちょうどいい塩梅に。田んぼを眺めながら、薄く黄色味がかかったもっちり麺をシンプルにいただくのは、これぞ醤油うどんの醍醐味！って感じ。天気も良かったし、気持ちが良かったですねえ〜


◎5軒目：山神うどん

(左)ここだけは僕のリクエストで、シルバーウィークに引き続き今回が3回目。
(右)相変わらず美しい醤油うどん。これが大好きなので、えて吉さんにも食べてもらいたくてコースに組み入れてもらいました。さてどんな感想になるやら。

◎6軒目：長楽製麺所

ここまではある程度事前に組んだコース通りでしたが、ここからは様子を見ながら店を選ぶことにしました。その結果、方向的にはちょっと変な感じだけど、リストに入っていたこちらの製麺所にすることにしました。


(左)適度にごちゃごちゃしていて、いいルックスしてますねえ。ぱっと見だけでいい予感がします。のれんの奥の仮設スペースみたいなとこが飲食場所です。
(右)この時間帯になると天ぷら類も種類豊富で、どれにしようか迷います。色々選んで天丼にして食べてみたいなあと思ったことがあるのは、僕だけではないはず。


(左)冷たいだしは鍋からお玉で。テーブル席には、スダチやら七味やらなんだかようわからん液体やら(酢？)色んなものが置いてありました。この日はなかったんだけど、ユズ果汁もあるとか。試してみたかったなあ。
(右)ひやひやの小にかきあげ載せ。もちろんうどんもだしもフツーにおいしいんだけど、このかきあげ、ぱりぱりというよりむしろバリバリで、香ばしくてとってもうまかったっす！これまで食べてきたかきあげの中でもベストな部類。ここ良かったまた来たい、とシンプルな感想。

◎7軒目：一福


(左)ここいらで、時間的にはぼちぼちうどんゴールデンタイムを過ぎつつある頃合、腹具合も次でラストな状態になり、さあどこで〆るかと思案。とりあえず帰路途中にあるどこかの店でということになり、数軒訪ねるも店じまいで振られ続き。なんとか滑り込めたのがこちらのお店です。
(右)店に入るなり、まだ若いご主人とその他従業員の皆さんの感じの良さ、整然とした店内に当たりの予感。注文すると「5,6分お時間いただきます」って、この時間帯(14時過ぎ)でもちゃんとしてることで、確信に。


(左)帰ってから調べてみたら、麺通団の田尾さんが絶賛したりでけっこう話題になってるそうです(^^;)　僕らと同じ日にさとなおさんも食べに来てたみたいだし。不勉強だったにもかかわらず、たまたま最後にここに来れたのは運が良かったんですねえ。
(右)今日の〆ということもあり、僕はなんとなく釜揚げをチョイス、えて吉さんは釜玉。「細いのにむちゃくちゃ腰がある」との感想も見かけましたが、釜揚げだったせいかすごい腰は感じませんでした。といってもそれが悪かったわけではなく、伸びがあってやさしさを感じる麺がこの時の僕の満腹一歩手前状態にマッチしていて、とてもおいしくいただけました。思ったより量もあったしなあ。剛麺だけがうどんのおいしさではないことを再認識。


初めてのえて吉さんとの讃岐うどん巡りも、ハズレなしの大正解。結果的には、以前Wakkyさん・おがちゃん・K1郎さん・Mihoさんが回ったツアーの時と偶然似通っていたのがご愛嬌でしたが、玉売りだけの製麺所を初体験できたし土曜でもゆったり回れたしで、大満足の7軒7玉2天ぷらでした。なんだか今回は、量の割に軽く食べられたなあ。


(追記)えて吉さんとこでも後編エントリがアップされています。