GWのペルドマーニ7連発
Posted ish / 2009.05.06 Wednesday / 21:01
並んだり混み合ったりするのが嫌なもんで、GW中はひたすら家事にいそしんだり(ウソ)のんびり過ごしたりレイトショーの映画を見に行ったりと、近場でウロウロしておりました。そんな中、最近は一緒に外食する機会が減った娘が「何かおいしいもん食べたい!」と急に言い出したもんで、どこにしようか考えたあげく、ご近所のイタリアン食堂ペルドマーニに行ってみることにしました。
これまで何度も行ってるけど、前回からはかな〜り久しぶり。一度夜に行ったら満席で入れなかったこともあったもんなあ。
まずはビールで乾杯に続いての一皿目は、是非モノといってもいい前菜8種盛り(1250円)。サービス係の女性がちゃんと説明してくれたけど、うろ覚えなもんで真ん中の定番・カボチャのバニラ風味以外は、キッシュ・鯖・イカスミ・サワラ白子・ナスマリネ・タコ、と寿司ネタみたいな紹介で申し訳ない(¨;) ビールのグラスが空いたら、即ワインに換えたのは言うまでもありません。個人的には、サワラ白子(たぶん燻製)のネットリ濃厚な旨味が特に好みでした。
前菜2品目は「明石浦漁港直送(以下「明石直」)活オコゼとアボカドのタルタル ワサビ風味のムース添え」(1200円)。ボリューム的にはやや上品だったので、予想してた以上にけっこう高級なメニューをチョイスした気分でした。淡泊で上品な美味しさのオコゼと、キャラがたってるアボカドとのコントラストの妙。
魚料理のメインは「明石直・活天然真鯛のグリル ワタリガニのソース ガーリックバター」(2000円)。カニの風味が鯛に勝ってしまうんやないかとの心配は無用でした。単純に塩焼でも食べてみたい気がするいい素材、皮もウマい。
続いて、これぞこちらのシェフお得意の凝り凝りパターン?、「木の芽を練り込んだタリオリーニ(平打ち生パスタ) 北海道産子持ちワカサギのコンフィと筍・カラスミ添え」(1500円)。すごいですねえ、一品にここまで手間かけるかぁフツー。写真ではワカサギとカラスミの下に隠れてほとんど見えない、抹茶きしめんみたいなタリオリーニが一興、なんぼなんでも木の芽風味のパスタって本場にはないですよね。筍を合わせたのは、木の芽和えの本歌取りでしょう。いかにもペルドマーニさんの一皿って感じで、この日もっとも印象的でした。
パスタもう一皿は「タリアテッレ 地鶏レバーとグリーンアスパラのラグーソース」(1350円)。うーん、ガッツリ来ていいですねえ。この日はワインは白を飲んでたんですが、さすがにこれは赤のどっしりしたのが欲しくなりました。
まだ食べるか!と思われだろう6品目は、「骨付き仔羊背肉のロースト バルサミコソース」(1700円)。ちょっと写真を撮る向きが悪かったですね。ソースめちゃウマ、これも赤ワイン欲しかった!
で、別腹のデザートは3種盛りを3人それぞれ好みで注文しようとしたら、「こっちのほうがお得ですよ」とのシェフのアドバイスにより単品全種(5種)を盛り合わせてくれました(@500×5)。手前から時計回りに、ティラミス・カボチャのプリン・木イチゴとカラメルの2色ムース・オレンジのシブーストとチョコレートババロアのケーキ・苺のミルフィーユ。ここはデザートもおいしいから、こういう風に全品食べられるとうれしいんですよね〜 個人的には、事前の予想どおりオレンジのシブーストとチョコレートババロアのケーキが一番でした。
以下雑感。
毎度ながら、素材へのこだわり・アイディアの豊富さ・組み合わせのセンス・手の込みようにはまったくもって脱帽。ほんまにようここまでやるわ〜
「高速道路が均一料金になってから、週末や休日のお客さんが減ったような気がする」とシェフは言ってはりましたが、なんのなんの、この日も続々お客さんが詰めかけて来て満員。「こんなんは2ヶ月に1回くらいしかないんですよ〜」とのことやったけど、ホンマかいな。
以前にも書いたことだけど、オードブルとパスタだけとかでなく僕らみたいに色んなモノを食べたい客にとっては、もうちょっと気合いをクールダウンさせた料理もあって欲しいんです(自分のメニュー選択が濃いめ系ばっかりという説もあるが)。性格上、中途半端なことはイヤなんでしょうが、軽めできさくなものを間に挟めたほうが、もっとメリハリが出てくると思うんですよ。
例えば以前ランチで食べた「秋刀魚と焼き茄子の冷製スパゲティ」。凝り凝りではなかったけれど組み合わせと加減が抜群で、いまだに妻と「あれはおいしかったねえ」と時々思い出します(当然、他のがおいしくないわけではない)。あんな風の路線のも、選択肢に加えて欲しいもんです。全力を込めた球ばかりじゃなくて、たまにはスローカーブも、って感じでね。
いつもわかったようなことばかり書いてスミマセン。
これからも下町イタリアン、楽しみにしていますよ!
これまで何度も行ってるけど、前回からはかな〜り久しぶり。一度夜に行ったら満席で入れなかったこともあったもんなあ。
まずはビールで乾杯に続いての一皿目は、是非モノといってもいい前菜8種盛り(1250円)。サービス係の女性がちゃんと説明してくれたけど、うろ覚えなもんで真ん中の定番・カボチャのバニラ風味以外は、キッシュ・鯖・イカスミ・サワラ白子・ナスマリネ・タコ、と寿司ネタみたいな紹介で申し訳ない(¨;) ビールのグラスが空いたら、即ワインに換えたのは言うまでもありません。個人的には、サワラ白子(たぶん燻製)のネットリ濃厚な旨味が特に好みでした。
前菜2品目は「明石浦漁港直送(以下「明石直」)活オコゼとアボカドのタルタル ワサビ風味のムース添え」(1200円)。ボリューム的にはやや上品だったので、予想してた以上にけっこう高級なメニューをチョイスした気分でした。淡泊で上品な美味しさのオコゼと、キャラがたってるアボカドとのコントラストの妙。
魚料理のメインは「明石直・活天然真鯛のグリル ワタリガニのソース ガーリックバター」(2000円)。カニの風味が鯛に勝ってしまうんやないかとの心配は無用でした。単純に塩焼でも食べてみたい気がするいい素材、皮もウマい。
続いて、これぞこちらのシェフお得意の凝り凝りパターン?、「木の芽を練り込んだタリオリーニ(平打ち生パスタ) 北海道産子持ちワカサギのコンフィと筍・カラスミ添え」(1500円)。すごいですねえ、一品にここまで手間かけるかぁフツー。写真ではワカサギとカラスミの下に隠れてほとんど見えない、抹茶きしめんみたいなタリオリーニが一興、なんぼなんでも木の芽風味のパスタって本場にはないですよね。筍を合わせたのは、木の芽和えの本歌取りでしょう。いかにもペルドマーニさんの一皿って感じで、この日もっとも印象的でした。
パスタもう一皿は「タリアテッレ 地鶏レバーとグリーンアスパラのラグーソース」(1350円)。うーん、ガッツリ来ていいですねえ。この日はワインは白を飲んでたんですが、さすがにこれは赤のどっしりしたのが欲しくなりました。
まだ食べるか!と思われだろう6品目は、「骨付き仔羊背肉のロースト バルサミコソース」(1700円)。ちょっと写真を撮る向きが悪かったですね。ソースめちゃウマ、これも赤ワイン欲しかった!
で、別腹のデザートは3種盛りを3人それぞれ好みで注文しようとしたら、「こっちのほうがお得ですよ」とのシェフのアドバイスにより単品全種(5種)を盛り合わせてくれました(@500×5)。手前から時計回りに、ティラミス・カボチャのプリン・木イチゴとカラメルの2色ムース・オレンジのシブーストとチョコレートババロアのケーキ・苺のミルフィーユ。ここはデザートもおいしいから、こういう風に全品食べられるとうれしいんですよね〜 個人的には、事前の予想どおりオレンジのシブーストとチョコレートババロアのケーキが一番でした。
以下雑感。
毎度ながら、素材へのこだわり・アイディアの豊富さ・組み合わせのセンス・手の込みようにはまったくもって脱帽。ほんまにようここまでやるわ〜
「高速道路が均一料金になってから、週末や休日のお客さんが減ったような気がする」とシェフは言ってはりましたが、なんのなんの、この日も続々お客さんが詰めかけて来て満員。「こんなんは2ヶ月に1回くらいしかないんですよ〜」とのことやったけど、ホンマかいな。
以前にも書いたことだけど、オードブルとパスタだけとかでなく僕らみたいに色んなモノを食べたい客にとっては、もうちょっと気合いをクールダウンさせた料理もあって欲しいんです(自分のメニュー選択が濃いめ系ばっかりという説もあるが)。性格上、中途半端なことはイヤなんでしょうが、軽めできさくなものを間に挟めたほうが、もっとメリハリが出てくると思うんですよ。
例えば以前ランチで食べた「秋刀魚と焼き茄子の冷製スパゲティ」。凝り凝りではなかったけれど組み合わせと加減が抜群で、いまだに妻と「あれはおいしかったねえ」と時々思い出します(当然、他のがおいしくないわけではない)。あんな風の路線のも、選択肢に加えて欲しいもんです。全力を込めた球ばかりじゃなくて、たまにはスローカーブも、って感じでね。
いつもわかったようなことばかり書いてスミマセン。
これからも下町イタリアン、楽しみにしていますよ!
Comments
coply2009/05/17 01:33 AM
どれも美味しそうですね〜。
お近くにこんな本格的なイタリアンのお店があって羨ましいです。
ish2009/05/17 10:16 AM
coplyさん>
僕の住んでるところは下町なんだけれど、食べるモノに関する環境は異様にいいです。
ペルドマさんはほんとにいつもがんばってるいい店です!
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