【旧】foodish：”雑”食記

＊このエントリは「讃岐製麺所〜讃岐うどん巡礼2009-1その3」の続きです。


今回のうどん巡礼は西から東へと神戸に近づくようにたどってきたわけですが、4軒目の「山下うどん」は坂出にあります。関西の方ならこれを「さかいで」って読むって知ってる方が多いと思うんですが、関東の方にとっては難しいかもしれませんね。(でもないか)


こちらのお店、麺がおいしいのはもちろんのこと、キー(ウー)マンは天ぷら棚の奥の方に白いほっかむりがのぞいてるおばあちゃんだと見ました。けっこうご高齢の方だとお見受けしましたが、曲がった腰の姿勢のまま厨房の奥で黙々と天ぷらを揚げていらっしゃいます。


見よ、この素晴らしきかき揚げを！サイズはご覧の通りのどんぶりサイズ、からりと揚がったあげ加減、香ばしさあふれるエビがどっさり。かき揚げとしては最高ランクじゃないでしょか。
…と偉そうに書いていますが、同行のちびぱんさんのを撮らせていただきました(かき揚げもちょっと分けてもらった)。ちびぱんさんにうかがったところでは、「タネを油に入れてからも、おばあちゃんその上からエビをどんどん載せてた！」とのことで、タネに埋もれないその製法がエビの香ばしさの秘訣かも。この技術、ちゃんと伝えていっていただきたいですね。
お年を召されても、自分の仕事をプライドを持って続けておられる姿っていいです。今度はこのかき揚げ丸ごと食べに来ます！