【旧】foodish：”雑”食記

色んなブログで拝見してた「寿司鶴」に行ってきました(節分前だったので巻き寿司の張り紙してます)。事前の情報どおり広めの道からちょっと奥まったところにあり、フリでたどり着くのはかなり難しい。こういうお店に行けるのも、ネットあってこそやなあと妙に感心してしまいました。のれんが出てないときが多いそうで、パッと見で開いてるのかどうだかわかりにくいのですが、入り口右にある「営業中」の札が目安になります。


このお店は持ち帰りか出前のみで、店内で食べることはできません。入り口の扉を開けたら、1mほどもない間隔でいきなりカウンターが目に前にあり、その向こうはもう調理エリア。
そのせいかどうか、とにかくご覧のようにめっちゃ安い！作り置きなし、注文を受けてからご主人がささっと作ってくれてこれなんで、「ホンマにエエの？」って妙に心配ししまう内容です。


年季の入ったご主人、注文の品を次から次へと作っていき、出来上がったら台に並べていきます。カウンター前の丸椅子に座ってお寿司を作る作業を見てると、楽しくって待ち時間なんて全然気になりません。
店内にある似顔絵なんかも眺めているうちに、ふと思い立って「ご主人、これってひょっとして書かはったんですか？」と尋ねてみたら、やや愛想なさげに「うん。今はもう全然やってないけどな」とのご返事。わーい、照れてらぁ〜！三宮当たりの道ばたに並んでてもおかしくないレベル、器用ですねえ。


持ち帰ったお寿司パート1のバッテラ・鉄火巻・サラダ巻き。それなりの時間が経ってたのに、どれもこれもおいしい〜！巻きは海苔の香り良く、バッテラは王道もん。マグロもいいネタ使ってます。


パート2の穴子箱は、好物なもんで2人前。檜垣のはハレの、こっちはごく日常の。ケースにびっしり詰まってて、見た目だけでも幸せ気分です。

これだけ頼んでなんと1170円！妻と2人で満腹になってまだ少し余るほどのボリュームで大満足。近くにこんな店があったらいいのになあ。次回は握り系もイってみたいけど、やっぱり巻きも箱も捨てがたいし、困った困った。

※関西圏以外では箱寿司ってあまり馴染みがないと思います。下記サイトをご参考下さい。

• 大阪の食文化「どうしてバッテラというのか？」
• 毎日新聞「懐かしの味　大阪箱寿司」

{お店データ}
住所：神戸市須磨区東町2-2-18　電話：078-731-7123
営業時間：11時〜19時頃　定休日：火曜