【旧】foodish:”雑”食記

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やっと行けた「コリス」(京都・東山)

Posted ish / 2007.11.28 Wednesday / 11:20

行きたいと思ったお店にすぐ行ける場合もあれば、色んな理由ですぐに行けない場合もあります。その理由は距離だったり、タイミングだったり、予約が取れなかったり、経済事情だったりするわけですが、今回のコリスの場合は数年前から行きたくてウズウズしていたのに、なんとなく「よし行こう!」というリズムにならず、今まで機会がありませんでした。
で、先日京都に行った際、予約なしでも行けそうな時刻だったのでとりあえず飛び込みで行ってみたら、ラッキーなことにちょうど空席ができたところ。平日ということもあったのでしょうが、スムースに運ぶ時はこんなもんなんですね。

コリス1.JPG

あらかじめ地図で大体の場所イメージを持っていたのですが、お店が面している松原通があんなに細い通りだとは思いませんでした。外観は店名のみで、その他の表示は一切なし。ぱっと見で「ひょっとしたら休みか?」と思った程で、知らない人が通りかかっても何のお店かわからんでしょうね。

店内はやや薄暗目で、店の広さの割にはやたらたくさんワインが並べられており、4人がけのテーブル席が3セットとこぢんまり。最大12名定員のこの小さなお店(失礼)をご夫婦で切り盛りされているのですが…
コリス2.jpgコリス3.JPG
(上の写真はクリックで大きくなります)

(左)定番のメニューは、洋食系中心。とはいえ、メニュー右上のほうに「棒々鶏」の文字が見えるように、ガチガチのお店では決してありません。それが証拠に…
(右)黒板に書かれたこのイレギュラーメニュー以外に厨房上にもメニューがあり、その品数の多さにびっくり。これだけの席数しかないのに食材管理はどないしてるんやろか、そんな心配する必要ないほど流行ってるんやろなあ、などとついいらんことを考えてしまいました(^^;) じっくり眺めていくとどれもおいしそう、そしてこちらのお店が単なる洋食屋ではないと誰もが思うはずです。お店の外観が店名だけ表示しているのも、カテゴリーが特定できない(したくない)からかもしれないなと感じました。

で、悩んだ末にオーダーしたのは…


コリス4.jpg

僕としては今シーズン初めての「カキフライ」(1100円)。まずはレモンだけ、続いてはタルタルをつけて。

コリス5.jpg

「鴨モモ肉のコンフィ」(2200円)。写真がヘタクソなので伝わってきませんが、モモ一本丸ごとのド迫力。皮はパリッ・中はジューシー、下に敷きつめてあるキャベツのサラダとの組み合わせもグッド。

コリス6.jpg

ふわふわでトロトロ、旨みリッチな「白子とウニのグラタン」(2900円)。パンでベシャメルを全部すくいとって食べきってしまいました。

いつもだらだら文章が長いのに、感想短めなのは理由があってのことで、以下雑感。
  • 食べ初めてまもなく、ワインがめちゃくちゃ欲しくなりましたが、この日は車だったのでアルコール類は飲めませんでした(T_T) 特に黒板メニュー系なら必須ではないかと。飲めない時は洋食系メニューにしたほうが安全(笑)だと思いました。
  • 少なくともこの日は、「塩加減しっかり目」に感じました。だから余計にワインが欲しくなったのかもしれませんが、同行した妻(かなりの薄塩好み)にとっては正直なところちょっときつかったようです。僕は全然オッケーだったんですがね。
  • 「洋食屋」というイメージで行くと、メニューを見た限りでは安いとはいえないので、ちょっと違和感感じるかも。でも、実際食べてみたらどれもこれもポーション大目だし、内容含めて納得行くはず。隣の人が食べてた「焼フォアグラ」なんて、なんじゃあれは!って感じのでっかさやったです。お堅い雰囲気のお店ではないので、一皿を何人かで分けて色々食べるのが一番の楽しみ方かと。
  • 料理の守備範囲が広いし食べたいものがあまりに多すぎて、たかだか3品食べただけでなんだかんだと書く気になれませんでした。その上、とにかくワインも飲めなかったし(笑)

次回はぜひそれなりの人数をそろえて、ワインも飲んでってパターンで来たいんだけど、さてそれがいつになることやら。カツサンドを初めとする洋食群もかたっぱしから攻めてみたいし、とにかく次回以降がむっちゃくちゃ楽しみなお店です!♪


{お店データ}
住所:京都市東山区松原通大和大路東入2丁目轆轤町101
電話:075-561-9281 営業時間:11時半〜20時頃 定休日:火曜

Comments

Melody2007/11/28 03:30 PM

またすごいお店ご存じなんですね。白子とウニのグラタンなんで最高に魅力的。前から京都の洋食には高めの価格設定だけれどすごいお料理があると思っていました。
何年か前、父の仕事の集まりが祇園であったの
ですが、御一緒した方が(高校生の頃から祇園
で遊んでいらした)お土産にビフカツサンドを
下さったんです。4センチくらいの厚さの上等のフィレ肉が使ってあり「すごいねー」と美味しく頂いたんですが、後日、京都の割烹の料理長に
聞いたら有名なステーキハウスのでなんと1万
5千円するんですって。考えられないでしょ。
でも祇園界隈はそういうのが通るみたい。京都
はすごいなと思いました。

ish2007/11/28 09:47 PM

Melodyさん>
このお店、すごくMelodyさん向けだと思います。
京都と言えば和のイメージがありますが、実は洋食やフレンもいい店が多いですよね。やっぱり懐が深いんやなあと思います。
1万5千円のビフカツサンドって凄いですよね。
でも、それって僕にとっては全く別世界の食べ物です。

Melody2007/11/29 02:05 PM

私にとっても全く別世界の食べ物です。
たまたま頂いただけで、自腹では絶対
食べられません。
祇園で遊ぶような人の金銭感覚って
我々とは違うんです。

ish2007/11/29 05:35 PM

Melodyさん>
>私にとっても全く別世界の食べ物です
(失礼ながら)でしょうねえ(笑)

そういう世界にいない自分を不幸だとは思いませんが、機会があれば一体どんなものか経験できればなあとも思います。
僕らの世界でも充分楽しいですもんね。

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