懐かしの冷麺に再会〜太陽軒バンボシェ(京都・百万遍)
Posted ish / 2007.09.01 Saturday / 11:06
追記)残念ながら閉店しました。コメント欄をご参照ください。
今は昔。何かのガイドブックで、永六輔さん(だったと思う)が「ここの冷麺は日本一」と評しているのを見かけました。店の名は太陽軒、場所は京都の河原町三条下ルにあるBALビルの筋をちょこっと東に入ったところ。小さなお店だけれどメニュー数はけっこう豊富、でもそこで僕は冷麺以外食べたことがありません。お店のことを知った当時は京都にいたので、それなりに懐が温かくて(けっこうな値段だった)河原町辺りにいる時、年中あるそこの冷麺をよく食べに行ったものでした。
時が経ち、社会人になってからは京都は時々訪れる街になりました。それでもごくたまに太陽軒に行っていたのですが、確かバブルの頃だったでしょうか、久しぶりに行ってみるとお店がなくなってしまっていました。
もうあの冷麺は食べられないものと思っていたところ、数年前に、なくなったのではなく百万遍近辺に移転したとの噂をききました。なかなかあの辺りに行く機会もなく、うっすら意識していた程度だったところ、先月京都に行った時にたまたまお店の前を車で通り、看板を目にしました。これは日を改めて行かねばと思い、後日のとある日曜に行ってみたら…こういうことで空振りorz
営業時間が平日の昼間のみの上に、ネットで得られた情報によると、かつて通年メニューだった冷麺は7,8月のみとのこと。せっかくお店と再会できたのに、もう1年待つとしたらかなり辛いところですが、運良く数日前が平日休みだったのでギリギリセーフで間に合いました。
現在の店名は「太陽軒バンボシェ」。改名の理由は一時期洋食屋さんだったから、バンボシェってなんじゃいと思ったら、フランス語で「おなかいっぱい食べる」「楽しんで食事する」という意味だそうです。
その結果、洋食のコックさんの人形が持つランチメニューのほとんどが中華系、気まぐれランチのみ洋食という「華洋折衷」状態。お店の外観もどっちかというと洋風だし、知らない人にとってはかなり変わった店に見えるでしょうね。平日ということもあるのか、店内には観光客っぽい人は見あたらず、近くの京大関係者らしき人が多いように思いました。
こちらが10年以上ぶりに再会した冷麺(800円)。とはいえ僕の記憶とは少し違っていて、かつてのそれは具が焼豚とキャベツだけだったのに、錦糸玉子・キュウリ・シソがプラス。あの潔さが好きだったのになあと思いつつ、かなり甘めのつゆは記憶通り。これにたっぷりめに辛子を加えて食べるのが好きなんです。
具と麺の下には氷が隠れている心遣いも昔のまま。抜群においしかった麺そのものの味が少し変わったように思うのは、時の流れのせいか。
お店で伺ったところによると、7、8月限定ということもなく暑い間はやってるそうなので、来週くらいならまだ間に合うかもしれません。とにもかくにも、この店が発祥の地ともいわれる(真偽は定かではない)冷麺を久しぶりに、しかもギリギリセーフで食べることが出来てほっと一安心?という感じでした。
{お店データ}
住所:京都市左京区田中門前町95 電話:075-781-6456
営業時間:11時半〜14時頃 定休日:土日
※営業時間・定休日はお店の掲示に従いましたが、一時的なものかも知れませんのでご注意下さい。
今は昔。何かのガイドブックで、永六輔さん(だったと思う)が「ここの冷麺は日本一」と評しているのを見かけました。店の名は太陽軒、場所は京都の河原町三条下ルにあるBALビルの筋をちょこっと東に入ったところ。小さなお店だけれどメニュー数はけっこう豊富、でもそこで僕は冷麺以外食べたことがありません。お店のことを知った当時は京都にいたので、それなりに懐が温かくて(けっこうな値段だった)河原町辺りにいる時、年中あるそこの冷麺をよく食べに行ったものでした。
時が経ち、社会人になってからは京都は時々訪れる街になりました。それでもごくたまに太陽軒に行っていたのですが、確かバブルの頃だったでしょうか、久しぶりに行ってみるとお店がなくなってしまっていました。
もうあの冷麺は食べられないものと思っていたところ、数年前に、なくなったのではなく百万遍近辺に移転したとの噂をききました。なかなかあの辺りに行く機会もなく、うっすら意識していた程度だったところ、先月京都に行った時にたまたまお店の前を車で通り、看板を目にしました。これは日を改めて行かねばと思い、後日のとある日曜に行ってみたら…こういうことで空振りorz
営業時間が平日の昼間のみの上に、ネットで得られた情報によると、かつて通年メニューだった冷麺は7,8月のみとのこと。せっかくお店と再会できたのに、もう1年待つとしたらかなり辛いところですが、運良く数日前が平日休みだったのでギリギリセーフで間に合いました。
現在の店名は「太陽軒バンボシェ」。改名の理由は一時期洋食屋さんだったから、バンボシェってなんじゃいと思ったら、フランス語で「おなかいっぱい食べる」「楽しんで食事する」という意味だそうです。
その結果、洋食のコックさんの人形が持つランチメニューのほとんどが中華系、気まぐれランチのみ洋食という「華洋折衷」状態。お店の外観もどっちかというと洋風だし、知らない人にとってはかなり変わった店に見えるでしょうね。平日ということもあるのか、店内には観光客っぽい人は見あたらず、近くの京大関係者らしき人が多いように思いました。
こちらが10年以上ぶりに再会した冷麺(800円)。とはいえ僕の記憶とは少し違っていて、かつてのそれは具が焼豚とキャベツだけだったのに、錦糸玉子・キュウリ・シソがプラス。あの潔さが好きだったのになあと思いつつ、かなり甘めのつゆは記憶通り。これにたっぷりめに辛子を加えて食べるのが好きなんです。
具と麺の下には氷が隠れている心遣いも昔のまま。抜群においしかった麺そのものの味が少し変わったように思うのは、時の流れのせいか。
お店で伺ったところによると、7、8月限定ということもなく暑い間はやってるそうなので、来週くらいならまだ間に合うかもしれません。とにもかくにも、この店が発祥の地ともいわれる(真偽は定かではない)冷麺を久しぶりに、しかもギリギリセーフで食べることが出来てほっと一安心?という感じでした。
{お店データ}
住所:京都市左京区田中門前町95 電話:075-781-6456
営業時間:11時半〜14時頃 定休日:土日
※営業時間・定休日はお店の掲示に従いましたが、一時的なものかも知れませんのでご注意下さい。
Comments
やっさん2007/09/01 11:57 AM
食べて見たい!!
けど、、、営業時間が、、(-_-;)
私には祝祭日しかチャンスがないですね。
ish2007/09/01 07:33 PM
やっさん>
この機会を逃すと来年以降になってしまうと、僕も焦ってしまいました。冷たい麺を食べられるのもあと1ヶ月ほどですかね。
か2007/11/07 12:14 PM
今週から閉まってるみたいです
改修だったか移転するって書いた張り紙がありました(記憶あやふやですいません)
今月末から営業再開と書いてありました
ish2007/11/07 03:25 PM
かさん>
情報ありがとうございます。
どうなるのか気がかりです。
か2007/11/10 03:56 PM
京都周辺で展開しているRajuというインドカレーのお店のポスターが貼ってありました
「インド人シェフがバラエティーなカレーを・・・」と書いてありました
移転とかは全く書いていなかったです
ish2007/11/10 04:47 PM
かさん>
わざわざありがとうございます。
どうやら残念な展開の可能性が高いようですね…
ぽん2008/01/03 10:18 AM
はじめまして。RAJUのカレーが好きなもので、百万遍にできて喜んでいたものの、行ってみたら大好きだった太陽軒バンボシェの後でショックを受けました。RAJUはRAJUでいいのですが、太陽軒のこと残念でなりません。自分のブログを読んでくれている人に懐かしい太陽軒のことを伝えたくて、行った日のブログからこちらのブログにリンクを張らせていただき、トラックバックさせてもらいました。こんもりとした冷麺おいしかったですねー。
ish2008/01/03 11:07 AM
ぽんさん>
ようこそお越しくださいました!そして、TBありがとうございます。
一旦空振りに終わったあとわざわざ再チャレンジする気になったのも、虫の知らせだったのでしょうかね。結果的にこの時食べた冷麺が最後になってしまいました。残念です。
今後ともどうぞよろしくお願いします!
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