Chez Moi(シェモア)(京都市中京区)
Posted ish / 2007.05.05 Saturday / 14:25

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まず出てきたのは「小さなオードブル」。右はピクルスなど、左のピュレっぽいのが、食べたことある味なのだけどなんだかわからなかったのでマダムに伺ったら、なんと賀茂ナスでした。食器も凝ってて楽しいし、出だしからイイ感じ。


こんもり盛り上がったパイを器の中に落とし込む、という例のスタイルで、こちらは落とし込んだ後。香りを閉じこめていたパイを崩すと、中からいい香りがホワ〜ンと溢れ出てきました。僕はフレンチの経験がそれほどないのでトリュフの香りにも馴染みがないのですが、これはおいしかった!筍のいい意味でのエグい風味と歯応え・トリュフの香りが合わさって、見かけは地味ながらこの日一番印象的な一品でした。

副題の「茶碗蒸し」に、「京のフレンチ」を感じます。ウニと玉子は出合いもの、まろやかで優しくてまったりしていて、流れをクールダウンさせてくれる役割のような気がしました。ずっと張り詰めているのもしんどいですもんね。


お店に入って席につくと、テーブルの上に今日のコース内容が書かれたカードが置いてありました。メインの肉料理は、こちらの他、ほろほろ鳥のフォアグラ詰め・牛タンの赤ワイン煮・トリュフ入り和牛のハンバーグ・和牛のフィレステーキの計5つの中から食前に選ぶことになっています。迷ったあげくこれを選んだのは、「おなじみ」と書いてあったから(笑) 僕にとってはどれも初めてだけど、お店の定番ということでチョィスしました。香ばしく焼かれた表面、ほんのり赤みが残る身はジューシー。量はさほどでなくとも厚めにカットしてあるので、濃く豊かな旨味がたっぷり伝わってきます。とはいえ、もうちょっと食べたかったなあ、これ。

デザートって色々食べてみたくて選択に困る場合が多いのですが、こういうスタイルは迷わなくていい?それとも選ぶ楽しみが減る?…難しいところですねえ〜
別途チーズをいただきつつそれなりにパンも食べ、白・赤ワインを飲りながらのこのディナー、量としては、ごくフツーの胃袋の持ち主の方ならちょうど満腹、僕的にはもうちょっといけますよといったところでしょうか。ソースは重くもなくたっぷりでもなく、お腹にもたれないので余計にそう感じたのでしょう。
料理はハイレベルであっても、肩肘張って乗り込まないといけないような雰囲気は全くなく、町屋を改装した小ぶりな店内はむしろくつろぎムードで一杯。柔らかくてあたたかいサービスが快いマダムとシェフとの二人三脚は、まるで誰かのお宅でごちそうになっているかのような雰囲気です。
…そりゃそうだ、なにしろChez Moi(私の家)ですもんね。ぜひ又おじゃましま〜す。
{お店データ}
住所:京都市中京区御幸町御池上ル西側 電話:075-212-2130
定休日:月曜 営業時間:12時〜14時(OS)、18時〜21時(OS)
※予約必須なので、必ず事前に電話などで連絡してください。また、場所がむちゃくちゃわかりにくいので、HPをご参考下さい。
Comments
優季2007/05/05 11:54 PM
なかなか京都で夜ごはん・・・は出来そうもなく
いつも、「いきたいな」と思うお店があっても
断念です。
1泊しないと、遅くなったら帰れないし(T_T)
いいですね〜〜。
ish2007/05/06 12:59 PM
優季さん>
神戸からだと、アルコール込みの京都の夜ごはんは気分的にもほぼ泊まりになってしまいますよね。
僕の場合、友人(独身)が超便利な所に住んでいるので助かっています。
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