二度あることは三度ある・下〜東京あっちこっち(2)
Posted ish / 2005.12.22 Thursday / 19:15
*このエントリーは「二度あることは三度ある・上〜東京あっちこっち(1)」の続きです。
「東京あっちこっちシリーズは、こちらのリンクで全て表示されます。
ショックのあまり頭ン中真っ白・お腹は空っぽとはいえ、せっかくめったに来られないような所に来たんだから、それなりのものを食べないことには腹の虫が収まらない。モーローとした気分のまま持ってきた地図を見てみると、そこに「言問(こととい)」という地名を発見。言問といえば、「だんご」。昼食にはいささか物足らなさそうとはいえ、噂に聞く「言問団子」をお店でいただくというのもこれまたオツなものではないかいな。
…ていうか、実際のところはあれこれと考える余裕もなし。場所もわからん、営業時間・定休日もわからん状態で不安も一杯ながら、とにかくその辺り(どこやねん)を目指し徒歩で出発しました。
交番が見つかったのでお巡りさんにお店の場所を尋ねたら、管轄区域外でよくわからないとのことでしたが、大体の位置を教えてくれました。で、そっちに行ったら言問団子の案内看板発見!よーし、これでオッケー。
でも二度続けて振られてるしなあ、二度あることは三度あるっていうしなあ、けど三度目の正直って言葉もあるしなあ、とウダウダと一抹の不安をかかえながら黙々と歩いていると…
こんなバス停発見。なんせ創業江戸末期というくらいですから、当然バス路線なんかよりずーっと昔から商いなさってます。ちなみに近くにある橋や桟橋(船着場)もこのお店にちなんで名づけされたとか。
バス停があるということはお店もすぐそばにあるはず。犬と散歩されている方に場所を尋ね行ってみると…
orz。そうでしょうそうでしょう。
言問団子さんが悪いわけでもなんでもなく、まさにこれは神が与えたもうたシナリオ。
しょうがないです…
「東京あっちこっちシリーズは、こちらのリンクで全て表示されます。
ショックのあまり頭ン中真っ白・お腹は空っぽとはいえ、せっかくめったに来られないような所に来たんだから、それなりのものを食べないことには腹の虫が収まらない。モーローとした気分のまま持ってきた地図を見てみると、そこに「言問(こととい)」という地名を発見。言問といえば、「だんご」。昼食にはいささか物足らなさそうとはいえ、噂に聞く「言問団子」をお店でいただくというのもこれまたオツなものではないかいな。
…ていうか、実際のところはあれこれと考える余裕もなし。場所もわからん、営業時間・定休日もわからん状態で不安も一杯ながら、とにかくその辺り(どこやねん)を目指し徒歩で出発しました。
交番が見つかったのでお巡りさんにお店の場所を尋ねたら、管轄区域外でよくわからないとのことでしたが、大体の位置を教えてくれました。で、そっちに行ったら言問団子の案内看板発見!よーし、これでオッケー。
でも二度続けて振られてるしなあ、二度あることは三度あるっていうしなあ、けど三度目の正直って言葉もあるしなあ、とウダウダと一抹の不安をかかえながら黙々と歩いていると…
こんなバス停発見。なんせ創業江戸末期というくらいですから、当然バス路線なんかよりずーっと昔から商いなさってます。ちなみに近くにある橋や桟橋(船着場)もこのお店にちなんで名づけされたとか。
バス停があるということはお店もすぐそばにあるはず。犬と散歩されている方に場所を尋ね行ってみると…
orz。そうでしょうそうでしょう。
ここはやっぱりお休みでないと(火曜定休)オチがつかんもんなっ!!
言問団子さんが悪いわけでもなんでもなく、まさにこれは神が与えたもうたシナリオ。
しょうがないです…
でもでも、迷える子羊役はこれにて終了。三度の空振り、禊は済んだ。変な話ですが、ある意味では言問団子さんがお休みでホッとしました。もうこれで大丈夫。
お腹ペコペコなのに妙に余裕が出てきたのは、禊終了に加えて、ここに来る前に「長命寺桜もち」の看板を見かけていたからなんです。実は、以前友人から言問団子のことを教えてもらった時、近くに長命寺桜もちもあるよと言われていたのを思い出していたので、「団子がだめでも桜もちがあるさ」と楽観してました(^^)
こちらも享保二年(1717年)創業を誇る老舗、言問団子とは文字通り目と鼻の先、「当然」この日は営業されています(爆) 店内に入ってみると、意外にあっさりした造り。お店の左手で食べることが出来ます。
桜もち一個とお茶つきで250円、追加は180円。一個につき塩漬けの桜の葉が三枚使われ、お店の名前が焼きこまれた木箱に入って供される姿が簡素で上品な美しさを感じさせます。
関東地区で桜もちがどの程度一般的な食べ物なのかは知りませんが、関西では和菓子屋さんの定番の一つといっていいでしょう。で、事前に友人に聞かされていた情報がもう一つ、関西で通常親しまれている桜もちと、関東の(少なくともこちら長命寺の)桜もちは造りが違っていて、関西のは「道明寺桜もち」とも呼ばれているそうですね。
追記:単純に関西・関東で分けられないようです。
お行儀が悪いのは承知の上で、桜の葉をめくってみました。お餅の部分が関西風のもち米粒々タイプとは違い、薄く焼いたお餅で餡が包まれています。
もちろん元の姿に戻し、葉っぱごとパクッとイってみました。ほのかな桜の香りは、この季節でいうなら小春日和チック。塩漬けの葉っぱはさすが東京、関西のものよりかなり塩分が残っていて、僕にはしょっぱく感じました。でもこれもまたこの土地ならではの味わい。渋めのお茶と一緒に、おいしく(当然二個)いただきました。東京の歴史と下町が感じられる、穏やかなひと時が快適〜
(なおこちらのサイトによると、本来のお店の名前は「山本や」、葉っぱは好みに合わせてはがして食べるそうです。どうりでしょっぱかった訳だ…)
さあ、禊も終わって気分爽快!やっと東京右往左往のスタートを切ることが出来ました。
{お店データ}
*言問団子
住所:東京都墨田区向島5-5-22 電話:03-3622-0081
営業時間:9時半〜18時 定休日:毎火曜、月末火曜水曜連休あり
*長命寺桜もち
住所:東京都墨田区向島5-1-14 電話:03-3622-3266
営業時間:9時〜18時 定休日:月曜
お腹ペコペコなのに妙に余裕が出てきたのは、禊終了に加えて、ここに来る前に「長命寺桜もち」の看板を見かけていたからなんです。実は、以前友人から言問団子のことを教えてもらった時、近くに長命寺桜もちもあるよと言われていたのを思い出していたので、「団子がだめでも桜もちがあるさ」と楽観してました(^^)
こちらも享保二年(1717年)創業を誇る老舗、言問団子とは文字通り目と鼻の先、「当然」この日は営業されています(爆) 店内に入ってみると、意外にあっさりした造り。お店の左手で食べることが出来ます。
桜もち一個とお茶つきで250円、追加は180円。一個につき塩漬けの桜の葉が三枚使われ、お店の名前が焼きこまれた木箱に入って供される姿が簡素で上品な美しさを感じさせます。
関東地区で桜もちがどの程度一般的な食べ物なのかは知りませんが、関西では和菓子屋さんの定番の一つといっていいでしょう。で、事前に友人に聞かされていた情報がもう一つ、関西で通常親しまれている桜もちと、関東の(少なくともこちら長命寺の)桜もちは造りが違っていて、関西のは「道明寺桜もち」とも呼ばれているそうですね。
追記:単純に関西・関東で分けられないようです。
お行儀が悪いのは承知の上で、桜の葉をめくってみました。お餅の部分が関西風のもち米粒々タイプとは違い、薄く焼いたお餅で餡が包まれています。
もちろん元の姿に戻し、葉っぱごとパクッとイってみました。ほのかな桜の香りは、この季節でいうなら小春日和チック。塩漬けの葉っぱはさすが東京、関西のものよりかなり塩分が残っていて、僕にはしょっぱく感じました。でもこれもまたこの土地ならではの味わい。渋めのお茶と一緒に、おいしく(当然二個)いただきました。東京の歴史と下町が感じられる、穏やかなひと時が快適〜
(なおこちらのサイトによると、本来のお店の名前は「山本や」、葉っぱは好みに合わせてはがして食べるそうです。どうりでしょっぱかった訳だ…)
さあ、禊も終わって気分爽快!やっと東京右往左往のスタートを切ることが出来ました。
{お店データ}
*言問団子
住所:東京都墨田区向島5-5-22 電話:03-3622-0081
営業時間:9時半〜18時 定休日:毎火曜、月末火曜水曜連休あり
*長命寺桜もち
住所:東京都墨田区向島5-1-14 電話:03-3622-3266
営業時間:9時〜18時 定休日:月曜
Comments
kobe_kita2005/12/22 07:36 PM
私もこちらの桜餅大好きです。
まさか天丼から桜餅とは・・いい意味で期待を裏切られました(笑)
関西風のも好きですが、「桜餅」というとこちらのが欲しくなってしまいます。
しかし・・3軒連続でフラれなくてよかったですね。
ish2005/12/22 11:05 PM
kobe_kitaさん>
天丼→桜餅となんの脈絡もありません。如何にパニクってたかお察し下さい。
kobe_kitaさんは、もともと東京(関東圏)の方なんですかね?僕はこのタイプの桜餅は生まれて初めて食べました。
>しかし・・3軒連続でフラれなくてよかったですね。
違いますって!!京都から通算したら、「自分の行きたいお店」に3軒連続なんです!!(笑)
ノルマ達成気分で、逆に今は爽快です。
kobe_kita2005/12/22 11:35 PM
いえいえ、生まれも育ちも兵庫県です。
東京で働いていた頃に、知人から頂いて以来ハマりました。
おはぎより白玉、粒餡より漉し餡、関西風の桜餅より↑の桜餅、といったところでしょうか。
ほんとだ、4軒でしたね・・桜餅のおいしさもきっと倍増ですね。
ish2005/12/23 01:39 AM
kobe_kitaさん>
>おはぎより白玉、粒餡より漉し餡
これは僕と一緒です。
でも、桜餅はやっぱり慣れ親しんだほうがいいなあ。
もちろん↑の桜餅もおいしかったんだけど。
えて吉2005/12/23 06:28 PM
うちはカニに振られましたが、ishさんは
きっちり3連ちゃんですか・・・。
残念でしたねぇ。
でも、実は神さんがブログでええオチになるように
気ぃ効かしてくれたんちゃいます?
当たり前に思う同じ名前のお菓子でも地方が変わると
違うって面白いですね。
禊ぎ以後のネタに期待です。
ish2005/12/23 06:54 PM
えて吉さん>
ほんまにええオチつけてくれる神さんです。
何が目的なのかはようわかりませんが(笑)
昔からの和菓子には特徴があっておもしろいですね。季節感を重視した細やかな美的感覚は、日本が誇れるものだと思います。
東京ネタ、多分あと3つくらい続くと思いますのでお楽しみに。
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