【旧】foodish:”雑”食記

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好き嫌いがあるのは不幸?

Posted ish / 2005.04.29 Friday / 00:37

今でこそ「食べたことはないものはあっても、食べられないものはない」という僕ですが、子供の頃は好き嫌いが激しく、特に魚や野菜は食べられるもののほうが少ないくらいでした。でも、親を含めた回りから、「好き嫌いせず、なんでも食べなさい」と言われた記憶がほとんどありません。

誰かから言われたわけでもなく、自発的にそれまで食べられなかったものをなんとなく食べてみようと思い始めたのは、高校に入ってから。今の僕を知っている人からすれば信じられないかもしれないけど、例えば生のトマトを食べられるようになったのは高3の頃なんですよ(^^; ある日の夏、友人の家でごちそうになった時に出てきた、冷やしたトマトにマヨネーズがかかったやつ。いまだに理由はわからないけど、何故か「食べてみよう」という気になったんです。迷うことなくお箸で口に入れてみたら…「うまいやん!」
その時からトマトは僕の大好物になりました。不思議なもんですねえ。

そんなこんなの過程を経て、なんでも食べられるようになった僕が、とある時、好き嫌いが多いある友人に冗談半分で「嫌いな食べ物多いねんなあ、不幸やなあ」と言ったことがありました。そしたらその友人は、「嫌いやねんから食べたいと思わへんもん。そやから不幸やなんて思たことない」とノホホンと返してきました。

これ聞いて、眼からウロコが落ちましたねえ。
好き嫌いが多かった過去を持っていた僕からすれば、なんでも食べられる今のほうがいい。でも、その価値観を、今好き嫌いが多い友人に当てはめても仕方がない。彼の価値観からすれば、食べられないものがあることは不幸でもなんでもない訳だから。
彼から前述の言葉を聞くまで、そんな当たり前の事に気がつかなかったんです。その友人は、意図があってそんな発言をしたわけではなく、ただ思ったままを口にしただけでした。でも、僕にとってはとてもいい勉強になった一言でした。

食べ物でもなんでも一緒。こんなにおもしろいのに、こんなにいいものなのに、と思っても、それを人様がどう判断するかはその人次第。当然のことなんですけどね。
え?それがわかってるなら、こんな押しつけがましいblogなんてやるなって?
まあまあ、そう言わずに。もしいくらかでも共感してくれる人がいたら楽しいじゃないですか。本質的に、僕っておせっかいなもんで(笑)

Comments

しずか2005/04/29 09:06 AM

私が唯一どうしても食べられない(飲み込めない)ものは“生肉”です。
間違って口に入れてしまったときの苦しみといったら。。(^^ゞ
子供の頃はお刺身もダメでした。家族は食べるのに私だけ別メニューでした(笑)
今は少しなら食べられるようになりましたが、どのお魚のお刺身でも同じ味です(^^;
「なんで〜おいしいやん」て言われると辛いですね・・・
そう考えると人の価値観なんて人それぞれですから
それで人を困らせないようにしないといけませんね。

おがちゃん2005/04/29 09:14 AM

 刺身が嫌いな人って多いですよね、ある人に言わせるとあのグニュグニュした食感が嫌なんだとか。
 私のいとこが10歳くらいまで牛乳しか飲めずに(おかずどころかごはんも駄目)学校給食で苦労していたのを思い出しました。30歳すぎた頃に寿司が食べれるようになっていたのが驚きでしたね。

ish2005/04/29 10:24 AM

しずかさん>
生肉駄目な人って生魚駄目な人より多いような気がします。魚も肉も生き物やんか!って言われても、どうしても肉は火を通して食べるものってイメージあるし。
僕もユッケ食べられるようになったのは、ハタチ過ぎてからでした(^^)

おがちゃんさん>
生ものはおいしいかどうかということ以外に、衛生面での心理的なものが働くんでしょうね。
それにしても、牛乳がダメで給食嫌な人ってけっこういましたが、牛乳だけOKというのは相当嫌な思い出があるでしょうねえ。

えて吉2005/04/29 09:35 PM

前にもどこかの記事で少し似た内容のことを書いてはりましたよね。

ホント、今のブログを拝見してると意外ですよ。

好き嫌い多い人には、外食する時に苦労するやろうなぁってな、一種の同情を覚えることはあります。

相手のことを不幸やとは思いませんが、好き嫌いが少なく、
なんでも食べてみようと思える自分のことは、幸せ(ラッキー)やと思います。

ish2005/04/30 10:04 AM

えて吉さん>
「新しいご馳走の発見は人類の幸福にとって天体の発見以上のものである」って言葉がありますよね。
そこまで大げさでなくとも、新しい食べ物との出合いは幸せだと思うんですがね。その価値観も、人それぞれってことで。

けいこ2005/04/30 03:30 PM

好き嫌いというのは確かに本人の勝手です。
誰でも普通は親になるもんだという乱暴な仮定の下では
大人になっての好き嫌いはあってはならないような気がします。

だってお母さんが好き嫌いあったら嫌いな食材は食卓にのぼりにくいでしょう?
お父さんが嫌いなものはやはり中々食卓に上らない。

前に書いた、キッチンが汚れるから奥様がほとんどお料理をしないお宅の食卓はどんなんだろうといつも想像します。
お料理をしない理由のひとつもだんな様の好き嫌いの多さもあると思うのです。
だって、なんでも食べてくれる人なら作ってみたくもなりますよね?

そういう食卓で育っていくお子さんがいて
好き嫌いは連鎖していく。

人事ながら怖いのです。

ish2005/04/30 04:13 PM

けいこさん>
>そういう食卓で育っていくお子さんがいて
>好き嫌いは連鎖していく。
確かに生まれ育った環境の影響は大きいですね。
けど、僕自身の経験から言えば、好き嫌いが多かったのは僕自身であって、両親はそういうことはなかった。年代も年代なので、習慣としてエスニックとかそういうものには馴染みがなかったけど。
成長して親離れして、巣立ってからの環境で自分がどう変わるかは本人次第。ベーシックには親元での環境で培われた自分が土台になるわけだから、その土台はすごく大事だし影響力もある。そこからどう積み上げできるかでしょう。
例えば、色々なものを食べたり、いい音楽や絵を楽しんだりできたほうがいいという価値観を持たないとするなら…それはそれで仕方ないですね。
ただ、自分はそうありたくないし、自分の子供もそうあって欲しくない。この点はけいこさんと僕の共通点であると確信しています。

価値観は一人一人のものだから、おしつけることはできないし余計なことかもしれない。でも、もし気づいてないなら、何かをきっかけに、ああそうなんかと気づくことができたらいいですよね。とりあえずは何事も受け入れるだけの柔軟さを、いくつになっても持ち続けていたいなといつも思ってます、ハイ。

maple2005/05/01 03:55 PM

ishさん、はじめまして。
先日は私のブログの方へコメントいただき、ありがとうございました。ご挨拶が遅れて、どうもすみません。
MyblogListへも、こちらが勝手に入れさせて頂いてたものを、ishさんにもリンクしていただいて、本当に嬉しい限りです。ありがとうございます!

そうそう、トマト、私も大好きです。おいしいですよね〜〜。生で食べてもよし、焼いてもよし、ホントすばらしい食材(野菜)ですよね。体にもイイですし。

そして、やはり、作り手の好き嫌いが食卓に出てしまう…耳の痛いコトバです(汗)。そういう風にならないように、がんばらねばいけないですね。。

おいしそうなお店の写真や、ishさんの手料理フォトなど、とても見所満載の、楽しいブログですね。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします〜〜。

ish2005/05/01 05:18 PM

mapleさん>
ようこそお越し下さいました!
先日は変なコメントでスミマセンでした(^^ゞ
どうしてもあのネタ書きたくなったもんで…

トマトおいしいですよねえ。今や大好物です。
今後ともどうぞよろしくお願いしますっ!

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