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台湾旅行記4〜蘇杭餐廳(スーハンツァンティン)

Posted ish / 2013.11.04 Monday / 14:45

今回の台湾旅行では、どこで何を食べるか事前に細かいところまで調べていませんでした。日数少ないし自由行動時間あんまりないし、食べ物屋なんて溢れるほどあるだろうからなんとでもなるだろうと。そうしたら、事前に候補に入れていた阜杭豆漿に「是非行っておいで」と背中を押してくれた「信頼できる情報筋」から、ここも是非とツイッターで勧めてくれる店があったもんで、自由行動日の昼に行ってみることにしました。
情報筋によるとその店はどっちみち行くつもりだった台湾大学の同窓会館だったかに入ってるとかで、それならちょうど都合がいい。ところが現地に着いて学内マップを見ても見当たらない、何人かの人に訊いてみたけどそんなの知らないで全然見つからな〜い。ネットが繋がる環境になかったもので情報筋に連絡もつかず、どうしようと思ってたら、何人か目に尋ねた人がものすごく親切で、自分は心当たりがないが調べてみましょうしばらくここで待っていて下さいということで、研究室かなんかに戻って検索したものをプリントして持ってきてくれました\(^_^)/ やさしぃ〜い!いい人ぉ〜!

20130925蘇杭餐廳

台湾大学って本キャンパス以外に3箇所のキャンパスがあるらしく、目的の場所は医学院キャンパスの近くでした。車で行くのが一番便利とのことで、台湾で初タクシー拾って15分ほどで到着しました。ちょっと手間取ったけれど、これもまたいい経験・いい想い出。

20130925蘇杭餐廳

目的のお店はこの「台大学友会館」の2階にあり。入り口近くにランチメニューの看板みたいなのがあって、ガラス戸開けるとすぐにお店があるんだけれど、くどいくらい「1階じゃなくて2階!」って聞かされてたので、なんかようわからんがとにかく店の入り口を素通りしてエレベーターで2階に行きました。

20130925蘇杭餐廳

エレベーターの扉が開いたらいきなりこんな光景。エントランスすっ飛ばして、いきなり現地の皆さん絶賛会食中の中に現れてしましました。(別のルートが正解だと、帰りに判明)

20130925蘇杭餐廳

帰ってから調べてみたらこちらの「蘇杭餐廳」は江浙料理のレストランで、1階は恐らくそのカジュアル版、2階はやや高級。江浙料理って聞いたことなかったんだけど、6つに分類されるという台湾での中華料理カテゴリーの一つだそうです。

20130925蘇杭餐廳

入店したのが13時頃。ほぼ満席の店内で一つだけあいていた円卓を案内され、ひょいと出されたのがこちらのメニュー。日本語表記入り・めっちゃ食欲をそそる美しい写真付き・これまで見たこともないような料理多数。全部で20ページほどもあり、こんなのどれ選んだらいいかわからない〜!お昼の営業時間残り少なそう、2人だと食べられる量も限られてるし、うーん、どうしよう…


かなりラフな撮り方で申し訳ないんですが、ほぼ全てのメニューをスライドショーにしてみましたので、ご興味のある方は上の写真をクリックしてみて下さい。こんなサイズじゃ読めないというかたは、大きいサイズのスライドショー←(リンクしてます)でどうぞ。


20130925蘇杭餐廳

営業時間が残り少なく一品の分量がよくわからない中、どれを食べるか決めねばなりません。最初の選択は、「麻辣口水雞/唐辛子の鶏肉」ってメニューに書いてありますが、蒸し鶏のチリソース風味って感じでしょうか。僕の勘違いなのかなんなのか理由がよくわかりませんが、辛味はほとんど感じず。すごーくしっとりした蒸し鶏にひたひた薄味スープって感じ。暑い中あわててやってきたスタートのチョイスとしては正解でしたかね。これで一品でそこそこのボリュームがあることを確認。

20130925蘇杭餐廳

見たこともないような料理が一杯なのにもかかわらず選んでしまった「清炒蝦仁/えびいため」。最初が鶏だったので海鮮どれしょうかなあと思ってたら、これが目に入ったんです。以前香港で食べた時においしかったのが印象に残ってるからかな。最初の蒸し鶏同様、シンプルなおいしさ。


20130925蘇杭餐廳

こちらは、メニューの写真見てルックスに惚れてオーダーした「蜂蜜老南瓜/カボチャの蜂蜜煮」。型崩れなくきっちり味がしみこんだカボチャの冷製で、ナツメの風味がプラスされた優しく自然な甘味が魅力な見目麗しき一品。ただし、けっこうボリュームがあるので食べ進むうちにお腹が膨らんできます…

20130925蘇杭餐廳

本来のメニューが難しい漢字なので日本語だけで表記すると「豚肉と雪菜入り焼きもち」。一つ前のカボチャを食べ始めた頃にラストオーダーを取りに来たので、〆に何かしらデンプン質系をと選んだんですが、カボチャ腹のあとでのこれはちょっとキツかった(-_-;)
雪菜ってのは、日本では山形あたりで作られている白っぽいの、今回のは野沢菜に似た感じで中国江南地方で作られている芥子菜の一種だそうな。刻んだ豚肉が混ざった薄味のアンに雪菜の風味が合わさった、なんちゅうか田舎っぽいテイストを感じさせてくれる、個人的にはかなり好みな一皿でした。

お店に入ってメニュー見て、こりゃ一品でそれなりのボリュームがありそうと思ってたとおりで2人ではこれが限界でした。この店の感想を一言で表すなら「不完全燃焼」に尽きます。食べてみたいモノが多すぎる。出来ることなら回数重ねるとか多人数で来るとかしてみたいなあと、熱烈再訪希望。

参考:「最完美的感動」←中国語?のブログですが蘇杭餐廳・台中店での食事がアップされています。料理写真多数。できるならこれくらい食べてみたかった!

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