【旧】foodish：”雑”食記

ひろめ市場で軽く一杯の後、あちこち店を物色したあげく腰を落ち着けることに決めたのは「葉牡丹」。偶然見つけたお店ではなく、出発前に「高知　居酒屋」ってなテキトーなワードを入れて検索したら上位に引っかかってきた、高知なら知らない人はいないともいわれる有名店です。



検索上位の店に入るのも安易な気がするしなあと思ってたんですが、とりあえず行ってみたらいい面構えだったし、メニューも品数豊富でリーズナブルだし地方色も楽しめそうだし、ってことでえて吉さんも気に入ってくれたもんで、とにかく入ってみようと。



(左)店に一歩足を踏み入れてみれば、なんとなく感じがわかります。あ、この店大丈夫。さすが創業50余年の有名店、長く続いてる店には理由があるはずなんです。
(右)あらかじめ調べていたので、品数豊富で安いのは承知の上。壁のあちこちに貼られた品書きの他、卓上メニューにも色んなアテがあって、よりどりみどりで間口が広い。


よそ者としては、やっぱり今までに知らないものとか、本場ならではのものを食べてみたいと、2人でメニューを眺めつつ検討を重ねた結果…



(左)えて吉さんが選んだ「ホルモン煮込み」170円、(右)僕が選んだ「もみなす」390円。全然高知らしくないやん！
…でも、なんとなく食べてみたかったんやも〜ん。珍しくはないけど、どっちもおいしかった。普段食べてるものだけに、比較対象としては良かったかも。



こういうことではイカン、やっぱり地物をいっとかなあかんでしょうということで、カツオとウツボのたたきの盛り合わせ(1050円)。高知名物として有名な前者は、かなりのぶっとい切り身で食べ応えがありました。馴染みのない後者は、ひろめ市場で食べてみたかったけど売り切れだったので、ちょうど良かったです。
一軒目でビールは飲んでいたので、ここでは土佐鶴の冷やに切り替えてワッサワッサ、2人でお銚子4本飲んだようです。


関西では見かけた記憶がない「メヒカリ串焼き」360円。メヒカリって、目が光るからだろうなって思ったらやっぱりそうでしたの、深海魚。僕らが食べたのは5〜6cm、旬は寒い時期なのでこれは一夜干しの冷凍品でしょうか。味はすごくあっさりして脂が上品なシシャモって感じで、日本酒によく合いました。

その他、串煮込みってなんだろうと思って玉子と下足を注文したら、まるでおでんだったので拍子抜けしたりして、これでお勘定は2人で3350円。そんなに注文してないとは言え、ほとんど立ち飲み価格で安ぅ〜　次に行ってみたいお店もあったので早めに切り上げましたが、さすが歴史あるだけあっていいお店でした。


この後は事前に下調べした中から、2軒をハシゴ。一軒目は京都の喫茶フランソワにちなんで名付けたというバー・「フランソワ」。オーナーの鈴木さんや弟子の三好さんともお話ができ、楽しいお酒のいいバーでした。
2軒目は帯屋町にあるカフェバー・「青い花」ってとこ。マダムのお話が面白く、ここも楽しかったなあ。(って内容はあまり憶えてないんだけど)